ナズェミテルンディス!!は、物陰からこちらを見ているだけの誰かに対しての呼びかけであり、日本語で「なぜ見てるんです!」を意味するオンドゥル語。
概要
『仮面ライダー剣』の第1話終盤で、主人公・仮面ライダーブレイドこと剣崎一真が言った台詞の一つ。
剣崎たちの拠点となるBOARDの研究所を壊滅させたローカストアンデッドとブレイドが交戦し、味方が苦戦しているというのに手を貸そうともせず物陰からじっとこちらを見つめている仮面ライダーギャレンこと橘朔也に言い放った。
この事より、主に物陰から、無言で何かを見つめているだけで何もしようとしない人物の姿が描かれたイラストに、しばしばこのタグが付けられる。
また、「こっちみんな」の亜種としても利用されている。
親記事の関係上オンドゥル語ネタということにされているが、どちらかというとこのネタの掴みはギャレンが真正面から何もせずただ見ているだけというあまりにシュールすぎる構図の方にあるため、むしろキャプション芸と呼んだ方がいいかもしれない。
ネタの影響は凄まじく、S.H.Figuartsなど元ネタ以外でもギャレンが正面を向いているだけで突然このシーンを思い出して笑いがこみ上げてしまうというファンも珍しくなかったりする一方、特撮の模写やファンアートを描く絵描きからは夜中の時間帯に正面を向いた姿勢で眩しすぎない程度に光が当たっているシチュエーションのためバストアップの構図が非常にわかりやすく、ギャレンを描く上でこのシーンが非常に参考資料として使いやすいという意外な需要もあったりする。
で? なぜ見てたの?
劇中では説明されていないため詳細は不明。
その後の展開において橘があの場の行動を振り返ることはなく、剣崎も第3話で橘と再会したときにこのことを問い質そうとはしなかったので、視聴者は結局分からずじまいである。
本編ストーリー序盤の行き当りばったり具合を象徴するシーンと言えよう。
一応、ファンの中には「加勢しようか迷っていたが剣崎なら大丈夫と判断したから」「組織に対する不信感のため剣崎の行動を見極めようとしていたから」「恐怖で戦意喪失して動けなかったから」などの考察で辻褄合わせを試みる者もいる模様。
ちなみに第20話ではレンゲルバックルに魅入られた上城睦月の監視を行っていたが、どう見ても構図が上城家をじっと見ている不審者にしか見えない。
関連イラスト
本編関連
(;0w0)<ナズェミテルンディス!?
2013年
モチーフ繋がりでこの様なイラストも。⇒橘六花
その他
ナズェミテルンディス!! 2019
平成仮面ライダー20作記念作品『仮面ライダージオウ』の第29話。
ブレイド編の前半パートでもあるこの話にて、ナズェミテルンディス!!案件が発生した。
白ウォズがノートに「黒ウォズ、仮面ライダーディエンドと再び戦った」と書き込んだ事で再び対峙することとなった海東大樹とウォズ。フューチャーリングシノビとなったウォズはその機動力でディエンドを抑え込み、そこへ駆けつけていたゲイツにライドウォッチを取り返すように進言するが、なぜか彼はその場に黙って立ったまま何もしない。そしてその隙に拘束から抜け出したディエンドは仮面ライダーアクセル・仮面ライダーバースを召喚し、3人がかりでフューチャーリングシノビを圧倒し、ついにウォズはディエンドのファイナルアタックライドの直撃を受けてしまう……という展開。
ただし、こちらは黒ウォズサイドもなぜゲイツが見ているだけなのかきちんと理解したうえでの行動であった(というより、黒ウォズが考えた作戦とその意図にゲイツが気付いていた)。
ちなみに同回ではウォズがかつてゲイツたちをルラギッタことが判明している。
CSMブレイバックルの販促動画では、剣崎役の椿隆之氏が発言。
なお、CSMギャレンバックルのパッケージも当初はナズェミデルンディス!?を再現した物になる予定だったが、諸般の事情で変更になっている。その代わりなのかは不明だが、販促動画のラストで橘役の天野浩成氏によってそのシーンが再現された。
2020年に販売予定の甲虫遊戯ブレイドワンダーライドブックでは端っこにこちらをじっと見つめるギャレンが描かれており、一部で話題になった。
ナズェミテルンディス!! 2021
スーパー戦隊45作品記念作品『機界戦隊ゼンカイジャー』の第7、8カイにおいてステイシーザーが大挙召喚した戦隊ロボと戦闘するがダイデンジンとバイオロボしか戦闘せずそれ以外の複数のロボが消滅してしまった。
こちらはギアトジンガーのリスクが原因だと言及されている。
サービス終了となったシティウォーズでもまさかの効果カードイラストとして採用することとなり特別ログインボーナスで配布した。https://twitter.com/RIDERgameinfo/status/1367361796965724160