基礎データ
概要
『ポケモン剣盾』で初登場したポケモン。『ソード』版のみで登場する。コオリッポとは対の関係にある。
イギリスの観光地として名高いストーンヘンジをモデルにしており、太く逞ましい脚から放たれる蹴り技が得意技。大草原で陽の傾きを眺めて暮らしたり、一年周期で仲間と決まった形の円陣を組んだりするなどその生態には謎が多い。
上記のような特徴はストーンヘンジに纏わる数々の伝承を元にしており、巨人のような外見はマーリンが巨人に命じてストーンヘンジを作らせたという説、太陽を眺めて暮らすという生態はストーンヘンジが天文台として作られたという説を元にしているものと思われる。
名前の由来はズバリ「石+ストーンヘンジ+人」と思われる。
決して石の変人ではない。
無機物で構成されたような見た目だが性別の区別が存在する。やはり謎が多い。
そしてpixivではなぜか萌え要素の強いイラストも多い。もっと謎だ。
10番道路またはげきりんの湖の草むら(日照りか砂嵐時限定)に低確率で出現する。マックスレイドバトルでも出現する場合があるが、太い光(レア)限定なのでこちらで狙うのもやや困難。
ストーンヘンジと思わしき建造物はゲーム中ではターフタウンにあるが、残念ながらその周囲には出現しない。
DLCのカンムリ雪原の巨人の寝床でなら結構な数がうろついているので、未入手ならここが狙い目。
だが、20年3月27日より、TSUTAYA、GEO、ジョーシンゲーム販売店で限定配布される『ポケモンあつめよう』『ダイクリスタル』コードで出現する(シールド限定)。
ゲーム上の性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 125 | 135 | 20 | 20 | 70 | 470 |
非常に高水準の防御とそれに準ずる攻撃、高めのHPを持つ。また、鈍重そうな見た目に反して、素早さは意外にも70ある。「ロックカット」を積めばドラパルトもおったまげな速さを実現することもできる。
図鑑説明とは異なりキック技の類はあまり覚えず、「ヘビーボンバー」や「ヒートスタンプ」などむしろ重さに物を言わせて押しつぶす事に特化している印象を受ける。重さも相当ある事から自分より軽いポケモンに対してこれらの技をメインウェポンに戦っていくといいだろう。
タイプも相まって「けたぐり」に弱いが、ダイマックスすれば無効化できる上、通常時でもその程度の技ではびくともしない物理耐久も魅力的。
しかし、特殊方面がとにかく絶望的。
特攻は使わなければいいとして特防20というのはコイキングやデオキシスAと同じであり、潤沢なHPを以てしても特殊耐久がパルシェンに僅差で負けると書けば如何に特殊に脆弱かおわかりいただけるだろう。
実戦で出す場合無振りだとガラルサニーゴ(とくこう85)の「ねっとう」(不一致威力80)でも体力の8割が吹き飛ぶ。
流石にニャビー(とくこう60)の「ひのこ」(一致40)で4倍弱点ゆえオーバーキルで致命傷を負うカミツルギよりはまだマシな方とはいえ、ここまで来ると「とつげきチョッキ」で誤魔化すこともかなり厳しい。
役割破壊すら致命傷を負いかねないので、出す相手は大事と言える。「くさむすび」なんて放たれた日には御愁傷様です。
特防に全部振り切ってしまうという手もある。それでも無振りルカリオ程度にしか改善されないものの、HPが高いので特防に振った際のステータス恩恵自体は大きい。一方で、それなりにあるすばやさか物理攻撃力のどちらかを犠牲にすることになるのも悩ましい。
一応、わざマシンで「じばく」を覚える事もできる為、勝てないと踏んだら自爆で一矢報いるのも手だろう。
さて、ステータスの話ばかりになってしまったが、専用特性パワースポットを有している。
これはほぼダブル・レイドバトル専用特性で、味方の技の威力を1.3倍にさせるという単純かつ強力な物。
(ちなみに"ほぼ"と言ったのは、味方の「みらいよち」や「はめつのねがい」ならシングルバトルでも適応される為。)
補助技に関しても「ワンダールーム」や「ふういん」などを習得し、全体的にダブルバトルに向いた性質を持っている。
また、ダブルバトルでならとつげきチョッキ以外にもミストシードや「ひかりのかべ」など様々な手段で特殊耐久を補強出来る。味方のサポートをしつつ、それなりにある攻撃で削っていくのが理想的だろう。
ただし、特性が強力な分、「スキルスワップ」で取られたりすると大変な事になるので要注意。
使用トレーナー
ゲーム版
- マクワ:ジムリーダー(ガラル)
- アケルナル:ジムチャレンジャー
- タイム先生:バルテア教員
アニメ版
新無印127話のロケット・ガチャットで排出されたポケモンで、テブリム・ギモー・バイウールー・ウッウ&サシカマスと共にゴウのポケモン達と対峙する。ゴウのエースバーンのかえんボールで退けられ戦闘不能、更に後ろにいたテブリムを下敷きにしてしまった。
余談
2022年のポケモンプレゼンツにて発表された第9世代にあたる完全新作「ポケモンSV」で広大な砂漠を歩くイシヘンジンの姿が確認され、ポケモンSV内で確認された剣盾初登場のポケモンでは初の内定となった。