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潔癖症の編集履歴2023/09/25 04:40:30 版
編集内容:曖昧さ回避復旧。恐怖症患者と「妥協点を見出し付き合っていく」ことは困難であり、精神科医への相談が必要。混同するべきではない。

潔癖症

けっぺきしょう

度を越して生真面目・几帳面な人、もしくは綺麗好きが行き過ぎている、不潔であることに恐怖を覚えるような人を揶揄する表現。

曖昧さ回避

1.綺麗なもの、正しいものを強く好む性格を指す潔癖を足したもの。真面目過ぎる、綺麗好き過ぎる人を揶揄する、もしくはそのような自身の有様を自虐する侮蔑語

2.強迫性障害の一種である不潔恐怖症の俗な呼び方。詳細は当該記事へ。

概要

本人が考える「不正」や「不潔」を許せず、それらを徹底的に排除して、完全なる「正義」や「清潔」を追求するような性格のこと。

転じて、極端なまでの綺麗好きのこと。

人間が健康で文化的な(集団)生活を送るにあたって、ある程度秩序や規則といった「正しさ」や「清潔さ」・「美しさ」の概念を追求し、共有することは当たり前に行われているが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉にもあるように、何事にも限度がある。また、それらの基準は明文化されていないことや、人や時代、地域によって見解が分かれることも多く、必ずしも全員が同じレベルで理解し合えるとは言えない。

「潔癖症」と呼ばれる人は、あくまで自分の考える範囲の正しさの基準に固執し、それを完遂しようとするあまり周りからズレてしまう存在と言える。

しかし人によって、また地域ごとの文化や慣習によっても「清潔」の基準は異なってくる。

例えばある国では土足で部屋に上がる行為が「不衛生で無礼」と考えられていても、別のある国では全く問題がないというのがあるが、これはそれぞれの国の伝統、文化的背景に由来するものであり、どちらかだけが不潔、過剰に清潔というわけではない。

料理や実験のような「清潔でなければならない」作業、同じく「清潔でなければならない」病院や工場のような場所もあり、それらについて日常生活の一般的な基準をそのまま当てはめることはできない。

2000年以降、それまでの食中毒問題や食品の衛生管理問題などに関する事件が多発したこともあり、衛生管理の一環としてアルコール消毒を中心とした、家庭用消毒液の流通が拡大化された。

同時に子供に対する衛生管理への厳格化も社会現象化し、特に乳幼児に対する殺菌・滅菌への徹底が喧伝されるようになった。

同時にそれまで表に出てこなかった「隠れ潔癖症」ともいうべき性格を持つ人も、表立って潔癖であることを表明するようになり、人によっては誰かが触った時点で殺菌消毒しないと無理という、重度の潔癖症も珍しくなくなってしまった。

寄せ鍋や大皿料理など、大勢で箸を伸ばすパーティーメニューへの忌避感を表明する人も増え、個食化が一気に進み、宴会料理を提供する飲食店の経営戦略にまで影響を与え始める。

だた一方で、社会全体の潔癖症が子供の免疫力の低下を招いているという風説もあり、医学的見地からも「ある程度は雑菌に触れて抵抗力を付けなければ免疫力が育たない」と、極端な潔癖に対して警鐘を鳴らす医師や学者もいる。

創作における「潔癖症」

言動に明確に表れやすい性格のため、創作物への登場頻度も多い。

真面目を意味する潔癖症は、キャラクターの思想信条に深く関る。

一方綺麗好きを意味する潔癖症はコミカルなキャラ付けとして使われることが多く、几帳面だからと必ずしも厳格ではなくそれどころかチンピラゴロツキのような素行不良の輩もいないこともない。

キャラクター

※主に「綺麗好き」のキャラ

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