路線データ
路線名 | 糸田線 |
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路線区間 | 金田〜田川後藤寺 |
路線距離 | 6.8km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 6駅 |
非電化区間 | 全線 |
単線区間 | 全線 |
最高速度 | 85km/h |
閉塞方式 | 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式) |
保安装置 | ATS |
運転指令所 | 金田運転指令室 |
第一種鉄道事業者 | 平成筑豊鉄道 |
概要
金田駅(福岡県田川郡福智町)と田川後藤寺駅(田川市)を結ぶ平成筑豊鉄道の鉄道路線。
筑豊炭田からの運炭の為に貨物列車も設定されていたが、エネルギー政策転換による石炭産業の衰退や筑豊炭田の廃坑に伴い利用者数が減少。国鉄末期に第三次特定地方交通線に選ばれ廃止が承認された為、国鉄分割民営化後の1989年(平成元年)10月1日に九州旅客鉄道(JR九州)から第三セクターに転換された。
沿革
- 1897年(明治30年)10月20日:豊州鉄道によって後藤寺駅(現・田川後藤寺駅)〜(貨)豊国駅(廃止)間開業。宮床駅(現・糸田駅)〜豊国駅間は貨物営業のみ。(貨)大藪駅(初代。廃止)、宮床駅、(貨)豊国駅開業。
- 1901年(明治34年)9月3日:豊州鉄道が九州鉄道に合併され、同社の路線となる。
- 1907年(明治40年)7月1日:鉄道国有法により国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い宮床線となる。
- 1929年(昭和4年)2月1日:金宮鉄道の路線として金田駅〜糸田駅(初代。廃止)間開業。
- 1929年6月1日:金宮鉄道を九州産業鉄道に譲渡。
- 1933年(昭和8年)10月6日:九州産業鉄道が産業セメント鉄道に改称。
- 1942年(昭和17年)10月1日:豊前大熊停留場開業。
- 1943年(昭和18年)7月1日:国が産業セメント鉄道買収及び同線を編入、金田駅〜後藤寺駅間の本線及び糸田駅〜豊国駅間の貨物支線を糸田線に改称。宮床駅を糸田駅(2代)に改称し、糸田駅(初代)を同駅に統合。豊前大熊停留場を駅に変更。
- 1945年(昭和20年)6月10日:貨物支線を全線糸田駅構内に編入。豊国駅廃止。
- 1954年(昭和29年)4月1日:大藪駅(初代)廃止。
- 1982年(昭和57年)11月3日:後藤寺駅を田川後藤寺駅に改称。
- 1987年(昭和62年)2月3日:第三次特定地方交通線として廃止を承認。
- 1987年4月1日:貨物営業廃止。国鉄分割民営化に伴いJR九州が第一種鉄道事業者として継承。
- 1989年(平成元年)10月1日:JR九州の第一種鉄道事業廃止。平成筑豊鉄道に転換。
- 1990年(平成2年)10月1日:大藪駅(2代)開業。
- 1997年(平成9年)3月22日:松山駅開業。
- 2019年(令和元年)10月1日:駅ナンバリング導入。
運行形態
ほぼ毎時1本、ラッシュ時は2本ワンマン運転の普通列車が運行される。
途中駅発着の区間列車は設定されておらず全列車が全線を走破する。日中は伊田線に直通し直方駅発着で運行されるが、その他の時間帯と日中の一部は線内運用で、金田駅で伊田線直方駅方面の列車と接続する。
駅一覧
※:転換時に新設された駅。
使用車両
自社車両は全て金田車両基地所属。
現在の使用車両
全列車で運用。
過去の使用車両
開業時から運用された車両。