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エタニティコアの編集履歴

2023-01-14 11:18:39 バージョン

エタニティコア

えたにてぃこあ

エタニティコアとは、特撮テレビドラマ『ウルトラマントリガー』に登場するキーワード。

概要

宇宙開闢と同等のエネルギーを秘めるとされる、地球の超古代文明の秘密にかかわる謎の物体。

作中のヴィランである闇の三巨人が探し求めるものではあるが、第11話にてユザレの口からビッグバンを起こし、宇宙を意のままに創りかえる」という機能と「使い方を誤ると光だろうが闇だろうが関係無く全ての宇宙の生命が消えてしまう」という危険性が語られただけで、詳細は不明。ただし、OPや本編の回想シーンなどにそれらしき巨大な金色のエネルギー体が確認できる。

本編開始の3000万年前、このエタニティコアのエネルギーを利用して人間達を消し去り、世界を闇の一族だけの世界に作り変えるため、コアを奪おうとして闇の三巨人の一族が襲来したことが、超古代文明が滅亡した原因となった。


物語の重要な秘密が隠されているであろう超古代文明の石板にはそれらしい物体は描かれていなかったが、第9話終盤にてユザレの覚醒が進むのと同時期に欠けていた逆三角形の図面と超古代の文字が出現。アキトの解読により、今作の怪獣達はエタニティコアの活性化に刺激されて復活したこと、そして3000万年前にも同じ現象が起きていたことが分かった。


ユザレはコアが闇の巨人達の手に渡り、世界が闇に塗りつぶされる事を危惧しているが、それ以上に上述にある様な暴走によって致命的な破滅を招く可能性を恐れている。

一方のカルミラ達は彼女の考えを一笑に付しており、危険性を正確に理解しているとは言い難い面が目立つ。


実際、エタニティコアの欠片によりグリッタートリガーエタニティに変身したトリガーは、禄に力を使いこなせていない状態にもかかわらず、その凄まじい攻撃力だけで闇の三巨人とトリガーダークを終始圧倒して完勝に至っており、これによりエタニティコアが人類どころか巨人達でも手に負えない程の想像を絶する強大なエネルギーである事実が少なからず示唆されている。


上述にある通り、劇中では闇の巨人襲来や怪獣活性化の原因となっていて、地球人類にとっては災厄しかもたらしていない。


欠片の力でトリガーをパワーアップさせたのは良かったが、制御には相当な負担がかかる厄介な状態で、しかもこれに目をつけたアブソリューティアンキリエル人が新たな脅威として地球を襲撃するなど、事態は悪化の一途を辿ってしまっており、GUTS-SELECTの面々はコアの存在に振り回されている現状に辟易している。


関連タグ

ウルトラマントリガー トリガー(ウルトラマン) ユザレ(ウルトラマントリガー) 闇の三巨人


リトルスター過去の作品におけるキーワード。これも悪の巨人に狙われた。


プラズマスパーク:光の国に存在する人工太陽。凄まじいエネルギー体という共通点があり、そのエネルギーをウルトラマンは『聖なる光』と呼んでいた。ウルトラマンゼロはこのエネルギーの恩恵によって新たな力を手に入れた。


グリーザ:光だろうが闇だろうが関係なく、問答無用で全てを圧倒して滅ぼす最悪の虚空怪獣。コアが暴走した場合、こちらと同等かそれ以上の災厄が出現するのだろうか?尚、グリーザの力はアイテム化しても制御不可能であることが番外編で判明した。


異次元壊滅兵器D4前作に登場した強力な破壊兵器。存在そのものが怪獣出現の引き金となってしまったという共通点がある。


イデ:他作品のものだが、こちらも一つの宇宙を滅ぼせるほどのとんでもないエネルギーである。しかも独自の意思を持っていて、人類を見限ってはそのジェノサイドを行うというのだから猶更たちが悪い。


その顛末





















































ネタバレ注意

































物語終盤、キリエル人の暗躍の影響もあって闇の三巨人は仲間割れを起こす。

コアの力を独占しようとしたヒュドラムは失敗してカルミラに吸収される形で粛清され、そんな彼女に愛想を尽かしたダーゴンもまた、呪術で無理矢理操られた末に死に追いやられる。

ダーゴンの残した闇のエネルギーも吸収し、力を増幅させたカルミラはついにエタニティコアに接触。強大な闇の力により邪神メガロゾーアへと変貌し地球を闇で包み始めるが、エタニティコアの方は暴走し、ユザレが警告した通り宇宙の破滅という未曾有の危機が訪れてしまう……。


その後、トリガーやGUTS-SELECTの奮戦によりメガロゾーアは撃破され、カルミラもトリガーの腕の中で消えていったが、エタニティコアの暴走は止まらなかった。そこで、コアの力の一部を手にし制御に成功しているトリガーことケンゴがコアの内部に入り自らそれを制御して暴走を止める事を決意。仲間達に必ず帰還する事を約束し、コアの元へ赴くのだった。






















その後

『トリガー』の物語は暴走が止まったコアの内部でケンゴが無事に生きている場面で幕を閉じ、続編である『エピソードZ』の予告にある通り、ケンゴがいずれ仲間達の元へ帰還する事が明かされている。しかし、あくまでも闇の三巨人との決着がついただけで、エタニティコアは尚も健在であり、これから先も『トリガー』世界の地球はコアを狙う強大な侵略者による侵攻(例えばタルタロス達「ザ・キングダム」の再来)を受ける可能性が高く、危機が完全に去ったとは言い難い。



そして、『エピソードZ』では…








































この先、更なるネタバレに注意!


































エピソードZでの顛末

ケンゴによって安定化しており、怪獣被害もここ数か月前まではほぼなくなっていた。


暫くはトリガー=ケンゴの救出のため、TPUの監視下にあったが、そのケンゴが消滅の危機に陥ったため、太陽光を強力なエネルギーに変換できる人工衛星ソルを用いてエンシェントスパークレンスに再び光を宿らせ、トリガーを蘇らせるという救出作戦が展開された。その後、ライラーと名乗る集団や闇の巨人イーヴィルトリガーとの壮絶な死闘が幕を閉じると共に、コアへと続く遺跡が崩壊、道は永遠に閉ざされることとなった。


これにより、少なくとも侵略者に易々と接触される危険性は無くなったと思われる。

またエタニティコアの活性化も収まったためか、怪獣災害も『ウルトラマンデッカー』本編まで地球では起きなかったようである。


しかし、コアそのものが消えた訳では無い為、コア絡みの事件は二度と起きないとは言い切れない。

反則級の能力を持つアブソリューティアンが再び干渉してくる(アブソリュートタルタロスは次元や時空を簡単に超えることができる能力を持つ)事は勿論、地球その物を飲み込む様な恐ろしい敵がやって来る可能性も捨てきれないのだから……。



ウルトラマンデッカー


それから7年後、新たなる脅威宇宙浮遊物体スフィアが地球へ襲来。


『デッカー』1話ではスフィアザウルスが地中からエネルギーを吸い上げているシーンがあった。

スフィアの行動原理と地球に来た理由を考慮すると、エタニティコアの存在を把握して利用しようとした可能性は低いように思えるが、同世界観の物語である点を見ても今後の展開次第で再び大きな影響を与える可能性は否定できない。

実際、活発化した時と同様にその一年後、怪獣災害も再び頻発するようになっている。


7話にて滅びたメガロゾーアがスフィア合成獣スフィアメガロゾーアとして、基となったカルミラごと再生・復活するが、幸いにも今回はコアに異変が起きることは無く、カルミラも既にコアへの執着を捨てていた事もあり、事態収束後にトリガーと共に地球を去った(但し、遺跡にあったある植物の化石が事件を起こす事にはなったが)。


第10話で、カイザキ・サワの口から10年前の怪獣災害がエタニティコアや人類の環境破壊が原因であることについて語られている描写から、エタニティコアに関する情報は少なくともTPU内部では、ケンゴ=トリガーやユナについて伏せた上で、一般的に精通していると思われる。


ただ、さすがに一歩間違えれば地球どころか宇宙そのものを滅ぼす程のエネルギーだと認識されてはいない模様。


そして、第19話でケンゴが一時的にスフィアに拘束され、過去の記憶を読まれる事態が起きる。

その記憶の中には、当然エタニティコアに関する情報も含まれていた…。


物語終盤の第24話…

最強スフィア獣マザースフィアザウルスが地球に降臨。

圧倒的な力でトリガーやデッカーを蹴散らすと、緑色の衝撃波を放ちながら地球に刺激を与え始める。すると、かつてのメガロゾーアとの決戦時と同様、地中からエタニティコアの光が溢れ出した。

やはりスフィアもエタニティコアの利用を目論んでおり、遂に視聴者が抱いていた不安が的中する事態となってしまった。


余談

上述したように、危険性が明確にされて以降は事態が「地球の危機」から「宇宙全体の危機」にまで跳ね上がる事になり、更にキリエル人や闇の巨人以上の脅威であるザ・キングダムからも侵略の対象にされるなど、完全に存在が厄ネタでしかなく(エタニティコアが活性化していない状況での怪獣災害はライラーによる誘導電波等の恣意的行動ありきがほとんど)、シリーズ構成のハヤシナオキ氏には(あくまで現段階では個人の解釈として)「エタニティコアへのカウンターとして宇宙の意志が生み出した存在が光の化身であるトリガーである」というイメージで書いていたことを明かしている。

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