「リップの技(メイク)で ポケモンちゃん もーっと 美しくしてあげる!!」
概要
キャッチコピーは『超マジック・マキアージュ』。
一人称は「リップ」。相手のことは「ちゃん」付けで呼ぶ。
エスパータイプの使い手。本業はメイクアップアーティストで、ハッコウシティでも彼女の広告を見ることができる。妖艶な雰囲気の女性だが、「なるはや」や「ケツカッチン」など『ポケットモンスター ルビー・サファイア』のナウいことばを彷彿させるような業界用語を多用するお茶目な一面も。
彼女からの試練はキハダを講師にした「喜怒驚楽エクササイズ」を完コピしつつ、受講者達とポケモンバトルをする事。受講者達のレベルは宝探し中のアカデミー生徒よりも格上である。
キハダによると「子供の頃から付き合いがあり、負けたほうが勝ったほうの言うことを聞く」というルールでポケモン勝負をしていたという(キハダ自身は言葉を濁して明言していないものの、彼女の話しぶりから察するに、恐らくバトルに負けてしまったためにインストラクターの仕事をさせられることになったのだと思われる)。また、キハダと同じくチャーレムを連れているが、バトルでは使用しない。
なお、リップの年齢は明かされていないが、上記の事情から、25歳のキハダと同じくらいではないかと推察されている。
喜怒驚楽エクササイズはジム戦後にも挑戦可能で、失敗するまで続けるモードもある。テストでもそうだが、ボタンを押し間違えても時間内に正解のボタンを押せばセーフ扱いなので、間違えても諦めないこと。
クリアすると貴重なきのみがもらえるので、余裕があったら挑戦してみよう。
ちなみに何故「喜怒驚楽エクササイズ」という名前なのかは彼女曰く「自分の辞書に哀しみはなく、あっていいのは驚きの美しさだけ」という信念から来ているとのこと。
名前の由来はおそらくチューリップだろう。
また、本業とのつながりでリップスティックとも掛けてあるか。
容姿
紫の髪と目元のアイシャドウと口紅が特徴的な女性。
白と薄紫のミニスカートワンピを着用し、白のオープントゥヒールを履いている。
服や靴には蝶または花弁の様な羽を模した飾りが付いており常に羽ばたくように動いている(ポケモンの世界には超能力を使う人間もいるので、リップも超能力で飾りを動かしている可能性がある)。
また、本作で(ふわりとした形状の)ミニスカートを着用する希少なキャラでもある。
見ての通りの厚化粧だが雨でも構わず屋外で行われるジムバトルを決行するため、中々にシュールな絵面となる。
因みに『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略』p438に掲載された設定資料によると、ポケモンの力を借りて魔法のようなメイクアップができるとのこと。
手持ちポケモン
1戦目/ベイクジム
全員が進化済みで、フェアリー打点を持つポケモンも多い。エスパータイプだからとあくタイプのみに頼ると返り討ちに遭いかねず、クエスパトラ以外はエスパータイプの弱点のうちのどれかを等倍か無効に抑えている複合タイプである。
攻略としては順当に進めた場合しっかり探せばこの時点でゾロアークを起用することが可能なため、どくタイプのポケモンに化けさせて登場させればあちらはゾロアークには無効のエスパータイプの技しか使ってこなくなり文字通り完封できる。
なお、ベイクタウンはその気になれば比較的序盤から行ける立地にあるため、あえて早い段階で挑めるが、ジムリーダーとしては8人中2番目に平均レベルが高いのでレベルを上げてからにしよう(ジム内のモブからも、レベルが高いと忠告される)。
2戦目/ベイクジム(クリア後)
「リップの 美の秘訣 ハードコースで 体験入学ね」
バトル後のイベントでは自分達の業界の厳しさと、半端者はすぐに淘汰されること、挫折した者は自暴自棄になって堕落し普通の人よりも不幸になること等、華やかさの裏にある現実をドライさを滲ませながら語る。「それなら 最初から 才能なんて ちょっとも なければ よかったのにね」とも付け加えており、おそらく過去に何度も残酷な現実を垣間見てきたものと思われる。
それだけに、ジムバトルを乗り越えた主人公には大成して欲しかった模様。
なおキャラが被るとの理由でオモダカのことは苦手らしい(曰く、「艶やかなオーラ」)。手持ちにクエスパトラがいる点は共通していたりする。
関連イラスト
関連タグ
ムチュール、ルージュラ:本作にはまだ登場していないが、唇や化粧に関係するデータを持つエスパーポケモン。さらにムチュールの原案はリップ(ポケモン)という名だという。
琴爪ゆかり:外見が似ている紫キュア。自分の見た目に自信を持っており、常に自分磨きを怠らない点も共通する。また、男性口調な幼馴染がいる点でも共通。
他のエスパータイプの使い手
ナツメ(ポケモン) イツキ(トレーナー) フウとラン ゴヨウ カトレア(トレーナー) ゴジカ ザオボー デクシオ ビート(トレーナー) セイボリー
上記の内ナツメとは、「かくとう使いに勝ったことで、彼らを従わせている」という点が共通している。