声優は斎賀みつき。
概要
政府公認のオフィシャルネットバトラー。
小学生ながら頭脳明晰、冷静沈着で真面目な性格。しかも10時間のトレーニングを欠かさない努力家でもある(アニメ版では第55話でヤクザを返り討ちにする高い身体能力も見せた)。
(アニメでは)IPC(伊集院PETカンパニー)の副社長。社長は炎山の父親の伊集院秀石(しゅうせき)。
頭頂部が白、襟足が黒、という独特な髪色をしている。
光熱斗とはライバルのような関係。炎山は熱斗のことをゲーム版では苗字の「光」(オフィシャルな場では「光熱斗」)、
アニメ版では最初は「光熱斗」だったが、1期38話からは「熱斗」と呼んでいる。
(ゲーム版でも『ある場面』でだけ「熱斗」と呼ぶ)
桜井メイルに対しては「桜井」と苗字で呼ぶ。
基本的には年上には敬語で話す事が多いが、アニメ版では堀杉土太郎など年上であっても『お前』呼ばわりする事もしばしばで基準がよく分からないところがある(ぶっちゃけ熱斗も年上の殆どに「さん」付けな一方で呼び捨てにする者いるしその癖、この人には「さん」を付けるし)。またラウル等の自分と気が合いそうな者にもタメ口である。
アニメ版では副社長という役職の関係からか、部下に対してはタメ口のようだ。
PETのカラーリングはブルースをイメージしたレッドとなっている。
劇中での活躍
ゲーム
『ロックマンエグゼ』の頃は事件を勝手に捜査している熱斗を現場をかき乱す素人であると疎ましく思っていたが、やがてその実力を認めるようになる。
事件解決へのストイックな面が特に顕著でるが、科学省の発電所ジャック事件では、ロックマンがエレキマンを跡形もなくデリートして陽動作戦を不意にしたことを受け、未だに多くの人が地下に監禁されている状態であるにもかかわらず、ロックマンのデリートを優先したり、WWWの団員を探す任務中にはガセネタをつかまされて無関係の一般人に詰め寄るなど空回りすることも多かった。
続編の『ロックマンエグゼ2』では、前作での共闘からある程度熱斗を信頼するようになり、ダム爆破事件の際に起爆装置の処理を任せる程になっているが、アメロッパでのネットバトラー襲撃事件の際は、被害者のそばに熱斗がいたことで早合点して熱斗とロックマンを襲撃事件の犯人と決めつけてしまう(もっとも、熱斗以外無事な人がいなかった状況ゆえ、早合点しても仕方がなかった)。EDではまだ設定が固まっていなかったのか桜井メイルに好意的な言動を見せた。
税関にて熱斗がPETを没収された際にはオフィシャル権限で返却して貰うよう取り計らうなど粋な面も見せており、これが功を奏してゴスペル幹部のガウス・マグネッツの逮捕に繋がっている。
『ロックマンエグゼ3』では、あまり関係が良好ではなかった父親を人質に取られ何もできなかったところを熱斗に助けられ、大きな借りを作る。その後、火野ケンイチに騙され科学省火災事件に加担してしまい、ふさぎ込み罪を自白しだす熱斗に「それ以上言うと逮捕しなければならない」とあえて口止めし「父上の所へ行く」ようけしかけ、立ち直らせた(曰く「助けてくれた礼」)。今作では彼のネットバトルの腕前が1日10時間という過酷なトレーニングの成果によるものであったことが荒駒虎吉によって明かされる。
EDでは父親から夕食に誘われ嬉しそうな様子を見せたりと多少なりとも親子仲の改善の兆しが見られた。
なお、外伝作品の「レジェンドオブネットワーク」では父親とも普通に会話したり、面と向かって礼を言われたりするなど3の時より親子関係が改善されつつある模様。
この初期三部作ではシリーズを追うごとにクールな性格になっていくが、アニメ版とは口調が全く異なるので注意(ゲーム版では「〇〇ちまった」などの荒っぽい表現やキザったらしい言い回しを使用している他、1では自身を『炎山さま』と呼ぶ自信過剰な面も見せている)。
『ロックマンエグゼ4』では、ブルームーントーナメント(3回目のトーナメント)に出場したが、ブルースがネビュラのナビ500体に囲まれてしまったためやむを得ずダークチップを使用してしまいブルースを暴走させてしまう。ブルースを救うためトーナメントを棄権しようとしたが、熱斗とロックマンの協力によりブルースの救出に成功。トーナメントも棄権せず熱斗とのバトルを実現。
『ロックマンエグゼ5』では、「チームオブブルース」を結成し、熱斗と正式に協力した。ブルース版では熱斗らの直接の司令官となる。ロックマンをネビュラに拘束された際、熱斗にブルースを託したり、ブルースがクラウドマンの自爆でジャスミンのナビ・メディを庇ったことでブルースを失った(正確には生き延びた)際、謝意の気持ちを表すジャスミンに気遣うなど対応に応える。
チームオブカーネルが主役となるカーネル版では別働隊という扱いとなっているため完全な脇役となっている。
『ロックマンエグゼ6』では変装し、ブルースを遣わして熱斗達を陰ながらサポートしていた。終盤でケイン市長の罪を暴く為に潜入捜査を行なっていた事が判明。この時点で既に高等課程を飛び級で卒業しており、アメロッパの大学へ留学する模様。大人になった彼はオフィシャルの長官職に就いたようだ。
アニメではN1グランプリの出場に必要条件のバトルポイント収集の時から熱斗を知っており、キザな一面を見せ、熱斗を見下していた。
またN1グランプリのタッグバトルでは、タッグを組んだシャイニングマンごと相手をメガキャノンで撃破するようにブルースに指示するなど、冷徹な行動もとっていた。
その後、紆余曲折を経て熱斗と良きライバル関係となり熱斗を通してメイル達とも親しくなった。その分変装をさせられたり不遇な目に遭ったり、時にはノリの良いコミカルな面も多く見せるようになった。第1期38話以降は熱斗のことを下の名前で呼び捨てるようになった。
初期設定ナビでも上位相手に立ち回れるほどオペレートの腕が高く、端から見ていた熱斗も感心するほどだった。N1グランプリでエレキ伯爵の妨害で画面が見えなくなっても、何の支障もなくオペレートでき、プログラムアドバンスまで繰り出した。
年齢のせいで第55話では下町の小さな町工場の労働者やヤクザには子供という理由で甘く見られる事もあった(前者には見直されたものの、後者には「でまかせもいい加減にしろ!」と理不尽に逆ギレされた)。
熱斗ほどではないが、女性キャラから好意を持たれる描写があり、綾小路やいとやアネッタに惚れられている(上記の性格通り好意には鈍感である)、特に綾小路家とは、江戸時代からの腐れ縁である。
IPCの副社長というだけあり、PETカスタム用のグリップを支給するなど物資面でのサポートも行っている。
『AXESS』では、熱斗に次いでクロスフュージョン変身者となる。
シェードマンを撃退するためにダークチップを使用してしまい一時期ブルースがダークブルース化して離脱した為、バトルチップゲートを使ってCFロックマンをサポートしていく事になる。
ラウル及び彼のナビであるサンダーマンとの絡みも多い。
父親も登場しているが、炎山と並んで登場したことはない(Axessでは49話の回想シーン、streamでは32話の過去編のみの登場)。
漫画版
コロコロコミックで連載していた鷹岬版では熱斗のライバルであり仲間として活躍。
当時はまだ御曹司と言う設定がなかったためかバイキングで時間が近づくと食事を掻っ込むところを見せた。
あさだみほ版では熱斗の通う秋原小学校に転校してきた編入生として登場。こちらでは熱斗より一枚上手のライバル…というわけではなく、何かと熱斗に突っかかってくる描写が多い。
余談
名前の炎山は本名だが伊集院という苗字を知らないと、炎山という苗字だと勘違いしがちである。
この珍しい名前は、コンピュータの「演算」にかけているものと思われる。
ちなみに、父親の名前である秀石は「集積回路」にかけているものと考えられる。
余談だが、漫画版ロックマンエグゼ(鷹岬諒作)に「たまごのカラをかぶっている頭」のネタがあり、のちにそのネタがエグゼ4に登場した。その時はオート電話で「今俺の悪口を言わなかったか?」と問い詰める地獄耳…もとい勘のよさを発揮した。
読者や視聴者には「カリメロ」とも称されることも。
6のEDでは飛び級でアメロッパの大学に進学、エピローグでは国際オフィシャル長官に就任した模様。
設定資料では喪服を着た子供の炎山がいるので母親は死去したと思われる。(アニメ版では死去したと明言されている。)
父親である秀石からは厳しく接されてるが父として慕ってるらしく人質に取られた際は何もできなかった。
20周年記念の漫画「ロックマンエグゼ~20年ぶりの同窓会~」では秋原小学校の卒業生でないにかかわらず熱斗の呼びかけで同窓会に参加した。
流星のロックマンで同ポジションに位置するのはブライことソロである。
ネットナビ
オフィシャルのナビであるため、オペレーターからのスロットイン無しでバトルチップが使える。
そのため初めは戦闘をブルースに任せていたが、ロックマンとの戦いを経て、炎山自身で操作するようになった様子。
アニメ版では最初から操作していた。基本技はソード。
君のハートにプラグイン!
アニメ版では上記の台詞をIPCが発売している新型PETのCMで発しており、熱斗を爆笑させていた。
また、アフロ姿に何度か変装しており、胡散臭い外国人風の口調で話すこともあるなどキャラ崩壊のシーンが多い。
関連イラスト
関連タグ
ロックマンエグゼ 炎山 ブルース 炎やい イケメン クール ライバル
オーキド・シゲル:最初はキザで嫌味な性格だったが、最終的には主人公と良きライバル関係になるキャラ繋がり。
桐条美鶴:同じく大企業の社長の子供で結成されたチームのリーダー。赤がイメージカラーで堅苦しい性格、相棒が剣を得意とするなど女版炎山といえる人物。