「おつむてんて~ん♪」
新井一典(第12話)
概要
『忍者戦隊カクレンジャー』第1話「忍者でござる」、第2話「危ないオバサン」 に登場。
人間態は眼鏡を掛けた男性で、現代社会に馴染んだ結果頭の皿が貯水タンクに変化して水辺から離れて活動できるようになった他、得意なスポーツが相撲からサッカーへと変化した。
キュウリ型の爆弾やボールを敵に飛ばす能力を持つ。また、“封印の扉”が開く前から多少の幻術を扱う事ができた模様。
戦国時代に封印を免れた妖怪たちの1人であり、所帯持ちでロクロクビの旦那でもある。
感情の起伏が激しく人の心理を巧みに操る術に長けており、戦いの際には非情な一面を覗かせるが、妻と仲は観ているこっちが恥ずかしくなる程の超ラブラブで、子供も授かっていたようだが、人間の毒で失うという哀しい過去を持つ。また、後述する経緯から、本作における全ての元凶ともいえる存在でもある(ちなみに裏設定によるとこの功績から仲間内では英雄として賞されているらしい)。
活躍
人間に化けて仲間達の妖怪エネルギーを封印した隠流忍者の末裔であるサスケとサイゾウに儲け話を持ち掛けることで唆し、2人に“封印の扉”を開かせてヌラリヒョン&妖怪エネルギーを現代に解き放ち、長きにわたる戦いの幕開けのきっかけを作った。
最後は“妖怪エネルギー”を浴びて夫婦で巨大化し、妖怪忍法・妖魔空間でレッドを翻弄するも、ホワイトの加勢で出来た隙を付かれて放たれた『サルダースライサー』を受けて愛する妻と共に子供が待っている世界へと旅立っていった。
第12話で妖怪レプリカ軍団の1体として再登場。右腕と両足が機械化され、鋭い鎌を右腕に武装している。戦闘ではニンジャレッドと対峙している。得意の飛び掛かり攻撃で先手をとろうとするレッドに対し、頭突きで反撃するカッパ。ニンジャレッドはカッパの動きに対応出来ず、自ら勢いをつけて急所である腹と胸にカッパの硬い頭をめり込ませる羽目になってしまった。
初っ端から急所に大ダメージを受けたニンジャレッドはその後の斬り合いでも動きが悪く、ダメージを負った腹と胸を一方的に何度も斬りつけられてしまった。何とか反撃しようとカッパの鎌を受け止めるも、その隙にカッパは空いた手でニンジャレッドの首を締め上げる。ニンジャレッドの首を締め上げながら左右に振り回し、ひとしきり喘がせた後、崖下に向かって投げ飛ばす。崖から落とされる際、宙を舞うニンジャレッドは恐怖心からか、らしく無いほどの絶叫の悲鳴を上げていた。その後崖の土砂で出来た坂に落下するが、勢いがついたレッドの身体は止めることが出来ず、なす術なく崖を転がり落ちていった。何度も身体を打ち付けながら「うあぁぁっ…、うあぁぁ…!」と力無く苦悶の悲鳴を上げながら転がり落ちるレッド。レッドが転がりながら苦しむという滑稽な姿を、大量のドロドロが囃し立てるという屈辱のシーンもあった。因みにドロドロ達は転がり落ちるニンジャレッドの姿を楽しみながら追いかけている。直接描かれてはいないが、ダメージによりボロボロなニンジャレッドを追撃しに行ったものと思われる。大ダメージにより動きの悪いニンジャレッドは、日頃の仕返しとばかりに大量のドロドロに蹂躙された可能性が高い。
余談
現代の姿がサッカー選手なのは放映当時活躍していたJリーガー選手のアルシンド・サルトーリのあだ名が「カッパ」だった事に由来する。
演者の赤星氏は、前作の『五星戦隊ダイレンジャー』でも磁石神父の声と人間態を演じていた。翌年の『超力戦隊オーレンジャー』では辺名小太郎博士を演じており、そこから3年後の『テツワン探偵ロボタック』では、唐松刑事役でレギュラー出演している。
ゲーム会社ATLUSの会報『DDSーNET』において、アートディレクター金子一馬氏に似ているという投稿があり、金子氏本人が戦隊シリーズに着目していたこともあり納得していた。
関連タグ
ロクロクビ(カクレンジャー) 妖怪(カクレンジャー) 河童 忍者戦隊カクレンジャー 哀しき悪役 全ての元凶
カッパモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場した先輩。
熊手サイマ獣ガバラ:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する河童繋がりの後輩。こちらは沙悟浄もモチーフに含まれる。
河童のギエム郎:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する河童繋がりの後輩。
妖怪カッパ:忍者スーパー戦隊第3作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する後輩。
カッパ(魔化魍):『仮面ライダー響鬼』に登場する河童繋がりのライダー怪人。