プロフィール
真名 | 呼延灼(+エンプーサ) |
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クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 163cm |
体重 | 57kg |
出典 | 水滸伝、ギリシャ神話 |
地域 | 中国、ギリシャ |
属性 | 混沌・悪・人 |
好きなもの |
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嫌いなもの |
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ILLUST | トリダモノ |
CV | 石見舞菜香 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンのサーヴァント「梁山泊のアサシン」の真名。レアリティは☆5。
2022年のイベント『108人のハロウィン・リベリオン!~小竜娘水滸演義~』実装に伴い期間限定ガチャより排出される。
『水滸伝』の登場人物の一人で天威星の生まれ変わり呼延灼をベースに、ギリシャ神話の女怪エンプーサが融合したサーヴァントで、複合の結果性別が女性に変化した。
実は新宿特異点で幻影魔人同盟が試作した複合サーヴァントの一騎らしく、座はおろかカルデアにも記録されずに消えた存在でありながら、縁もゆかりもないチェイテに現界した理由は謎に包まれている。
真名
天に星、地には悪漢。天威星を冠する「水滸伝」屈指の強者。
元は官軍の指揮官だったが、様々な経緯から、最終的に敵側である梁山泊に鞍替えする事となる。
三十騎を横一列に鎖でつないだ騎馬隊で突撃する強力な騎馬戦術「連環馬」を得意とし、二本の鉄鞭(てつべん)を二刀流で振るうことから、『双鞭(そうべん)』という二つ名を轟かせた猛将。
人物
一人称は「私(わたし)」。本来はぱっと見のクールな印象通り、冷徹かつ厳格な性格。
異郷の魔性であるエンプーサとの相性は意外と良く、その霊基は大幅にパワーアップを果たした。
……までは良かったのだが、エンプーサの「貶される事に極度に弱い」性質も継承されてしまい、そのせいで承認欲求全開の豆腐メンタルと化してしまっている。
何も無い時は基本的に自信家なのだが、召喚直後から褒める事や即契約を要求し、戦闘中すらエゴサで承認欲求を満たそうとするかと思えば、周りのちょっとした一言をネガティブに捉えてしまい一瞬で自信が地に堕ちる乱高下っぷりを見せる始末。
第1再臨ではまだ自制して元々のキャラを保とうとしており、承認欲求も節々に漏れ出るくらいで、ボイスは比較的落ち着いている。
しかし第2再臨以降となると承認欲求が爆発し、なりふり構わず自らの評価をマスターや周囲に懇願しまくるメンヘラ女ぶりを全面的に見せつけてくる。
最終的には、もう何をやっても褒めてもらうとするご主人様大好きなわんこ状態……
元々本来の呼延灼自身も、生前"望む形での誉れ"を得きれなかった事に対して鬱屈があったらしく、エンプーサとの融合でそこがピンポイントにブーストされてしまった模様。その為、今の激変した自分に対してあまり忌避感はなく、賞賛を受ける快感にハマってしまった節すら見られる。
人格の実情としてはメンヘラ画狂と同じく、混ぜられた側が表向きの真名の存在の能力を使ってる状態に等しい。
言ってしまえば、呼延灼の能力と記録を有するエンプーサである。
スペックに優れる彼女(?)が「新宿のアサシン」に抜擢される可能性もあったのだが、攻撃特化で精神面に不安のある彼女よりも搦手を使える燕青(+ドッペルゲンガー)が優先され、ボツになったと当事者は語っている。
能力
元々猛将なのもあってか、戦いにおいては絡め手よりも真っ向から全力でぶつかろうとする傾向にあり、アサシンクラスとしてはいささか不相応な面も。
本人もライダークラス辺りだと思っていたらしく、エンプーサの影響なのではと推察している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C+ | C | A | D | D | B |
保有スキル
気配遮断(C) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。元々暗殺より騎馬戦の方が好きな上、肥大化した承認欲求も加わってかランクは凡庸。 |
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騎乗(B) | 乗り物を乗りこなす能力。Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。 |
幻獣憑依(C) | 呼延灼に魔獣エンプーサが憑依し、霊基補完を行った状態。 |
双鞭(A) | 呼延灼は鉄鞭の名手であり、梁山泊の無頼漢たちも非常に苦しめられた。 |
センシティブ・メンタル(EX) | 幻獣エンプーサは極めてメンタルが弱いため、呼延灼に全面的に支配権を譲っている。呼延灼にもエンプーサの影響は如実に出ており、メンタル面で不安がある。具体的に言うと、罵倒されると凹む承認欲求の塊。 |
「優秀なスキル群でしょう!褒めてくれていいんですよ!褒めて!おねがい!」
宝具
連環馬大嵐陣(エンプーサ・チェインテンペスト)
- ランク:B−
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~3
- 最大捕捉:30人
「連環馬、出陣!讃えよ!」
「我が連環馬は流星のように!鎖で繋いだ血の絆、梁山泊此処に在り!『連環馬大嵐陣(エンプーサ・チェインテンペスト)』!!」
呼延灼が得意とした連環馬の疑似再現宝具。
一時召喚した重装馬を鎖で繋ぎ、凄まじい勢いで突進。大嵐のように全てを呑み込み、翻弄する。
ただし、水滸伝での伝承から「鎌状の武器」が弱点になり、神秘面でも弱点になっている。特にグレイや少女メドゥーサ等が持つ鎌系の宝具で抵抗されると、威力が著しく減衰する。
また、エンプーサが憑依しているせいか大音量にも弱いなど、一度弱点に気付かれたら色々と脆くなるタイプ。
「嵌まると強いんですよ!嵌まると!ホント!」
ゲーム上での性能
関連人物
生前
梁山泊での旧知。「新宿のアサシン」としての華々しいデビューを奪われたとして、恨み節をぶつけているが、完全にとばっちりである。
向こうも心身ともに激変した呼延灼のギャップに困惑している。
Fate/Grand Order
新宿特異点で呼延灼+エンプーサを作った元凶だが、上記の理由から没にした。『悪性』に満ちた同特異点の事を考えると、やむを得ない判断だろう。マイルームではこの件について問い詰められている。
梁山泊の仲間である史進と融合しているサーヴァント。イベントでは敵対関係にあったがお互いに悪感情は無く、話が拗れて「大嫌い」と言われ吐血する程のショックを受けても仲直りを望む位に強い絆を持つ。
夢魔の血を引くサーヴァント。
ただしFate世界における夢魔は肉体を持たない精神寄生体であるため、肉体のあるエンプーサとは種族的にかなり異なる。
汎人類史における伝承にエンプーサと似通った部分があるほか、バーヴァン・シーも第三再臨で弱気になる。
エンプーサと同じくヘカテーの関係者。
こちらが眷属なのに対し、あちらは弟子。
エンプーサ・呼延灼双方と時代的・伝承的な接点はないが、ショップ画面でなんとあの黒猫パンケーキに挑戦……するものの、1フレーズで耐えきれず撃沈。「あのかわいさが欲しい」と涙目に。
余談
- 演じる石見女史は『Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ』のネフェルタリや光輝の大複合神殿の擬似知性の役を経ての出演となる。
- 真名が判明するより前にイラスト担当がトリダモノ氏である事を看破したマスターが一定数おり、本人がその観察眼に驚いたという。ちなみに気づいた理由に塗り方や目の描き方の他、太もものムチムチさから某錬金術師や色合いも似ている女戦士を連想したという声もある。
- 呼延灼という字面を見ていにしへのヲタクたちは狂喜乱舞した。と言うのも日本のアニメオタク界隈でこの名前はさるスーパーすごいイケオジ大戦で地味ながら三面六臂に活躍した印象深い脇役として登場しており、この話が平たく言うと全世界古今東西のエキスパートが集い相争うというある意味Fateシリーズの先駆者でもあったため、連想する者は多かった。「悪漢どもに、掛ける情けは無用なり!」も元ネタは向こうの「悪漢共に 御仏の慈悲は無用!」と思われ、制作側も意識している事が伺える。なお、向こうにも孔明がいるし、こちらとは逆に向こうは楊志が女体化している。
- なお上記の作品が長年「コ・エンシャク」と表記していたため間違えられやすいが呼延灼は水滸伝原著にて呼延将軍と呼称されており、呼延が名字で灼が名前である。中国でも二字姓はなかなにレアな存在らしく、特に中国といえば一字姓の印象の強い日本人には馴染みが薄い。
- マスターたちの間でも彼女の霊基の実情を知り、アラフィフが呼延灼でなく燕青を起用した件について、「あのアウトロー犇めく特異点新宿じゃまず無理」「黒王と魔女の口撃に凹んで逃げ出しそう」「そもそも味方側のアーチャーとライダーの圧に耐えれそうもない」と評価は散々……やはり実力以上にメンタルが、ね(汗)