「どうした、これが実力か?この腰抜けが!」
CV:西前忠久
概要
第41話「マトイが負けた男」に登場。
邪霊姫ディーナスの所有するカードから召喚された、本編最後の水のサイマ獣。
刃の付いた巨大な熊手で武装した河童そのものと言うべき姿を持ち、首に掛けた髑髏のペンダントが熊手と並んで沙悟浄を連想させる。
上記の熊手で水中の断層を刺激することによって地震を引き起こすという、水のサイマ獣でありながら地のそれに寄った能力を持つが、水属性らしく水中戦も得意である。
武器の熊手は地震を発生させるだけでなく、地面に突き立てることで爆発を発生させる攻撃手段にもなり、口からも強力な光線を発射して来る。
劇中では、大地震を起こして地上に壊滅的な被害をもたらすという作戦に従事し、ゴーゴーファイブに敗れ去ったと見せかけてその監視の目を逃れ、文字通り水面下で暗躍した。
尚、同じような作戦を第5話でコボルダが実行しており、その事に関してディーナスが「お兄様にしては出来過ぎたアイデア」と皮肉を言っていたが、同じ作戦でもディーナスは「自分の方が立案能力が高いことを知らしめたかった」と思われる。
活躍
S-18ポイントの湖底に断層の中心があるのを突き止めると、ゴーゴーファイブを誘き寄せるためにわざと地震を引き起こす。
駆けつけたゴーゴーファイブとの戦闘に突入すると、持ち前の戦闘力と武器の熊手で5人を圧倒するも、レッドから自身の起こした地震を「チャチな地震」と侮辱されて激昂。
レッドの至近距離からのファイブレイザーの射撃に怯み、Vモードパンチで湖に吹っ飛ばされると偽の爆発を起こし、「(自身を)倒した」と5人を油断させることに成功する。
その後、湖底で断層の中心を発見し、そこを熊手で刺激する事によって次第に大きくなる地震を誘発。
マトイがレスキュー隊時代の先輩だった工藤雄二と勝負している最中、マトイ以外の4人が異変を察知して湖に駆けつけると、水中に潜ったブルーを相手取って苦戦させるも、熊手を奪ったブルーに逃げられてしまう。そして彼に熊手を破壊された事で地震の発生が止まったため、その怒りから陸上で4人に襲い掛かるも、レッドの参戦によって形勢は逆転。
5人揃ったゴーゴーファイブにインプスを一掃されると、レッド以外の4人を口からの光線で攻撃するが、レッドのターザン戦法に翻弄され、怯んだところにハイパーファイブを撃ち込まれて倒される。
直後にピエールの放った再生カードによって巨大な死霊として復活。
巨大戦ではビクトリーマーズを熊手で苦戦させるも、ジェットランスで防御された上に首を掴まれた挙句、レッドの操縦によって「頭突きの後に足を掛けて蹴り飛ばす」という喧嘩戦法を受け、怯んだところにトップジェットの攻撃で大ダメージを負い、そのまま止めのマーズフレアを喰らって爆散した。
余談
声を演じた西前氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となった。
第41話ゲストの工藤雄二を演じた真木蔵人氏は、巽モンド役のマイク眞木氏の実子。
関連タグ
カッパ(カクレンジャー):5年前に登場した河童繋がりの先輩。