「俺の望みは一つ あの人の下で戦って死ぬ それだけだ」
巻頭ポエム
俺たちは滝の前の魚
俺たちは籠の中の虫
俺たちは波濤の残骸
髑髏の錫杖
力の奔流 それを呑む鯨
俺たちは五本角の雄牛
俺たちは火を吹く怪物
泣き叫ぶ子供
ああ 俺たちは
月光に毒されている(23巻)
概要
身長 | 182cm |
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体重 | 76kg |
誕生日 | 11月9日 |
CV | 檜山修之 |
スキンヘッド(毎朝きちんと剃っており、『ハゲ』と言われると怒る)で三白眼の強面の男。目元に赤い化粧を入れている。
瀞霊廷への侵入(?)に成功した黒崎一護の前に立ちはだかった最初の相手で、十一番隊の死神らしく非常に好戦的な性格。
同隊第五席の綾瀬川弓親とは十三隊入りする前からの付き合いで、よくセットで登場する。
死ぬならば隊長である更木剣八の元で戦って死ぬと誓っており、昇進を兼ねた他の隊への異動も受ける気はないらしい。その為、隊長の就任条件である卍解の習得も果たしているにも拘わらず、それを他人に隠している。
斑目志乃という性格のよく似た親族がいる。彼女は一角を追う形で十三番隊に所属しており、行木竜ノ介と共に空座町の担当を新しく任されている。
尸魂界篇では一護と対決し敗北。血止め薬で治療されたことで九死に一生を得る。
治療室で涅マユリに実験されかけるが剣八に庇われたことで助かり、遠くから弓親と仲良く剣八と一護の対決を見守った。
その後、一護と戦いたいがために十三隊を裏切った剣八につき、元十一番隊の射場鉄左衛門と対決。稽古のように仲良く戦闘し、呑気に酒を飲んで休憩しているところで藍染惣右介の裏切りが発覚し中断。
騒動の終結後は道場で稽古をするが、一護が乗り込んだことで彼と竹刀で戦おうとするが剣八が乗り込み一護を襲ってきたことで中断。
破面篇ではエドラドと対決。帰刃した彼に全く歯が立たなかったものの実は尸魂界篇の朽木白哉戦の一護と同じ舐めプであり、ここで卍解を初めて披露し倒した。
空座町決戦ではチーノン・ポウと対決。卍解しなかったとはいえ、ポウに帰刃させることすら出来ずに敗北するが、狛村左陣に助けられる。
最終章・千年血戦篇では特に目立った活躍はないが生存。
最終回では、草鹿やちるの後を継ぎ副隊長へと昇格した。
斬魄刀
始解前の刀の柄には血止め薬が入っている。
本人の創意工夫による仕込みで斬魄刀の能力ではない。
とされていたが、公式のQ&Aにて、鬼灯丸自身の能力だと判明した。鬼灯は薬草として使われていた事もあるため、お誂えなネーミングである。つまり、回復系の斬魄刀であり、綾瀬川弓親の藤孔雀と同様に十一番隊の風潮にそぐわない能力である。
- 始解『鬼灯丸』(ほうずきまる)
刀と鞘を縦に連ね、「延びろ『鬼灯丸』」の解号と共に槍状の姿に変化する。
この形態以外に「裂けろ」の解号で三節棍に変わり、変幻自在の戦術を取れる。
敵を斬る覚悟も卍解習得もしていない一護に素手で破壊されたり、幾度となく破壊されていたりと破壊されていない方が珍しい始解。
- 卍解『龍紋鬼灯丸』(りゅうもんほうずきまる)
三つの特殊な形状をした巨大な刃物を鎖で一連に繋いだ卍解。
真ん中の刃の側面には龍の紋が彫られており、攻防の衝撃に応じて徐々に赤く染まってゆくのだが、これは卍解直後は未だ霊圧の大半を眠らせたままである『龍紋鬼灯丸』の霊圧解放率を示すメーターの役割を持つ。
斬れば斬るほど、戦えば戦うほどその攻撃力を上げる、一角に相応しい卍解である。
…のだが、壊れた卍解は修復が不可能という設定が明らかとなったため「壊れやすい上に壊れないと真価を発揮できない卍解」という(読者からは元々最低評価だったのに)致命的なデメリットを抱えた代物となってしまった。(一応、技術開発局の阿近の手で形だけは修復されている)
破壊された卍解は他にもあるが多少壊れたくらいでは何ともないものや修復能力を持つもの、改造して修復できるものなので、破壊=性能劣化なのは実質龍紋鬼灯丸だけに…。
更に、最大破壊力そのものも狛村のものに劣り、この卍解の霊圧向上は破壊力のみに注がれるため、普通なら霊圧向上に伴って自然と向上する防御力や速力は始解時から据え置き(※エドラドの見立て)。
但し、考察界隈では阿散井恋次が千年血戦編で斬魄刀の真の名をあげたことで新たな卍解を見せたことから、個人の事情で人前で披露しようとしなかった一角にもまだその段階があるのではないか…ということが希望的観測も含めて囁かれている(鬼灯の花言葉の一つ(「偽り」があること、上記の傷薬が能力であると判明しこれが龍紋鬼灯丸の能力とあまりにもかけ離れていることなどから可能性としては低くはない)。