新潟市
にいがたし
概要
もともと信濃川河口に栄えた港町だったが明治以降に海沿いの町や村を次々に編入し、平成の大合併では周辺の13市町村を編入し、(数字の上では)人口約81万人を有する本州日本海側最大の都市である(一応)。
しかし市域の大半を農地が占め、政令指定都市だというのにコメの収穫量全国1位だとか、枝豆の収穫量2位だとかを誇ってたりしている。そんなわけで新潟市は「田園型政令市」を自称してるんだそうだが、それって田k…ゲフンゲフン
日本の都市としては珍しく食糧自給率が60%を超えているらしいけど、それって誇りに思っていいことなのだろうか?(かなり微妙…)
行政区は8つあり、中心が中央区、東区、西区。北区、江南区、秋葉区が別の町。南区、西蒲区がほとんど農村と言った構成になっている。
新潟州構想
2011年1月25日 「新潟州構想」が篠田昭市長と泉田裕彦新潟県知事の両名により打ち上げられる。新潟県を「州」とし、なかでも現新潟市を特別区として「州」が管理するというこの構想、市や県の幹部はおろか、普通の新潟県民にとっても全く寝耳に水の話であった。
そして同年6月現在、この構想に進展が見られたという話はついぞ聞かない。3月11日に東日本大震災があったためそれどころではないともいえるが、果たしてそれだけだろうか…?
同年7月に検討委員会が開催されるが、新潟県内でも有名な"アブナイふたり"が打ち上げた構想であるために、市民や県民の間からは「新潟州になって、新潟が発展するといいね♡」みたいな期待の声や、賛成する意見はまったく聞くことができない。
新潟市のヘタレ伝説
- 人口81万人を誇ってはいるが、実際の都市規模は55万人程度。
- 区名を決める際、最初に区名案を募集したところ合併市町村の名前を引き継いだ区名が一番人気。その後、一部地域の反対運動により東西南北などの味気ない名前になった。
- 旧新潟市の区域および北区と秋葉区は2005年の大合併、2007年の政令市移行を経て新潟市外からの流入が増えているのだが、少子化・過疎化による自然減が多いため人口が増えない。
- 政令市なのに地下鉄はおろか、路面電車すら無い(あったんだけど10年も前に廃業)典型的な車が無いとどこにも行けない田舎の地方都市である。おまけに鉄道が通っていない行政区があったり…
- 2009年12月から2010年1月にかけて80cmの積雪で、雪国であるにもかかわらず都市機能が麻痺した。(←だから普段はそんなに積もらないと以下略)
もうやめて!新潟のライフはもう0よ!
中心市街地
新潟市の中心市街地は古町。
かつては日本有数の遊郭があり、江戸時代には京都・大坂・江戸の三都市に引けをとらない都市だったらしいが明治維新後に没落。明治時代以後、遊郭の移転により芸事が中心の花柳界(花街)へと変化し、昭和初期(戦前)には新橋・祇園と並び「三大花街」と呼ばれるまでになった。
しかし、戦後の乱開発による地盤沈下の影響で堀が埋め立てられたのを境に衰退し、当時のにぎわいはない。
現在でも新潟の料亭街としてにぎわっているが、その特徴として京都の建築様式とは異なる「在地型」の建物が挙げられる。現在にぎわっている料亭街の中で在地型の建築様式の料亭街は新潟だけである。
意外に港が栄えてる。かつては北前船の寄港地としても栄えた伝統が今に続いている。
積雪
日本屈指の豪雪地帯である新潟県(積雪量:1m~2m)において、新潟市の積雪量は20cm~30cm程度である。これは「少ない方」ではなく、「降らない方」に分類される。
そのため、「新潟って雪がすごいよね」と言うと「ハァ!?雪なんか降らねえよ!!」とマジギレされるので注意。
しかし、10年~15年に1度くらいに80cmぐらい雪が積もることがある。
その他のエピソード
新潟は、杉と男が育たない
新潟に伝わることわざのひとつ。ここでいう「新潟」とは新潟市内の古町周辺(明治期の新潟市の区域)であり、新潟県全体のことではない。
「男が育たない」というのは、遊女と付き合いのある男がそのお金を当てにして生活していたり、農家の長男が親に甘やかされて育てられるために、それこそ「ガタリア」なんて漫画が描かれてもおかしくないぐらいに男がダメ男ばかりだということをあらわしている。
このことわざ自体は新潟を貶めるものではなく、「お金があるからといって男の子を甘やかしてはいけない」というような戒めのようなものである。また、実際に古町周辺では杉の木が育たない。これは古町周辺が砂地(砂丘)であるため、杉の木が根を張ることができない。新潟で木というとだいたい松か柳である。特に柳は堀のあった昔から街路樹として植えられており、今でも一部の人が「柳都(りゅうと)」という異称をなんとか広めようと頑張っている。
ちなみに、ダメ男と言われる新潟の男性だが、雪で凍った道路を歩いて滑っても体制を立て直して転ばなかったり、自転車や自動車で走る程度にタフである。柳はすぐに曲がるが簡単には折れないのだ。