「スター団に 仇なす 不届き者 我がポイズンにて 蝕んでくれよう」
概要
スター団どく組「チーム・シー」のボス。
服飾担当で、ビワのコスチュームやメロコのブーツは彼が仕立てた物である。どちらもかなり凝った作りになっており、彼の手先の器用さがうかがえる。
バージョンによる違いはインナー。スカーレットは橙色、バイオレットは紫色になる。
毒使いらしく紫と緑を基調とした毒液をイメージしたマスクとコートを身につけている。一人称は「我」で、他人を「~殿」と呼ぶ等、口調はサブカルでイメージされる忍者キャラそのもので、ボス仲間以外からは何を考えているかわからないとされている。ちなみに、ボールを投擲する際も忍者が手裏剣を投げる時のような独特の仕草を見せる。
わざマシンを「カラクリ」と呼ぶなど古臭い口調を徹底しているのかと思いきや、度々横文字を挟むヘンテコな口調である。
忍者らしく、義に厚い仲間想いな性格であり、マジボスの帰還をずっと待ち続けていた。加えて礼儀作法を弁えており、バトル後には主人公に一礼している。
名前の由来はおそらくシュウメイギク(忍者をイメージしているので「襲名」にも掛かっている?)、花言葉は忍者キャラらしい「忍耐」である。
使用ポケモン
1戦目
スターモービルは特性「どくげしょう」で物理攻撃を仕掛けるとどくびしをばらまく。
ドオーなら弱点を付きつつどくびしを無力化できるがそこはチームリーダー、地面技できっちり迎撃してくるので注意。
なお、唯一通常個体のブロロロームも使用する。
その他のオススメの攻略ポケモンはブロロロームの積み技に対抗できるびんじょうのクエスパトラ、じならしをうちつつじきゅうりょくで耐えられるバンバドロ。
他にも目には目をと毒タイプか、あるいははがねタイプを手持ちに仕込んでおくのも有効。いざという時に出せばどくびしを消せる上、ポイズンアクセルも受けられる事があるので受け出しが効く。ただし彼らを使う場合は上述の通り地面技を警戒しよう。
2戦目/STC(クリア後)
「日夜 学び舎で 修行中! 我の実力 見るでござるよ!」
関連タグ
他のどくタイプの使い手
キョウ(トレーナー) アンズ(トレーナー):毒使いの忍者繋がり。
ポケモン忍者リンク
ニンジャスレイヤー:見た目もさることながら、古語めいた言い回しに横文字を挟む独特なアストモフィア漂う話し方が似ている。
不良の集まりとされるスター団のボスの一人ではあるものの、当の本人は自他共に認めるオタクで、本来はむしろ非行とは無縁の存在であった。スター団に行き着いたのもいじめによってアカデミーに居場所がなくなったからであった。本人は「オタクの道は修羅の住まう棘道」「凡人に理解を乞う気はござらぬ」と言い切ってはいるが、それでもやはり堪えるものがあったのだろう。
一方で、いじめっ子を見返すために(他のボスと共に)決起したという過去のエピソードから、アカデミーに通うオタクの間では神格化された存在ともなっており、事実、ゲーム中ではシュウメイを恩人と慕う少年:ヒロノブが登場しており、学内では一定の人望があったことがうかがえる。
一見すると中性的な外見だが、マスクの下は、かなり爽やかかつ凛々しい美男子 である。
サブカルの忍者をイメージさせる口調も、おそらくはWeb掲示板やSNSでよくネタにされるオタク口調のイメージもあると思われる。
手持ちが全てリピートボールに収まっているのも、彼のオタクとしての収集癖を示しているものと思われる。
またいじめっ子を見返すためか、あるいは忍者に憧れて密かに鍛えていたのか、登場する際にはジャンプしながらバク転をするというかなりアクロバティックで忍者のような身体能力を見せた。
主人公と敵対したが、純粋にただ自分達の居場所を求め続けてきたというのは前作のムベに通じるところがあり、忍者というのも一致している。
また終盤にマジボスの正体であるボタンと顔を合わせた際、彼のみ唯一呼び捨てで呼ばれている。
エンディング後のイベントでは元スター団ボスという肩書きに加えてオタクという立場から他のボス達と比べ、学校に馴染めているか特にボタンからは心配されていた。
イベントでは購買部で5着限定という忍者コスチューム(そんなもの売ってんのかよというツッコミはなし)を買い逃し、2着購入した生徒に土下座で頼み込もうとしていた。そんな彼の元にヒロノブが現れ、自身がシュウメイ用に2着購入していたことを明かし、それを譲り受けて事なきを得る。
その後もヒロノブにコスチュームをどくタイプ加工しないかと誘うが断られたり、部屋から私物の手裏剣を持ってこようとしたりと、筋金入りのオタクぶりを見せている。
いずれにせよ、復学後はオタク仲間と共に楽しい学園生活を送れているようであり、一連の様子を主人公と共に陰から見守っていたボタンもひとまず胸を撫で下ろしたのだった。