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大量発生型相変異バッタオーグの編集履歴

2023-12-28 19:29:47 バージョン

大量発生型相変異バッタオーグ

しんしょっかーらいだー

映画『シン・仮面ライダー』に登場する怪人。

「コイツらはと同じ能力を持つ大量発生型相変異バッタオーグ」

「ヤツらはお前の孤独相とは違う群生相。相変異を起こした黒いバッタは群れるもの。そしてより凶暴な性質を持つ」


データ

身長/不明

体重/不明

特色・力/仮面ライダーと同等の戦闘能力、連携攻撃


概要

シン・仮面ライダー』終盤に登場した11体の新型怪人

チョウオーグ緑川イチローの野望を止めるべく、単身で基地へと侵入する仮面ライダー第1号の前にトンネル内で立ちはだかる。


「相変異」の名が示す通り、蝗害の如く一糸乱れぬ統率された動きで敵に襲いかかる獰猛な兵隊。

量産型サイクロン号サブマシンガン(H&K MP5)で武装している他、作中では使用することは無かったが右大腿部にサイドアームとして拳銃(H&K USPベレッタ92F)を携帯している。


カットされたシーンのセリフによれば、第2バッタオーグSHOCKERの洗脳を脱した失態に学び、質より量を優先して開発された模様(つまり、一文字の離反から短期間で造られた事になる)。


外見

SHIN·SHOCKER·RIDER

マスクの形状は第1号と第2号に近い物になってはいるが、スーツは細部に至るまで大きく異なっており、特殊部隊のような戦闘服の上にプロテクターを装着したようなものとなっている。

戦闘中は暗所なので非常に分かりにくいが、全体的にダブルライダーよりも暗くて黒系のカラーリングとなっている(ゲーム版だと、ステージが明るいので違いが分かりやすい)。


ダブルライダー同様、腰には変身ベルト「プラーナ蓄積循環外部補助機構簡易タイフーン(量産型)」を装着しており、仮面ライダー(第1号)と同等の戦闘能力をもたらす。ベルトからは左右それぞれ一本ずつパイプが伸びており、それらはコンバーターラングに相当する外装部分と直結している(K.K.オーグも同規格のベルトを装着しているが、こちらは「3種合成型という特殊なオーグメントであるため、体外に伸びたバイパスなどを通じてエネルギーを循環させている」とのこと)。


マフラーに相当するネックカバーの色は黄色。左腕と搭乗するサイクロン号にSHOCKERのエンブレムが施されている。

大量発生型相変異バッタオーグ

マスクの下の顔はオーグメントの中で最も異形化が進んでおり、マスクがそのまま生物の顔になったような文字通りのバッタ怪人とも言える形相と化している(素顔が露になるシーンは周囲が暗く、マスクに似た姿になっている事も相まって口元だけが露になったように見間違いやすい)。

戦闘中にマスクが破損しても声一つ上げず、人間の姿に戻らない事もあり、自らの心情がこもった言葉を叫ぶ他のオーグメントとは違った不気味さを持つ。


能力

原作では本郷、一文字の同型の改造人間としての完成形に至ったショッカーライダーとは逆に、量産型や簡易型といった性質が色濃い。


11体それぞれが仮面ライダー(第1号)と同等の力を持つとされるが、上述通り質より量に重点を置いて改造された為か、基本的に集団で襲いかかる戦法を取っている。例として、ライダーキックには相手のライダー1人に対し3体同時攻撃で対処しており、これで互角の威力となっている。


サブマシンガンによる攻撃は、本郷がサイクロン号の車体で銃弾を防いだ為にほとんどダメージを与えられなかったが、数の多さと長引く戦闘の前に本郷は限界を悟っており、第2号が駆けつけていなければいずれ致命傷になり得た可能性も示唆されている。


搭乗している量産型サイクロン号はオリジナルと遜色無い性能と思われ、マフラー部分の変形で滞空も可能。


本編での活躍

イチローのアジトへと向かう仮面ライダー第1号の前に立ちはだかり、イチローの合図と共に攻撃を開始。空中からサブマシンガンによる一斉攻撃で第1号に襲いかかる。

トンネル内での激しいチェイスの末、1号のサイクロンアタックやライダーパンチなどで計4体が撃破されるが、1号が落車すると、すかさず残った7体の内6体が彼の周りを包囲。1体がサイクロンに跨ったまま押さえつけ、第1号のマスク目掛けてサブマシンガンを至近距離で乱射し、第1号のマスクを破壊寸前にまで追い込んだ。


だが、そこへ仮面ライダー第2号が駆け付けたことで戦況が一変。1号に発砲していた1体が2号のサイクロンアタックで撃破される。残りの6体はサイクロン号をダブルライダーの至近距離で自爆させるも、相手が生き延びたことを確認し、最後の攻撃を仕掛ける。

3人一組のライダーキック等で激闘を繰り広げるが、スペックの差から次々とダブルライダーに倒されていく。最終的に2体まで数が減り、最期はライダーダブルキックを受けて倒され、全滅した。


余談

  • 『シン・仮面ライダー』におけるショッカーライダーに相当する。
    • 人数が11人なのは、萬画版における「13人の仮面ライダー」へのオマージュかと思われる(ただし萬画では一文字も12人のライダーの1人だったのに対し、本作では本郷は勿論、一文字とも微妙に改造の仕様が異なる様子)。
    • 最後の戦いが2対6になったのも、おそらくTV版でのショッカーライダー戦のオマージュ。

  • 撃破された際に、他のオーグとは違い、融解せずに爆発している(重機に叩きつけられた個体だけではなく、本郷にトンネル天井に蹴り飛ばされた個体も爆発している)。タイフーンが簡易型ゆえなのか、原点の怪人のベルトと同様、自爆機能がついているのか。

  • 劇中のイチローのセリフから、カラーリングも含め、トノサマバッタの群生相がモチーフだと思われる。

  • NHKで放送されたドキュメンタリー番組などによると、雨の降る屋外でのダブルライダー戦も撮影されていたが、スケジュール的にVFX合成が間に合わず、最終的には全カットとなってしまっている。

  • 『シン・仮面ライダー』のポスターにアップで映っているマスクは実は第1号ではなく、大量発生型相変異バッタオーグの物である。ポスターを作る際に送れるマスクのイメージがこちらしか無かったとのこと。なお、合成されている目自体は本郷を演じる池松壮亮氏の物である。

  • 数を揃えなければならない予算の都合かグローブやブーツやニーパッドは市販品が使われている。

  • 彼らの改造前については全く描写がないが、ゲーム版では一文字曰く「人間の時から碌でもない欲望を持った連中(意訳)」だったらしい。

関連タグ

シン・仮面ライダー SHOCKER

人外合成型オーグメント 蝗害 数の暴力

ショッカーライダー 量産型ライダー


桜島1号仮面ライダーブラック仮面ライダージョーカー仮面ライダーメタルビルド仮面ライダーブラックサン:黒系のカラーリングのボディを持つライダー。特にメタルビルドは複眼まで黒い。


ライオトルーパー:同じく量産型ライダー(ただし公式には、仮面ライダーに含まれていない)。数の暴力かつバイク乗り、統率のとれたフォーメーション、TVシリーズでは6体登場など共通点がある。


仮面ライダーゼロワンメタルクラスタホッパー:同じくバッタをモチーフとしたライダーと、群生相をモチーフとした強化フォーム。


仮面ライダーアバドン:こちらはイナゴモチーフの量産型ライダー。数の暴力と復活機能で脅威となる一方で変身者が高いスペックを活かし切れない素人による烏合の衆である上に悪意全開なので無感情な相変異とは対照的。


EVA量産機:同監督の量産型の敵

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