路線データ
路線長 | 10.6km |
---|---|
最高速度 | 110km/h |
駅番号 | OT |
軌間 | 1067mm |
駅数 | 8駅(起終点含む) |
電化区間 | 全線直流電化(1500V) |
複線区間 | 全線 |
閉塞方式 | D-ATS-P |
概要
小田急電鉄が1974年に開通させた路線である。1971年から順次入居が開始された多摩ニュータウン。当時近隣に鉄道は無く、バス通勤通学を強いられていた。この状態を解決すべく建設された背景がある。
現在では多摩センター・永山~新宿間は京王電鉄にも別の路線があり(京王相模原線及び京王線)、競合区間となっている。開通直後は多摩丘陵の山々を通るローカルな雰囲気漂う路線であったが徐々に開発が進み、沿線の緑は減少している。使用車種もかつては本線系統からのお古ばかりであったが、平成以降は新車も本線系統と同様に運用されている。
長らく多摩線では相模原方面への延伸は町田市と米軍基地の都合から出来なかったが、米軍基地の一部敷地の返還により延伸の準備が進んでいる。相模原駅までは2033年開業を目指す方針が決定したが、上溝駅延伸は先行きが不透明になり、本厚木駅延伸に至っては未定である。
相模原方面延伸にあたり、唐木田駅の優等種別通過や多摩センター駅の副本線の復活(再2面4線化)、多摩丘陵の原風景が残る町田市小山田地区の大規模開発、最狭都道の消滅などが考察されている。
現在の使用車種
※ここに載っていない車両も臨時運転等で入線することがあります。
運行種別
各駅停車、急行、通勤急行、快速急行の4種別。6両、8両、10両で運行されている。
2018年3月17日のダイヤ改正に合わせ運行体系を見直すことになり、快速急行・通勤急行が新たに設定される一方、東京メトロ千代田線直通列車の殆どと多摩急行は廃止された。準急も消滅。また、2016年3月26日のダイヤ改正までは特急ロマンスカーの乗り入れ運用が存在した。
尚、急行、通勤急行、快速急行は多摩線内の停車駅はいずれも同じ駅の停車なっている。
通勤急行は朝ラッシュ上りのみ、快速急行は夕ラッシュの下りのみ運行されている。
日中の多摩急行は1時間当たり、新宿発着急行が3本、線内各停が6本となっている。
更に2020年3月14日からのダイヤ改正で平日の一部夕方の急行と土休日日中の急行が新百合ヶ丘駅(新宿駅~新百合ヶ丘駅までは急行)から種別を変えて、各駅に停車させる列車も運行される。
2022年(令和4年)3月12日改正では平日日中でも多摩線内が各駅化された。
日中のダイヤパターン
種別 | 本数 | 新宿方面発着 | 新百合ヶ丘駅 | 唐木田駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
各駅停車 | 3本/h | 新宿 | = | > | 新宿駅直通10両。小田原線内は急行。 |
各駅停車 | 3本/h | < | > | 6両 |
※詳細な停車駅については以下の表、または小田原線の種別の項に詳しい。
停車駅
●=停車、レ=通過
駅番号 | 駅名 | 読み | 急行・通勤急行・快速急行 | 接続路線 |
---|---|---|---|---|
↑小田原線新宿駅まで直通 | ||||
OH23 | 新百合ヶ丘 | しんゆりがおか | ● | 小田原線 |
OT01 | 五月台 | さつきだい | レ | |
OT02 | 栗平 | くりひら | ● | |
OT03 | 黒川 | くろかわ | レ | |
OT04 | はるひ野 | はるひの | レ | |
OT05 | 小田急永山 | おたきゅうながやま | ● | 京王相模原線(KO40) |
OT06 | 小田急多摩センター | おだきゅうたませんたー | ● |
|
OT07 | 唐木田 | からきだ | ● |
延伸区間の予定駅
※小田急相模原駅との兼ね合いから、駅名がJRと同じにならない可能性あり。