ノイズ(スイートプリキュア♪)
のいずさま
概要
CV:中尾隆聖
第36話ラストで判明したプリキュア達の真の敵で、巨大な怪鳥の姿をしていると言われる。
かつて調辺音吉に封印されていたがわずかな力を使い、メフィストにマイナーランドを建国させ操っていた。第37話で、未完成状態の不幸のメロディを歌ったファルセットにより不完全ながらも復活。不完全体は中の人曰く、「かわいい小鳥」である。怪我を負ったフリをして調辺アコに近づき、隙を見ては音符を奪っていった。当初アコは「ピーちゃん」と名付けてペットの様に可愛がっていたが、第40話で遂に本性を現す。
第44話でファルセットが、完成した不幸のメロディを歌ったことにより、遂に完全態へと成長してしまった。
完全態の姿は鳥というより翼竜の姿に似ており、人語も喋る。世界中から音を奪い、完全なる静寂を目指して本格的な行動を開始する。
第45話ではメイジャーランドに侵攻し、遂には音吉とクレッシェンドトーンを封印してしまう。更に翌回ではトリオ・ザ・マイナーを吸収し、姿を人型へと変えた(それによりキュアメロディ達の怒りを買う事に)。
その正体は、人々の負の感情が具現化された存在であり、その経緯で誕生した自身の存在と自身を生み出した世界を忌み嫌うようになり、静寂な世界の中で自らも消え去る事を望むようになった。
最期は、その誕生の経緯を知ったクレッシェンドキュアメロディ達によって光となり浄化された。ハミィが幸福のメロディを歌ったことで平和が戻った後は、「ピーちゃん」として羽毛が白くなった姿で響達のもとに戻ってきた。(恐らく転生だと思われる)。狼狽する音吉に対して響は「悲しみも受け入れて生きる」ことを決意をしたと語り、ピーちゃんとなったノイズは涙ながらに彼女達に笑いかけている。
映画『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』では彼のその後の様子が描かれている。アコを通して長年の宿敵であった音吉とも笑い合えるようになっていた。
また2016年3月公開の映画『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』にて、最終形態で登場しているが、こちらは本物ではなく魔女ソルシエールがプリキュアの記憶を元に再現した複製体でありキュアミラクルを逃がしたハピネスチャージプリキュアを捕らえ彼女たちもろとも自爆している。
演者について
演じる中尾隆聖は、全ての形態において声音をちゃんと変えて演じている。第一形態は言葉は喋らず、ピーピーと鳴いているだけであった。第二形態からは人語を喋るようになるが、声は加工されている。最終形態では地声になり、このイケボは必聴である。
また、あるアニメのイベントで、「ピーちゃん」という名前の由来が明らかになった。スイートのオーディション時に、中尾は設定資料集の紙を見せられ、「これをやってください」と言われたそうである。すると、ピーと鳴いたそうで、これが名前の由来となったのである…。
ちなみにアコ役の大久保瑠美にとっては養成所時代の先生、言わば師匠にあたるため、共演することとなって大変緊張したとのこと。
関連キャラ
白面の者:うしおととらに登場するラスボス。ノイズと同じ心の闇の集合体(厳密には世界そのものの穢れの具現)とも言うべき存在。何より一番の共通点は、穢れた出自でありながら他の者と同じ(心の光こそ美しいと感じる)価値観であるが故に、誰よりも自分の事が憎くて大嫌いという点である。違うのは「自分如きに滅ぼされるのだからあんなものは大したものじゃなかった」と納得したかったのが白面で「こんな美しい心を持っていながら自分の様な醜い存在を生み出す人間への復讐」だったのがノイズである。
ネオエクスデス:ファイナルファンタジー5のラスボス。「全てを消し去った後は自らも無に還る」という最終目的がノイズに類似。
レッド:3年後に登場する真のラスボス。主要キャラを洗脳する、最終的に和解するなど関連が多い。
エージェント・アブレラ:7年前の1時間前作品に登場したラスボス&中の人繋がり
ドン・アルマゲ:約6年後の1時間後のラスボス。不幸の集合体及び正義側の人物と因縁があるという共通点があるが、ノイズとは正反対のド外道である為、普通に倒された。
フランケンシュタインの怪物:「創造主に生み出されながら忌み嫌われた不遇の出自」、「自身の醜い姿への失望と創造主への怒りと復讐心」、「自らの死による救いへの渇望」と共通点が存在する。