タグとしてはバーバラが使用されることが多い。
CV:吉田小南美(ドラマCD版)/鶴ひろみ(オリジナルビデオ)/三森すずこ(ドラゴンクエストライバルズ)
概要
ドラゴンクエストⅥの登場人物。赤毛で外見が幼い17歳の女の子で、髪を頭上でまとめたパイナップルのような髪型をしている。性格は天真爛漫で楽天家。
もともとは記憶喪失でかつての主人公達と同じように透明であった少女。ラーの鏡を探す主人公一行に出会い、夢見のしずくの力で姿が見えるようになる。その後は主人公に拾われるような形で旅に同行する。
「記憶喪失の大魔法使い」だが、DQ6のストーリー中では自身の出自を知るまで家出娘として扱われていた。
ルイーダの酒場に預けることはできず、イベントで究極呪文を習得したり、DS版の会話コマンドでは、主人公に対する好意が垣間見えることがあるなど、重要キャラかつ物語のヒロイン的な扱いをうけている(小説版以外のメディア、特に漫画版やCDシアターではより顕著)。
原作のSFC版ではムドー打倒以降はマダンテ習得とED以外のイベントが乏しかった。
ヒラヒラミニスカートのためか近年の作品では規制の関係もあってスパッツを穿くようになった。
その真実(※ネタバレ有)
大魔王デスタムーアに滅ぼされた魔法都市カルベローナの出身。
仲間メンバー中唯一の、現実世界には存在しない『夢の世界』の住人である。
彼女以外の仲間達はみな現実世界の住人であり、一度は夢と現実にわかれてしまった主人公やハッサン達も本来の肉体を取り戻す事が出来たが、バーバラだけは唯一、現実の肉体というものが存在しない。
上記のように主人公に好意を抱いていると思しき台詞がチラホラ登場し、一国の王である主人公の父親も、物語のエンディングでバーバラと二人で城に帰ってきた息子(王子)に対し、ノリノリで二人の関係を応援している。
しかし、ラスボスである大魔王デスタムーアは、現実の世界と夢の世界の両方を支配するために、その魔力で本来は実体のない夢の世界をあえて実体化させており、いわば大魔王の魔力のおかげで、夢の世界の住人であるバーバラが、現実世界に干渉し、主人公達とふれあい、会話をし、アイテムの力を借りて姿も見えるようになっている、という状態であった。
そのため、主人公達の手によってデスタムーアが倒されたあとは、夢を実体化させていた魔力も徐々に薄れてゆき、主人公の目の前で少しづつバーバラの姿が薄れてゆき、彼に別れの言葉を告げながら消えてゆく、という悲しいラストとなっている。
但し、それ以降も『夢占い師』であるミレーユの水晶玉を使えば、現実世界からは本来見えない筈の、夢の世界を見ることは可能であるらしい。
コミック版では
主人公ボッツと恋愛要素のあるヒロインに抜擢。この辺りはDS版でも逆輸入されている。
またコミック版を担当した神崎まさおみ氏が『バーバラを生存させたい!』と原作者の堀井雄二氏に直談判をしており、まさかの生存エンドが描かれた。本来なら原作通りに消えてしまうはずだったが、ボッツが引き留めたことで現世に残ることとなった。
その後は仲間たちと共にダークドレアム討伐の旅へ出発するところで幕引きとなる。
ゲームでのステータス
MPとかしこさが高いが、HP・ちから・みのまもりが非常に低い魔法使いタイプ。かっこよさはレベルが上がるとミレーユを上回り、パーティーのキャラクター中で最も高くなる。SFC版では、「メラ」「ギラ」「イオ」「ヒャド」系に若干の耐性を持っていたが、DS版では耐性が削除された。
レベルアップで、ベギラマといった攻撃呪文や、ルカナン、メダパニといった攻撃補助呪文を覚えるが後述のストーリー上の都合によりこの3種の出番は転職前はほぼない。またストーリー上のイベントでマダンテを習得する。
ムドーの島到着時に、パーティーから一時離脱するが、ムドー討伐後は復帰する。ルイーダの酒場に預けることができないため、敵のバシルーラも効かない。
公式ガイドブック等では、魔力の高さをフルに活かせる賢者や、魔力の高さを活かしつつ非力さを補える魔法戦士などに転職することが推奨されている。
その他の出演
『モンスターバトルロード』では「伝説の賢者」という名前でバトルに参加し、宙返りを披露してからレーザーを放つ月光を使うことができる。
『ドラゴンクエストⅨ』では配信キャラクターとして登場した。