日本女子サッカーリーグ
にほんじょしさっかーりーぐ
概要
主催は一般社団法人日本女子サッカーリーグと公益社団法人日本サッカー協会(JFA)。
加盟チームは日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)傘下のクラブチーム、実業団チーム、市民クラブ(NPO法人、株式会社等)、学校法人等様々で、選手は、1部、2部のともに社会人・大学生が主体である。3部のチャレンジリーグが存在した頃は中学生・高校生が中心のチームもあった。
なでしこリーグ以下の下位カテゴリは表向きアマチュアリーグだが、実態は男子のJFL以下の下位カテゴリと同じくノンプロリーグであり、プロ契約選手も存在する。しかし、こういうカテゴリに於いて男子と比較してみると、アマチュア選手が圧倒的に多くいるという事実に行き着く。(WEリーグ創設によって、なでしこリーグ以下のチームにもサッカー選手としての給与を得られる選手が出てきてほしいものである)
リーグの呼称は第6回大会の前期まで略称「JLSL」、同大会後期から「2005年シーズン」までは略称「L・リーグ」(英文表記はL.LEAGUE)が使用されたが2004年の途中からは愛称「なでしこリーグ」が制定され、2006年から協賛スポンサーが付いたことなどにより「なでしこリーグ」が主に使われるようになったが「L・リーグ」名称は、規約上は残っているため文書では時々見られる。
2010年、なでしこリーグ改革により1部リーグを10チームからなる「なでしこリーグ」、残りのチームは新規参入チームとともに「チャレンジリーグ」に再編、2015年から3部制となっていった。
2020年、女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ(Women Empowerment League)」が2021年9月に開幕予定で発足されることが発表された。この為なでしこリーグは2部制に再編した、
2023年現在の参加チーム
※北から順に紹介
※1部:12チーム/2部:10チーム
カテゴリ | チーム(クラブ)名 | ホームタウン | 加盟(在籍)年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2部 | ノルディーア北海道 | 北海道札幌市 | 2010-2011、2015- | |
2部 | JFAアカデミー福島 | 福島県楢葉町 | 2010- | |
1部 | バニーズ群馬FCホワイトスター | 群馬県前橋市 | 2021- | |
2部 | つくばFCレディース | 茨城県つくば市 | 2015- | |
1部 | オルカ鴨川 | 千葉県鴨川市 | 2016- | |
1部 | スフィーダ世田谷 | 東京都世田谷区 | 2011- | |
1部 | 日体大SMG横浜 | 神奈川県横浜市 | 1999、2010- | |
1部 | ニッパツ横浜FCシーガルズ | 神奈川県横浜市 | 2015- | |
1部 | 大和シルフィード | 神奈川県大和市 | 2015- | |
2部 | FCふじざくら山梨 | 山梨県南都留郡鳴沢村 | 2023- | |
1部 | 静岡SSUボニータ | 静岡県磐田市 | 2010- | |
1部 | 朝日インテック・ラブリッジ名古屋 | 愛知県名古屋市 | 2015- | |
2部 | ヴィアティン三重レディース | 三重県桑名市、いなべ市、員弁郡東員町、桑名郡木曽岬町、三重郡菰野町/川越町/朝日町 | 2022- | |
1部 | 伊賀FCくノ一三重 | 三重県伊賀市 | 1989- | |
1部 | スペランツァ大阪 | 大阪府高槻市 | 1991- | |
1部 | ASハリマアルビオン | 兵庫県姫路市 | 2014- | |
2部 | 岡山湯郷Belle | 岡山県美作市 | 2003- | |
2部 | 吉備国際大学Charme岡山高梁 | 岡山県高梁市 | 2011- | |
2部 | ディアヴォロッソ広島 | 広島県安芸郡熊野町 | 2022- | |
1部 | 愛媛FCレディース | 愛媛県松山市 | 2012- | |
2部 | 福岡J・アンクラス | 福岡県福岡市 | 2006-2017、2020- | |
2部 | ヴィアマテラス宮崎 | 宮崎県児湯郡新富町 | 2023- |
過去の参加チーム
WEリーグに参加
2021年開幕時
- マイナビベガルタ仙台レディース⇒2020年シーズン終了後『マイナビ仙台レディース』に改名。
- 浦和レッズレディース
- ちふれASエルフェン埼玉
- ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
- FC十文字VENTUS⇒『大宮アルディージャVENTUS』へチームを承継
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
- ノジマステラ神奈川相模原
- アルビレックス新潟レディース
- AC長野パルセイロ・レディース
- INAC神戸レオネッサ
地域リーグへ降格
- 清水第八スポーツクラブ / 清水第八プレアデス:2001年-2010年、2003年-2014年
- 益城ルネサンス熊本:2000年-2010年、2015年
- ジュ ブリーレ 鹿児島:2008年-2013年(2008年は準加盟参加)
- アギラス神戸:2010年-2011年
- JAPANサッカーカレッジレディース:2012年-2016年
- 常盤木学園高等学校
- 新潟医療福祉大学女子サッカー部
- セレッソ大阪堺ガールズ
解散・活動縮小など
- 日産FCレディース:1989-1993年
⇒日産自動車サッカー部(現:横浜F・マリノス)の女子チームの位置づけであったが解散。
- 新光精工FCクレール / TOKYO SHiDAX LSC:1989-1996年
- 清水FCレディース / 鈴与清水FCラブリーレディース:1989-1998年
- 神戸FCレディース / 田崎真珠神戸FC / 田崎神戸レディース / 田崎ペルーレFC / TASAKIペルーレFC:1989年-2008年
- 日興證券ドリームレディース:1991-1998年
- フジタ天台SCマーキュリー / フジタサッカークラブ・マーキュリー:1991-1998年
⇒湘南ベルマーレ参照。(ベルマーレ平塚時代にスポンサーが同じだった。)
- シロキFCセレーナ:1993-1998年
- 浦和レディースFC:1994年
- OKI FC Winds:1996-1999年
- YKK東北女子サッカー部フラッパーズ / YKK AP東北女子サッカー部フラッパーズ / 東京電力女子サッカー部マリーゼ:2000-2010年
⇒登録していた選手26名中18名がベガルタ仙台レディースに、鮫島彩ほか6名が他チームへ移籍。2名は東京電力に残留。
- HOYOスカラブFC:2013年
- バニーズ京都SC:1991年-2020年
⇒選手の多くを群馬FCホワイトスターが引き受け、日本女子サッカーリーグに参入。