勇者エクスカイザー
ゆうしゃえくすかいざー
概要
1990年2月から1991年1月まで全48話が放送された。
勇者シリーズの第1作目である本作品は、これまで土曜17時台後半で続いてきた「リアルロボット路線」から大きく方向転換し、低年齢層をメインターゲットとした「スーパーロボット路線」の作品として企画された。同枠では1981年の『最強ロボ ダイオージャ』以来となる。
あらすじ
西暦2001年、数々の星を荒らし宝を奪ってきた宇宙海賊ガイスターは、地球の『宝』を狙い侵入した。
登場キャラクター
エクスカイザーに情報や地球の文化・文明を教え、異星人からの視点でのアドバイスを受ける。
宇宙警察カイザーズ
エクスカイザー、レイカーブラザーズ、マックスチームで構成される。
キングエクスカイザーに合体時、異空間から呼び出されるトレーラー。
エクスカイザーがキングローダーの中に入り、フォームアップで巨大合体した姿。
エクスカイザーが上に乗って、空中の敵を追いかけたりする場合にも使われる。
エクスカイザーがドラゴンジェットの中に入り、フォームアップで巨大合体した姿。
また、エクスカイザーが中に入っていない姿は「ドラゴン」と呼ばれる。
設定上はキングエクスカイザーを上回るスペックを持っているが、登場時にダイノガイスト様が前線に出てくるようになったので、毎度ボコボコにやられているシーンが多く、グレートエクスカイザーが登場した後は完全に繋ぎと化した不遇の機体。
キングエクスカイザーに分離したドラゴンジェットのパーツが超巨大合体することで完成する、エクスカイザーの最強形態。
キング時のカイザーソードがドラゴンアーチェリーと合わさることで、巨大なカイザーソードになる。また必殺技のサンダーフラッシュも強化され、全身が金になって突進しながら敵を斬る。
レイカーブラザーズの弟。200系新幹線1000番台に融合している。
ブルーレイカーとグリーンレイカーがフォームアップして「左右合体」した姿。
ウルトラキャノンビーム、ダブルチェーンクラッシャーなどを駆使する。
宇宙海賊ガイスター
全宇宙の宝を狙う悪の組織で、宝が豊富にあると思われる地球に目を付け侵入した。カイザーズと同じくエネルギー生命体である。
いずれもコウタ達が見学に行った博物館の恐竜の模型に乗り移って融合している。
カイザーズと同じく地球内の常識や知識を知らないため、こちらは毎回テレビから情報を集めては「宝」という言葉に反応して手探り次第に奪おうとする。
ガイスターの首領(ボス)。側近のコウモリを使い、部下に意思・命令を伝えることが多い。
恐竜型・ジェット型・ロボ型の3タイプに変形する上、大きさはキングエクスカイザー・ウルトラレイカー・ゴッドマックスよりも上回る。
2刀流のダイノブレードを武器としており、ダークサンダーストームなどの必殺技を駆使する。
またダイノシールドでサンダーアローなど攻撃を防いだりする。
血の気が盛んな気荒な性格の、トリケラトプス型の陸将。
時々プテラと考えの違いから対立することも。
部下の中では賢いがバカにするような態度も多く、時折仲たがいの原因を作ったりするプテラノドン型の空将。
あらゆる物体・建造物に取り付いてガイスターの戦闘メカに変える「エネルギーボックス」を開発した張本人。
気の弱い性格をした、ステゴサウルス型の地将。
コウタの父と同じ声優が担当しているため、EDのテロップではこの名前が出てくることがめったにない。
頭脳では4将の中でも最も悪くおとなしい、ブロントサウルス型の海将。
「ボケ」を非常に嫌うので「オレはボケじゃねぇ!」と怒ったりする。
しかしパワーの高さでは一度暴れだすと手が付けられないほど。意外と海での戦闘は強かったりする。
プテラの案で各将にエネルギーボックスを取り付け、4将合体した姿。
…だったが、4将それぞれが独立している上に意思がバラバラなため、力を最大限に発揮できなかった。
ちなみに放送当時に掲載されていた、たのしい幼稚園やテレビマガジンでは「ビッグガイスター」と表記していた。
主題歌
オープニングテーマ
『Gatherway』
(作詞:Azusa、作曲:井上ヨシマサ、編曲:山本健司、歌:三浦秀美)
エンディングテーマ
『これからのあなたへ』
(作詞:Azusa、作曲:井上ヨシマサ、編曲:山本健司、歌:三浦秀美)