はりきり
はりきり
概要
第3世代(RSE)から登場した特性。
「こうげき」が上がるが物理技の命中率が下がってしまう。「ちからもち」「ヨガパワー」の下位互換(これらは補正が2倍。命中ダウンもない)。
当初は進化前など元々のステータスの低いポケモンが多く、「こうげき」を1.5倍にしても命中率の低下が大きなデメリットとなってしまうため、実戦で採用する場合としては「こうかくレンズ」等で命中率を上げる、必中のつばめがえしと合わせるしかなかったが、「つめとぎ」でデメリットを軽減できるアイアントが第5世代で登場。
さらに、「しんそく」とつばめがえしがタイプ一致で使えるトゲキッスも採用が見られたが、第6世代でフェアリータイプになったことで火力不足に陥り採用率が低下してしまった。
しかし第8世代で登場したダイマックスは3ターンの間全ての技が必中になるので、物理技を「威力1.5倍・デメリットなし」の状態でぶつけられることから一気に株が上昇。場面と枠を半ば独占するため読まれやすいが、決まれば強力。
アイアントのほか新登場のアップリューやパッチラゴンなどがこの戦法で活躍。トゲキッスもじゃれつくを取得したことで再度はりきり型も採用の余地が生まれた。
仕様の詳細
上記のように「命中率が0.8倍になる」という説明のためややこしいが、はりきり補正がある場合の命中率は「技の命中率に0.8を掛けた数値になる」という意味である。
まず物理技が対象なので、特殊・変化技や一撃必殺である場合は命中率の計算を行わない。
物理技であっても上記の「つばめがえし」のような必中技も計算を行わない。
問題は命中率が設定された物理技。
例えば「すてみタックル」のように命中率が100%の物理技を使う場合、当然だがその技の命中率(100%)×0.8=80%となる。
一方、命中率が80%の「ストーンエッジ」は80%×0.8=64%で2/3弱。
命中率を上げるアイテムや「じゅうりょく」状態の命中率補正は、上記の計算結果に対して課される。
例えばこうかくレンズ(1.1倍)を持たせている時、先程のはりきり「ストーンエッジ」の命中率は、64%×1.1≒70%となる。
また、「じゅうりょく」状態(1.67倍)のはりきり「ストーンエッジ」の命中率は、64%×1.67≒106%となるため、確実に当たるようになる。
なお特性の影響で技が外れた場合でもからぶりほけんは発動するため、持たせるのも一考。
発動から(技が当たれば)全抜きも夢ではないが…運命力との戦いになる。
所有ポケモン
太字は隠れ特性。