当記事は「ピーチ姫」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から参戦。
ファイター番号は13、通り名はキノコ王国のお姫様。
『DX』以降の『スマブラ』シリーズがリアル志向ということもあり、ドレスのデザインがかなり豪華なものになっている。瞳も原作シリーズより大きく、小顔も相まってまるで別人のよう。
また、純粋な女性ファイターとしてはゼルダと並んで初(厳密には『初代』の時点でサムスがいる)。
特徴
高度を維持しながら滞空できる「空中浮遊」という唯一無二の個性を持っており、下方向+ジャンプボタン押しっぱなしで最低空で空中攻撃を繰り出すこともできる。超低速で落下する上必殺ワザも合わせ、横方向への復帰力はトップクラス。
全体的に発生に優れているワザが多いが、ランダム要素の強い横スマッシュ攻撃(後に使い分け可能に)や下必殺ワザ、空中の相手にしかクリーンヒットしない上スマッシュ攻撃、ダメージ固定のカウンターワザなど、変則的な性能のワザを多く持つ。
弱点はリーチが短い、機動力が地上・空中問わず低め、落下速度がかなり遅いため着地が弱い、など。
そのためマルス(ルキナ)など剣士キャラといったリーチの長いファイターや、サムスのような遠距離を得意とするファイターには苦戦を強いられがち。
加えて上述の空中浮遊や変則的なワザなど、他ファイターにはない要素を多く併せ持っているため、中々とっつきにくい一面も。
総じて超上級者向けのファイターと言える。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:キノピオガード
キノピオが現れ、攻撃を受けると胞子を放つ。
カウンターの中でも珍しい飛び道具。受けた攻撃にかかわらず攻撃力が一定なのも特徴的。
『for』まではキノピオを盾に使うという物騒なワザだったが、『SP』ではキノピオが自ら身を挺して守ってくれる。
- 横必殺ワザ:ピーチボンバー
ヒップアタックで突進し、相手にぶつかると爆発を起こす。
当たればすぐに行動できるが、外すと特大なスキを晒してしまう。
『DX』ではヒットした時にリアルな爆発が起きるというこれまた物騒なワザだったが、『X』からはハート型のエフェクトが出るようになっている。
- 上必殺ワザ:ピーチパラソル
パラソルを持ちながらジャンプ。頂点に達するとパラソルを開き、ゆっくりと落下する。
落下中は上下入力でパラソルを開閉し、タイミングの調整が可能。
- 下必殺ワザ:野菜ひっこぬき
地面から野菜(カブ)を引っこ抜く。野菜はアイテム扱いで、とうてきアイテムと同様の形で投げる。
野菜には8種類の表情があり、このうちウインク・目が点・おじいさんのような表情のものは攻撃力が高い。
超低確率だがどせいさんやボムへいなど、他のアイテムを引っこ抜くことも…
踊りによって周囲の相手を眠らせ、回復アイテムであるモモを大量に降らす。
『X』では地上の相手にしか効果がなく、ガケつかまりなどで簡単に回避されてしまう。さらにモモが13個も降ってくるため、取りきるのに時間がかかってしまう難点もあった。
『for』からは空中にいる相手も容赦なく眠らせるようになった。また、ピーチの身丈くらいある巨大なモモが3個だけ降るようになり、取得時間の長さも解消されている。
変遷
『DX』では浮遊をからめた立ち回りと、浮遊中に空中攻撃を出す→浮遊解除着地で着地隙が4Fになる「浮遊キャンセル攻撃」が強力。
また、下半身無敵が存在し、発生・ダメージ(最大60%以上)ともに優れる下スマッシュ攻撃も優秀。しゃがみ対策ができない相手には下スマッシュ攻撃だけで勝てる。
『X』では上強攻撃が頭上にハート型の魔法を出す「ロイヤルハート」に変更された。
『for』では横スマッシュ攻撃「ピーチスマッシュ」のランダム性が無くなり、「テニスラケット→ゴルフクラブ→フライパン→テニスラケット…」の順番で取り出すようになった。
また、上空中攻撃が虹を描く「レインボーブリッジ」に変更された他、上スマッシュ攻撃でリボンを纏うようになっている(これに伴いワザ名も「オルゴールダンス」から「リボンダンス」に変更)。
『SP』では「キノピオガード」の演出が一新。さらにつかみ・投げでもキノピオが協力してくれるようになり、つかみ攻撃が「つかみキノピオパンチ」に、前投げが頭突きする「キノピオロケット」、下投げが降下して頭突きする「キノピオドロップ」にそれぞれ変更された。
また、横スマッシュ攻撃「ピーチスマッシュ」がシフト対応ワザとなり、上シフトでフライパン、下シフトでテニスラケット、何もしなければゴルフクラブで固定と、順番で道具を取り出す仕様が廃止され、使い分けが容易になった。
この他、下強攻撃がヒールで足払いする「足もとキック」に変更されている。
その他
カラーバリエーション
『DX』~『for』では2Pカラーがデイジーを意識した配色になっており、特に『DX』では衣装まで再現されるというこだわりぶりであった。
そのデイジーはピーチのダッシュファイターとして、『SP』でまさかの参戦を果たすことになる。
それ以外はほぼオリジナルだが、『for』以降では髪型こそ変わらないものの、ファイアピーチと同じ色になるカラーも用意されている。
勝ちあがり乱闘「さらわれ姫からの卒業」
ROUND | 敵 | さらう相手 |
---|---|---|
1 | クッパJr. | ピーチ |
2 | ガノンドロフ | ゼルダ |
3 | ドンキーコング | レディ(ポリーン) |
4 | クッパ7人衆(3体ずつ、合計7体) | ピーチ |
5 | キングクルール | コングファミリー |
6 | クッパ | ピーチ |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
クッパ軍団をはじめ、原作で誰かしらをさらっていくファイターが登場。
ROUND3は『ドンキーコング』を再現した内容のため、ドンキーも初代風の3Pカラー(赤色)になっている。
クッパ7人衆の登場順は『New スーパーマリオブラザーズ U』準拠。
余談
「空中浮遊」や「野菜ひっこぬき」の元ネタである『スーパーマリオUSA』は、海外の『SUPER MARIO BROS. 2』を逆輸入した作品である。つまり、海外では2作目の時点でプレイアブルキャラだった。勝ちあがり乱闘の「さらわれ姫からの卒業」とは一体…。
なお、この勝ちあがり乱闘をクリアした際の一枚絵の光景は…。
スーパーマリオRPGのピーチ姫も戦闘メンバーとして登場しているのだが、使用する攻撃には「フライパンで殴る」「ボムを投げつける」「眠りの状態異常を与える」「体力を回復させる」などがある。これらは表現こそ違うがすべてスマブラで描かれていたりする。イベントではパラソルで降下するシーンもあり、これが上Bワザの元ネタである。
また「キノピオガード」も味方を武器や盾にして戦うこのマンガでピーチがやっていたりする。詳しくはキノピオガードの記事にて。
…少しアレな話になるが、過去作ではスカートの中もしっかり作りこまれており、『DX』ではドロワーズ、『X』ではアンダースコートのような物を穿いていることが確認できた。
しかし、『for』以降では規制の関係で一面真っ暗闇と化してしまった。同作のゼルダや『SP』のデイジーも同様に規制されている(ロゼッタは宇宙空間、『SP』のゼルダは白いズボンを履いている)。
???「パンツなんか布じゃないですか。」
関連イラスト
pixivでは「スマブラ」関連のタグが付いていない場合でも『スマブラ』仕様で描かれていることも多い。
ただし、『スマブラDX』版が描かれるのは極めて稀。
希少な『スマブラDX』版イラスト
関連動画
関連タグ
『スマブラ』におけるピーチのアクションなどの元ネタ
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