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AGITΩの編集履歴

2023-06-22 15:15:14 バージョン

AGITΩ

あぎと

『仮面ライダーアギト』に登場する、「アギトの力」に覚醒した人間及び本編の最終回のサブタイトル(2002年1月27日放送)。

前後のストーリー

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今、戦う時今回誕生秘話(仮面ライダー龍騎)

概要

仮面ライダーアギト』に登場する、「アギトの力」に覚醒した人間。

作中では長い間「アギト=津上翔一」であったが、後半では木野薫の登場によりそれが揺らぎ、アギトとは何であるかが明かされることとなった。


覚醒者

いずれも作中での呼称は「アギト」である。


一部は公式の仮面ライダー図鑑で「仮面ライダーじゃない」扱いとなっている。自らの意思とは無関係に変貌し、アンノウンと戦うことも無かったためだと思われる。


『アギト』本編に登場するアギト

時系列順に掲載する。


沢木雪菜/アギト

闇の力曰く、「この世に生まれた最初のアギト」。このアギトを「殺した」沢木哲也は後に闇の力の使徒となっている。

「仮面ライダーじゃない」扱い。


津上翔一/仮面ライダーアギト

本作の主人公。主に劇中で人間が「アギト」と呼称する存在。氷川誠は後述の木野薫と比較して「僕の知っているアギト」と称する。

あかつき号事件」で光の力により謎の光を浴びせられて覚醒の時を早められ、アギトに覚醒した。

明言されていないが、雪菜や木野が覚醒した順番を考慮すると「第二のアギト」と言える存在である。

作中に登場するアギトの中で「仮面ライダーアギト」の名称が用いられるのは基本的に翔一アギトだけである。


木野薫/アナザーアギト

翔一が浴びた光の余波により覚醒した。闇の力曰く、「第三のアギト」。

劇中で「アナザーアギト」とは呼称されず、制作陣は「木野アギト」と呼称していた。


岡村可奈/アギト

「仮面ライダーじゃない」扱い。可奈が覚醒した頃に警察では北條透を先頭に、目覚めうるアギトを脅威とする動きが中心になっている。


TVSP『新たなる変身』に登場するアギト

国枝広樹/アギト

「仮面ライダーじゃない」扱い。なお、同作では翔一が変身するバーニングフォームが暴走している。


表記に関して

AGITΩアギトの特殊表記であり、仮面ライダーとしての標準的な表記はあくまでアギトである。

英表記も通常はAGITOであり、オープニングテーマのタイトルや歌詞でもそうなっている。


Ωギリシア文字の一種でオメガという名称。

Ωを用いているのは、聖書に記してある「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」の文面に由来する。そのため、これに基けばこの記事のタイトルの「A」はラテン文字の「エー」となっているが、これをギリシア文字の「Α」(アルファ)とした「ΑGITΩ」が正式表記となる。

しかしら「A」と「Α」はまるで判別が付かないため、実際どちらが正確な表記なのか言い切れないところがある。特にロゴに表記されているものはMASKEDのAと字体が一致しており、Ωだけが強調されている。最終回(第51話)のサブタイトルの表記についても諸説ある(この作品は特にサブタイトルが劇中で表示されておらず、公式サイトのアーカイブ閲覧でも確認不可能)。


仮面ライダージオウ』では津上翔一の経営するレストランAGITΩの表記やURLから「O」ではなく「Ω」を使う表記を採用している様子(なお、東映公式サイトのあらすじでは「AGITO」と表記されていた)。上述した「Α(アルファ)」に関しては同じく表記から「A(エー)」が使用されていることが分かる。一方、アナザーアギトの英字表記にはきちんと「Ω」が使用されており、常磐ソウゴが「アギオメガ」と誤読するというシーンがあった。(Tを発音しない英単語は多々あるものの)ソウゴ的にTは無視されたっぽい

このため、「Α(アルファ)」と「A(エー)」、「O」と「Ω」のそれぞれどちらを使って表記するかは、公式でもそこまで厳密に決められているわけではないらしいことが窺える。


仮面ライダークウガ(HEROES)』版アギト

「グロンギを倒せるのは___アギトだけだ」


『アギト』の脚本を担当した井上敏樹による、『クウガ』のリメイク漫画にも設定をアレンジして登場。


グロンギ同様、リントが霊石での儀式を行うことで生まれる戦士でありリントの戦士守護神を意味する。


本作のクウガがグロンギ側の裏切り者とされているため、立ち位置だけなら原作のクウガに近いが一方後述のように翔一を含め危険な一面が見られる存在でもある。


作中の現代ではラ・ドルド・グがこの霊石で自身やグロンギに心酔、または支配後の世界での立場などで協力した刑務所関係者や囚人を使いアギトを生み出していき、彼らを使いグロンギ同士の殺し合いであったガギション・ゲゲルをアギトがグロンギを狩る形で再現させようとしている。

そのため、変身可能なアギトが複数いるばかりか大半が凶悪犯。その上、例外の翔一や雪菜の精神状態もいいものとは言い難い。


グロンギに匹敵する、グロンギを越えるとその評価は様々だが、その強さは作中の全体的な傾向としては(登場時期もあって)メ集団より強い程度か。

鉄格子を曲げた雪菜や、クウガの攻撃を止めたはるかのように変身せずとも超人的な力を見せたようなシーンもあるが雪菜はバルバの支配下、はるかが止めたのは翔一への攻撃と明確にアギト化による超人的な力とは断言できない。


外見の特徴として本作のクウガ同様に霊石(原作での賢者の石)が埋め込まれベルトであるオルタリングが存在しない。また、爪が鋭く雪菜や翔一のアギトは口が開くこともありより怪人に近い。

クロスホーンの展開やフォームチェンジも見られない。

また、個体によって戦闘スタイルや外観にも個性が現れる模様。


一応、霊石を取り出せば変身能力は失われる様子(後述の事情から死亡はしないと思われるが、詳細は不明)。


どうやらグロンギよりも先にアギトが誕生し、霊石がグロンギ族に渡ったようだがその過程はわかっていない。

また、ドルドの口ぶりではアギトは霊石の儀式は現代の人間に行うとグロンギ化するものでよりさらに少数がアギトとなるような発言だったが不完全体含めてすべて失敗かアギト化している。

ドルドがリントにアギトの力を与えてグロンギ狩りを行う、いわばグロンギと敵対するような理由もわからず単なるリント版グロンギとも言い切れない謎が多い存在である。


津上翔一

姉の雪菜から霊石を受け継ぎ、アギト化した。

設定は異なるものの一応、翔一ということでもっとも原作のアギトに近い外見。

アギト化を始めとし立て続けに起こる不幸、知り合った五代雄介やアギトの力を利用しようとする駿河徹也に依存する精神面に加えて本人の実戦経験や練度は低く、雄介との共闘では足手まといと判断されたこともあるほど戦闘には不慣れ。

しかし、暴走状態や感情が爆発した際にはクウガを圧倒、同じアギトにも致命傷を与えるなどその実力にはかなりムラがある。


津上雪菜

ドルドの儀式により、現代で最初にアギト化した人物。翔一の姉。

外見は元ネタと思われる沢木雪奈版のアギトと異なり、前述のS.I.C.のような女性体型のほか足がハイヒール状になっている。

ドルドに支配された刑務所から脱走しようとした際に囚われ、儀式に巻き込まれアギト化。その後、さらに脱走。

実はかつてラ・バルバ・デに操られており、彼女が犯したとされる少女たちの誘拐殺人はバルバの手によるもの。

翔一との再会を済ませ、自身や少女たちの仇であるバルバを倒そうとする。未だに彼女の支配下にあったため、再洗脳されてドルドへのメッセンジャーとして再び刑務所に戻るが、既に他のアギトを生み出していたドルドには不用になり始末された。

完全に霊石には適応できておらず、霊石は翔一の身体へ引き継がれてしまう。

翔一同様、激情に駆られるとメ・ガドラ・ダを撃破する強さを見せた。また、バルバ似の女性をアギトとして襲っている(恐らく殺害。後述の死刑囚たちも現段階ではアギトの力で殺人までは行っていない)


ドルドに協力するアギト

ドルドの儀式で誕生したアギト。現在5名。

下記の3名以外にも雪菜を殺害した巨体のアギト、巨体のアギトや片桐とともに翔一の前に現れた異形の腕を持つアギトが確認できる(どちらもその特徴を除けば比較的通常のアギトに近い見た目)。

脱獄後は各々の自由に行動しているが、ガギション・ゲゲルへの参加への意思は見せているため、ドルドは特に問題視していない様子。ガギション・ゲゲルにはルールも特にない模様(少なくとも時間制限はない)。


片桐章馬

ドルドの協力者の一人。最初に名前が判明。

縦に伸びたクロスホーンの他、鋭い人差し指や肘など全体的に鋭い印象を与える見た目。紳士的な口調の一方、他者を気に食わないとする尊大な人物。

何より死刑囚だけあって、その実態は母への愛や憎しみから女性を母と呼び殺害し天使に見立て飾るサイコキラー。

駿河やゴ・ガメゴ・レと互いの目的を賭けてポーカーで勝負するも、駿河に敗北。約束を守ってゲゲルを行っていないガメゴに対し、殺人をやめる約束を平気で反故にしており、リントの英雄にも敬意を払っていたガメゴに貶されたことで戦闘。しかし、一方的に敗北。ゲゲルのルールに違反しない形で殺害まではされず、霊石を取り出され恐怖を刻み込まれた。

肘の刃を扱うスピード型の戦士で素人同然の翔一は圧倒できたが、ガメゴを初戦で鈍重なパワーファイターと誤解しており、再戦時には速さでも圧倒されてあっさりと敗北している。

ゴ集団の圧倒的強さを見せるかませになったというところか。


土倉さやか/はるか

ドルドの協力者の一人で元地下アイドル。本名は高野玲子二重人格

雪菜同様、ハイヒールなど女性型な外見に加えて、クロスホーンを始め電波系な一面のあるさやかの影響なのかハートの意匠を持つ。

さらに、肩の装飾も異なり15巻表紙の色も赤と青とトリニティフォームのものになっている。

能力的にはトリニティフォームを思わせるものはなく、左目も青色でさらに目に見えるような線があることから、左右非対称の二面性として二重人格が見た目反映されているのだろうか。

脱獄後は、土倉さやかとして地下アイドルとなっている。作中の描写から電波系な口調自体はキャラ付けではなく、元々と思われる。

はるかは粗暴な性格で後天的に生まれた人格。お互いの存在は認識しており、アギトへの変身やガギション・ゲゲルも知っているが、記憶は共有できない。二重人格の切り替わりは、漫画の表現としては髪色で行われている。

はるかが行った殺人は、さやかを虐待していた母親の殺害のみであり、さやかはその経験から自身の邪魔者を殺害するという短絡的な手段に目覚めた。

さやかは翔一と、はるかは雄介と親しくなり、さらにさやかは自身の殺人をはるかの仕業と偽ったことで3人(4人)の関係は悪化。

さやかの人格では貫手を、はるかの人格ではサブミッションを主体とした戦闘スタイルを取る(はるかの人格でも貫手自体は攻撃手段にしている)。作中での戦績は実は完全なタイマンが限られているため、いまいち強さはわかりにくい。


都沢聖子

ドルドの協力者の一人。元々の職業は菊の栽培家。

かつて心臓病の弟がおり、唯一の治療手段である心臓移植手術の際、執刀医含む現場側のミスで弟を失い、その復讐として関係者を皆殺しにし、心臓を抉り出した後で自身が育てた菊を穴に詰め、抉り出した心臓を弟の墓前に供えるという猟奇殺人を行った末に、死刑判決を受けた過去を持つ。

その凄惨な経歴ゆえに菊花の魔女の通り名を持つが、卓真が行っていたモーフィングパワーによる他者の治療を手術と称して行い人助けを行うなど、完全な悪人ではないようだが…。

アギトとしての姿は、女性的な体型と花切り鋏に似た形状のクロスホーンが特徴的で、ワイズマンモノリスが鋏の要のような形状になっている。

対峙したガエラ、一条、駿河に自身の気配を悟らせないどころか互角の立ち回りを演じるなど、身体能力・技量はかなり高い部類に入る模様。

戦闘スタイルは、『平成ジェネレーションズFOREVER』でアギトが使用していた技を模した手刀での格闘を主力技として用いるものであり、全ライダー中でも珍しいライダーチョップ主体。


不完全体(仮称)

ドルドが廃棄した刑務所に残っていたアギト。

姿自体は翔一や雪菜のアギトに近いが、爛れたような外見をしており、特に頭は左目や筋肉も見え口も開きっぱなし。骨格もしっかりしていないのか、特に腕が折れ曲がったり伸びているような描写も見られる。TV版のワイズマンモノリスや賢者の石にあたるパーツも、しっかりとは形成されていない。

常に身体が痛むようになっており、その痛みを他人にも与えようとする。

失敗作としてドルドに廃棄されていたのを駿河と翔一が目撃しているが、その後当て馬にするために回収されたらしく翔一にぶつけられる。


S.I.C. HERO SAGA』に登場するアギト

非公式のジオラマ小説。他作品の要素があったり設定が本編と異なったり、と二次創作であることに注意。



関連タグ

仮面ライダーアギト アギトの力

津上翔一 仮面ライダーアギト(キャラクター)

木野薫 アナザーアギト

仮面ライダーギルス

光の力(仮面ライダーアギト)


雄介AGITΩ新しい命


外部リンク

用語辞典 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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