概要
負け犬キュアとは、プリキュアシリーズにおいてプリキュアになるであろうと思われていたが結局なることができなかったキャラたちの俗称である。
プリキュアシリーズにおいては追加戦士の情報が出るたびに「あのキャラがなるのではないか」とか「このキャラがなるんじゃないか」とかファンの間では噂されることが多かった。また自分の思い入れのあるキャラがプリキュアになれば…と思っていた方も多いのではないのだろうか。
しかし、追加戦士の正体が明かされるとその結果に失望してしまうファンもまた多かったのではないだろうか。
「負け犬」というのは悪意のある蔑称だが、使う人によって予想を外した視聴者自身への自嘲なのかもしれない。
プリキュアになれそうでならなかったキャラ達
ミユキさん(フレッシュプリキュア)
主人公桃園ラブ達にダンスを教えている人物。彼女が食べようとしたドーナツにピックルンの1体であるアカルンが入り込んだことから、勘違いしたタルトが自分から正体をばらしてスカウトするものの、彼女からは断られてしまう。
その後4人目のプリキュアは別人物がなってしまうが、彼女はその後もプリキュアのコーチ役を買って出るなど扱いはいい方で、これまでプリキュアと妖精だけの物語だったプリキュアシリーズにおいて初の一般人の協力者となった。
ちなみに中の人はフレッシュの4代後で古代のプリキュアの一人を演じている。
東山聖歌&西島和音(スイートプリキュア)
※画像のファンアートは悪堕ちですが、実際にはしていません(操られたことはある)。
初期メンバーの北条響&南野奏と同じく苗字に方角、名前に音楽の縁語というネーミング、彼女らと親しい関係にあったことからいずれプリキュアになるかもしれないと思われていた。
しかし追加戦士であるキュアビート&キュアミューズ(の真の姿)が登場すると2人の出番は殆どと言っていいほど(聖歌に至っては20話以上)なくなってしまった。
結局4クールでの41・42話が最後の活躍になり、最終決戦あたりでは単なるモブキャラになっていた。
このことが関連イラストのようなファンアートになることがある一方、一部では作品そのものや制作スタッフに対する不満として未だに燻っている。
増子美香(プリキュア5)
※メイン画像左から2人目
サンクルミエール学園新聞部の記者で一時期プリキュアの正体を暴こうとしたことから秘密を知った彼女がいずれプリキュアになるではないかと一部のファンには思われており、実際美香がプリキュア化したイラストも出ている。⇒キュアメディア
しかし実際にそうなることはなく、続編の『Yes!プリキュア5GOGO!』で再登場した時には「あんた誰?」的な態度を取られた。
元々『GOGO』までは、プリキュアと妖精だけの物語で一般人は殆ど関わらない作風だったので、彼女は出演した時期のために期待を集めてしまったといえる。
なおプリキュア5の6代後にオマージュキャラが登場しており、こちらはプリキュアになろうと思っていたがなることはできず逆にプリキュアと敵対する怪物にされてしまい、プリキュアに助けられてからは協力者ポジションとなった。
上島さやか(ハートキャッチプリキュア)
※メイン画像右端
ハートキャッチ第21話でポプリからスカウトを受けたものの、こころの大樹の夢を見ていなかったことからなることができなかった。もし見ていたのならキュアルージュ以来の足技を使うプリキュアになっていたかもしれない(さやかは女子サッカー部である)。
ちなみに第21話では花咲薫子、鶴崎先生、多田かなえ、番ケンジ、月影ゆりにもポプリはスカウトしているが、薫子の場合は彼女にはすでにパートナーがおり、先生の場合は彼女がポプリを見て怖がってしまい、かなえの場合は彼女が夢を見ていないのに見たと嘘をついたことが即座にばれ、番の場合は彼のプリキュア姿を想像したら気味が悪くなってしまい、ゆりの場合は彼女が断ったことからいずれもプリキュアにはなることはなかった(もっとものちにゆりは変身能力を取り戻し、薫子も一度変身しているが)。