データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
値段 | ¥1,000 |
効果 | 野生ポケモンに使うと必ず逃げられる |
英語名 | Poké Doll |
概要
ポケモン初代から登場する。ギエピー同様、ポケモン発売当初はピカチュウではなくピッピを看板として売ろうとしていた任天堂とゲーフリの思惑の名残とも言える商品。
効果は野生ポケモンに使うと必ず逃げられるというもの。相手の気を人形に引かせるため、かげふみやほのおのうずのような拘束特性・技も一切無効化出来る。ただしいうまでもなくトレーナー戦では効果がない。これの持ち物バージョンにけむりだまが存在する。
とはいえ野生ポケモンよりも素早さが極端に遅いポケモンでもなければ普通ににげることができるため、そこまで有用なアイテムではなかった。
ところが第八世代で登場したワイルドエリアではこちらがまだ初めて訪れたばかりの状態でもLV10以上高いポケモンがうろうろしている(しかも推奨されている比較的安全な道にも進化後のポケモンがいる)ため、文字通り生死を分ける重要なアイテムとなっている。もしそのような歯が立たないポケモンと遭遇しても逃げられるようにと複数個もらえる。
第9世代はオープンワールドなので、バッジ0個の時点で終盤相当の場所に行くこともできる。序盤にサイズの大きいけいけんアメなどのアイテムを回収して飛び級的に攻略するプレイではこのような行動を取る場合もあるが、そこで不意の事故死を避けることができるこのアイテムである。
入手方法
大体各地方のデパートで1000円で購入することが出来るが、ルビー・サファイア・エメラルドとブラック・ホワイトには売っておらず、代わりとして全く同じ効果で同価格のエネコのシッポとポケじゃらしがそれぞれ売られている。しかしリメイクのORASや続編のBW2では普通にデパートでも売られるようになった。
デパートの概念が存在しないポケモンXYではピッピにんぎょうはおろか逃走アイテム全般が購入できない。ピッピにんぎょうの入手経路については、クノエシティのゲート付近の男性NPCに体長0.3m以下のポケモンを、カフェ付近の女性NPCに体長3m以上のポケモンを見せる事でもらえる。1日1個(両方の条件を満たせば2個)のため入手効率は悪い。
ポケモンSMでも店には売っておらずエンディングでとある人物から貰える。これひとつしか手に入らないため大切にしておこう。
それ以外の用途
初代及びリメイクのFRLGではヤマブキシティ在住のものまねむすめがピッピにんぎょうを欲しがっており、これを買ってプレゼントするとお礼にわざマシン「ものまね」がもらえた(FRLGではわざマシンが消滅しているため教えわざ扱い)。
その後、続編の金銀クリスタル及びHGSSでも登場。この時はピッピにんぎょうを無くしている。
あくまで前作の主人公からもらったピッピにんぎょうのため、市販のピッピにんぎょうではなく「おとしもの」として探す事になる。無事落し物のピッピ人形を見つけて返してあげるとお礼にカントーとジョウトを繋ぐリニアに乗れる「ていきけん(HGSSでは『リニアパス』)」がもらえる。
また、初代ではピッピにんぎょうは別の用途でも非常に重宝するアイテムとなっている。と、いうのも…
シナリオ上どうしても行かなくてはならないシオンタウンのポケモンタワー最上階まで到達するには、本来
- タマムシシティのゲームセンターにあるロケット団アジトに潜入
- エレベーターの鍵を入手して最下層まで行き、最奥部にいるサカキに勝利してシルフスコープ入手
- シオンタウンに戻り、シルフスコープを使ってポケモンタワー最上階手前を塞いでいるゆうれい(ガラガラ)の正体を見破る
- ガラガラを戦闘で倒し成仏
…という手間をかけなければならない。
しかしこのピッピにんぎょうを使えば、シルフスコープを取っていなくてもガラガラのゆうれいを成仏させる事ができる。
当時ネットがそこまで充実しておらず口コミが主流だったプレイヤー間で噂は大きく広まり、多くのガラガラのゆうれいが正体を悟られる事なくピッピにんぎょうで成仏させられる事となった。
こんなんでガラガラの迷える魂は本当に成仏出来るんだろうか…
ガラガラ「お前は今までピッピにんぎょうで強制的に成仏させられた私のゆうれいの数を覚えているのか?」
冗談抜きにこんな事を思ってそうである。
関連タグ
ものまね シオンタウン ポケモンタワー ゆうれい ガラガラ 成仏
ポケモンこけし…同じくピッピがモチーフ。ただし効果はなく換金用である。