データ
初出 | 第7世代 |
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タイプ | みず |
分類 | 物理 |
威力 | 85 |
命中率 | 100 |
PP | 10 |
対象 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 20%の確率で相手の防御を1段階下げる |
英語名 | Liquidation(粛清) |
概要
第7世代から存在する、水の力で相手にぶつかって攻撃する技。
ポケモンによっては水で出来た武器を生成し、アニメ版ではグズマのグソクムシャが水の刀として使用している。ゲッコウガも粘液で手裏剣やクナイを作り出す能力がある辺り、この技を使用している時にはクナイや刀を生成しているのかもしれない。
一方、インテレオンなどは水を纏った徒手空拳として振るっている。
自力習得者はドヒドイデ系統・グソクムシャ・オニシズクモ系統の第7世代ポケモン。
サニーゴへの遺伝にドヒドイデを使うと罪悪感を感じて仕方が無い。
他の習得者に目を向ければ、以下のようなケースが確認できる。
- カラミンゴやラティ兄妹のようにみずタイプを持たないが、水辺に関連のあるポケモン
- ガブリアス、シビルドン、カラマネロ、ケケンカニのような非みずタイプの魚介類モチーフ
- ハルクジラやツンベアーのような非みずタイプの海獣型
はてはテツノブジンのようになんで修得できるのかわからないポケモンもいる。
テツノブジンはエルレイドが修得するアクアカッターの代わりなのだろうか?
「アクアテール」と「たきのぼり」の中間の威力を持つのが特徴。
恐らく尻尾の無いポケモンの事も考慮した技と言う位置づけだろう。また遅いポケモンばかりである為(覚える場合は)「たきのぼり」との相性も悪い事を考えると、決して使いにくい技ではない。20%で相手の防御力を下げる点も魅力的。
アバゴーラは「アクアブレイク」「たきのぼり」「アクアテール」の3つの技を全て覚える為、こればかりは戦法次第である。
「シェルブレード」とは追加効果含め共通点が多い。向こうは効果の発生率、こちらは単純な威力に重きを置いている。
USMでは何と教え技として解禁。多くの水タイプの物理アタッカー達が恩恵を受けた。特に、特性との相乗効果があるキングラー・オーダイル・ガメノデスは物理水技の最大火力更新 (ガメノデスにとっては命中安定も)となり、ボルケニオンは物理型が機能し始める等、救済とも言えるような強化を遂げた。ガマゲロゲにも剣盾で配布され、ようやく待望の水物理技を得た。
剣盾では、ダイマックス戦法と併せて、新しく習得したツンベアーが特性すいすいの場合は、タイプ一致ではないがメインウェポンとして使える。
こっそりマリルリにも配られており、元々ひるみに期待できないポケモン故か「たきのぼり」に代わってこちらを採用するケースも増えている。
使いやすい水物理技が「シェルブレード」止まりだったパルシェンにも与えられ、低命中である「ハイドロポンプ」を無理に採用する必要がなくなるということに。もっとも物理受け対策になるため、全く不要になったというわけではないが。
一方でラブカスが習得するなど意外な追加もある。一応ちゃんとした強化にはなっているが…。
水タイプの物理アタッカーなのに覚えないポケモンも相当数おり、採用基準も不透明。特に破壊神が覚えないのは違和感がある。
SVではテラスタルと組み合わせる事でオニシズクモが『半減相手でもこの技1撃で消し飛ばす破壊の化身』へと化した。
他言語では
- Aquadurchstoß(ドイツ語)
- Hidroariete(スペイン語)
- Aqua-Brèche(フランス語)
- Idrobreccia(イタリア語)
- 水流裂破(中国語)
と軒並み水に関する名詞(アクアやハイドロなど)を冠しているが、英名は「Liquidation」、ロシア語では「Ликвидация」といずれも排除や粛清を意味する名称になっている。
実は英名をよく見ると「liquid」(液体)が入っており、英名に関して言えば、決して水要素がなくなったわけではない。