【警告】この記事には、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレが記載されています。
イザーク「だからこそ…こんなことはもうやめねばならんのだ……!」
機体データ
概要
大戦後、行方不明だったGAT-X102 デュエルが大改修を施された機体
改修はライトニングバスターと同時期に行われており、事実上の兄弟機とされる。
動力源も核動力に交換されており、無限に近い稼働時間と高出力を実現。コクピットはザクウォーリアのものが流用されている。
外見としては、アサルトシュラウド仕様のデュエルの武装構成をその名の通りにしているが、ファントムペインで運用されたブルデュエルをにも似た形状もしている。
一方で、一部形状や武装面に関しては、今は亡きイザークの仲間であるニコル・アマルフィが搭乗していたGAT-X207 ブリッツを彷彿とさせるものに変更している。
さらにミーティアとのドッキングも可能になっており、ターミナルと連携を取った際にエターナルから借り受けて07を使用した。
原型機こそC.E.のモビルスーツ史では比較的黎明期の第1期GAT-Xシリーズのものだが、これらの大改修によって少なくともザクウォーリア等C.E.73製の主力量産機を上回る性能を獲得。戦場を駆け抜けたのだった。
武装
- 頭部機関砲
劇中未使用。
- ピアサーロック「グレイプニール」
ブリッツから受け継いだ武装。
左腕に装備された有線式ロケットアンカー。
- 2連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
ブリッツから受け継いだ武装。
貫通力が高い杭状のロケット推進弾で、装甲を貫徹し、内部で炸裂してダメージを与える。
なおブリッツのランサーダートは3連装だったが、こちらは2連装に変更されている。
- ビームライフル
本編ではミーティアがあるためか携行しなかったが、原型機であるデュエルガンダムと同じ175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルが用意されている(設定画やバトルスピリッツのイラスト等参照)。
これがないとワイヤーを巻き戻せるがビーム兵器より遥かに射程が短いグレイプニールと2発しかないランサーダートしか射撃武器がないので、実は重要な兵装(一応新型ASにビームキャノンとミサイルが搭載されているが)。
- 新型アサルトシュラウド(仮称)
ブルデュエルのフォルテストラに酷似したデュエルブリッツの追加装甲。
右肩アーマー内部にはビームキャノンが内蔵されており、左肩アーマー内部に2連装ミサイルと、ビームサーベル1基が搭載されている。
- ビームキャノン
形状はシヴァに酷似している。
- 2連装ミサイル
- ビームサーベル
近接格闘戦用の斬撃武装。本体バックパックとは別に1基が左肩部アーマーに格納されている。
劇中の活躍
ファウンデーション王国の蜂起とラクス・クライン拉致に同調し、ザフトのデスティニープラン賛成派を率いてクーデターを起こしたプラント国防委員長のハリ・ジャガンナートを止めるべく、ディアッカ・エルスマンのライトニングバスターと共にミーティア装備で出撃。
イザークは「よくもまぁこんな古い機体を……」と悪態をつくも、その表情はどこか嬉しそうであった。
キラ・ヤマト達によるラクス救出が成功し、ジャガンナート派の兵士も多く逮捕されたためクーデターは失敗。広域通信で投降を呼びかけるがジャガンナートが聞き入れなかったため、ミーティアで多数のジャガンナート派を一網打尽にする。最後はジャガンナートの乗艦に肉薄し、ランサーダートをブリッジに叩き込み彼を粛清、ザフト側の動きを制することでキラ達を助けた。
その後はミーティアを再装備し、レクイエム破壊に向かうデスティニーSpecⅡを同じくミーティアを装備したインパルスSpecⅡと共に援護した。
立体物
2024年7月にHGCEとして立体化。
完全新規造形で、ランサーダートやグレイプニールは勿論のこと、新型アサルトシュラウドの着脱により、素のデュエルガンダムの状態もある程度は再現可能。
余談
- ZGMF-1027Mの7Mはミーティア07の略称でストライクフリーダムが破壊されて余っていた物を使うためではないか?
- 本機はザフト軍所属なので、本機の存在は思いっきりユニウス条約違反であるがラメント最高評議会議長によりクーデター鎮圧の為の超法規的措置として特別に使用許可が下りているとのこと。
- どのような経緯でブリッツの名前と武装を受け継いだかは不明だが、デュエルは元々白兵戦機として設計され武装も装甲も少なくプレーンで汎用性の高いMS(悪く言えば火力も防御力も足りていないため第一次大戦時にはアサルトシュラウドが追加装備されていた)なので、強化改修するにあたってブリッツのデータが流用しやすかったのだと思われる。
- 但し、ブリッツのメインともなる武装だった攻盾「トリケロス」は扱いづらさとデュエルの汎用性が低くなる考慮からかオミットされ、ランサーダートのみが取り入れられた。
- 或いは、ザフトで生産されたブリッツの補給物資が余っていた可能性もある。トリケロスはミーティアと装着する場所が被る為。
- 大西洋連邦に返還されたとされていたGAT-X103 バスターが再びザフト軍に渡った上で大改修を施された機体なぜデュエルが再びザフトに渡ったのかは不明だが、国際問題になっていないことを考えると大西洋連邦から正式に譲渡された可能性が考えられる
- ただし、イラスト集のRGBやGAT-X102ブルデュエルの初期設定でデュエルを改修した物のである為に大西洋連邦に返却されたと噂されていただけで、現状は不明(返却関係はソースが無い)である。