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アンドルフの編集履歴

2024-03-24 20:57:19 バージョン

アンドルフ

きょうきのてんさいかがくしゃ

アンドルフとは、『スターフォックス』シリーズに登場するキャラクターである。

「ハハハッ! お前に私を倒すことはできない!」


概要

アンドルフとは、ゲーム『スターフォックス』シリーズに登場するキャラクター。

日本国外では「アンドロス (Andross) 」という表記に変更されている。


SFC版

アンドルフ

「ムム…イツノマニココマデキタ?」

「オマエノオヤジモムテッポウダッタガ…」

「コレガオマエニトッテサイゴノタタカイダ!」

惑星ベノムを拠点に、圧倒的軍事力でライラット系の惑星を征服した天才科学者。

しかし惑星コーネリアを制圧する寸前に、ペパー将軍の切り札であるアーウィンをあやつるスターフォックスチームによって敗北を喫する。

この一件よりも前に次元研究に至る分野まで研究していた影響でブラックホールを人工的に作り出す技術を確立しており、フォックスの父フォックス・シニア」を死に追いやった間接的な原因を作った人物でもある。


非常に用心深く、自分を模した巨大コンピュータ(メインコントロールブレイン)にの総指揮をやらせているため、本体を叩くことができない。

続編で発売中止となった後、ミニスーパーファミコンに収録された『スターフォックス2』で復活したのもそのためで、やはり身代わりを用意した上で自身は決して表に出ることなく、惑星コーネリアを直接ターゲットにして侵略を企む。


沢田ユキオ著『スーパーマリオくん』では、スーパーマリオUSA編のボス・チョッキーがこの姿に変身して襲い掛かって来た。マリオたちもアーウィンの代わりにボロボロのロケットを使って戦いを挑む。


スターフォックス64

アンドルフ様がみてるだけ

「待っていたぞ、スターフォックス!」

「この宇宙を支配するのは偉大な頭脳を持つ私」

「私に逆らう事がいかに無駄な事であるか」

「その身をもって味わうがよい」

惑星コーネリアで生まれ育ち、科学者としてコーネリア防衛軍科学研究所に勤め、若い頃から様々な研究開発で成果を挙げていた(アーウィンやアンドルフ軍の戦闘機、果ては『F-ZERO』シリーズの機体にも搭載されている反重力推進機:G-ディフューザーシステムはその最たるものである)が、手がけていた研究開発の大半が平和を求めるコーネリアに受け入れられず、その事により性格を歪めていき、ついには自身が開発した兵器によるクーデターを敢行。コーネリアを絶滅の危機にさらし、第一級犯罪者として逮捕され、危険人物と見なされてペパー将軍によりベノムへ永久追放される。

そのことで更に心を歪めたアンドルフは、数年かけてベノムを軍事基地に改造し、自身を追放したコーネリアに対して復讐の狼煙を上げた。


外見はサルの姿をしており、シリーズを通して自分の顔を模した巨大な姿で登場することが多い。本当に顔のみの姿であり、首から下は存在せず両手を武器にする(劇中で説明はないが、これは自分自身を「バイオウェポン」へと改造したためである。惑星ソーラではサンガーが立ちはだかり、それを見たファルコは「アンドルフの野郎、狂ってやがる!」と吐き捨てる)。


基本戦法は両手によるはたき攻撃と右手からのビーム、本体による吸引攻撃。口の中に吸い込まれると両翼を折られるなど甚大な被害が出る。回避しても吸引した岩石を吐き出して攻撃してくる。両手を破壊すると吸引攻撃を繰り返すのみとなる。倒し方は少し面倒臭く、最初は目を狙って怯ませた後、両手の手のひらを攻撃して破壊。後は吸引攻撃中にボムを撃ち込むか、岩石吐き出しの直後に目をレーザーで攻撃すればOK。また、ボムを吸引した時の反応は見物。


倒すとSFCのように自分を模したロボットとしての姿を現し襲い掛かって来る。こちらはもう何り振りかまわず突っ込んで来るだけになり、顔を攻撃していればすぐに撃破できる。ボムが残っていれば一撃。ルート分岐を一切発生させなければ基本はこちらがラスボスとなるのだが……。


アンドルフ「この世を治めるのは偉大な頭脳を持つこの私」

フォックス「それが貴様の正体か! アンドルフ!」


真ルートではスターウルフと決着を付けた後で戦うこととなる。その際の姿は、巨大な脳と二つの眼球のみというおぞましい怪物「アンドルフ・ブレイン」となる。小脳の部分が大脳と違う色になっており、ここが弱点となっている。実は上記のロボットは「アンドルフ・ダミー」という偽物であり、こちらの「アンドルフ・ブレイン」こそが真のアンドルフである(公式ガイドブックより)。

最初は2つの眼球「アンドルフ・アイ」を破壊後、本体の脳を攻撃することとなるが、弱点の小脳ではなく大脳を攻撃するとワープしてしまう。

垂れ下がった触手(神経?)に捉えられると翼が破損する恐れがあるので注意。

撃破されるとフォックスを道連れにするべく自爆する。


アンドルフ「逃がしはせん!お前は私と共に滅びるのだああああ!!」

フォックス「うわああああ!」


画面が真っ白になり、しばらくすると、フォックスにとって聞き覚えのある声が聞こえてくる。


???「どんな時でも決して諦めるな…フォックス」

フォックス「!?…父さん?」


そう、アンドルフの罠に落ちて死んだはずの父、ジェームズ・マクラウドの声だったのだ。

アンドルフの自爆によって基地が崩壊していく中、ジェームズは息子を脱出に導く。そしてフォックスはアンドルフの基地から脱出したが、ジェームズは再び姿を消し、フォックスは「今のは何だったんだ?」と言わんばかりに辺りを見回すのだった。

こうしてアンドルフの宇宙征服の野望は潰え、流刑地であり野望の拠点ともなったベノムがアンドルフの墓場となった。


家族構成は明言されていないが、がいる事から、少なくとも兄弟姉妹がいて、妻子持ちである事が窺える。


スターフォックスアドベンチャー

「この日を待っていたぞ…キサマにまた会う日をな!」

「ライラット系だけでなく、全宇宙を支配してやる!」

ラスボスとして登場。一人称は「ワシ」。

4年前の『さらば愛しのファルコ』(外部リンク)で、シールズ大佐の手によってタイタニアにて一度復活するもランドマスターを用いたフォックスとスリッピーに倒される。しかしアンドルフの残骸(頭部)は、ダイナソープラネットに住むシャープクロウ族の長・スケール将軍によってクラゾア宮殿まで運び込まれ『平和の神クラゾア』として崇められる。これを利用してアンドルフは、スケール将軍にクラゾアスピリットを集めさせ、終盤では用済みとしてスケール将軍の命を奪い取った。フォックスが揃えたクラゾアスピリットとクリスタルの超能力によって復活を果たす。そして用済みとなったダイナソープラネットを飛び立ち、全宇宙の征服という野望を達成しようとする。

ラストバトルでは、フォックスがアーウィンに搭乗して追い掛け、宇宙空間にて一騎討ちを繰り広げる。『64』版を彷彿させる攻撃を繰り出して来るが、ファルコが救援に駆け付けてから本番となる。隕石吐き出しと無数の誘導ミサイルによる攻撃を繰り出すが、追いつめれば本体である脳が露出するのでそこを攻撃すれば撃破となる。最後は絶叫しながら宇宙空間の中で跡形もなく爆発四散した。


登場が本当に最後の最後なのでやや唐突感こそ否めないが、今までの展開をよく見返してみれば

  • クリスタルはクラゾア宮殿に幽閉されていた→クラゾアはクリスタルの味方ではない。またクラゾア神殿にシャープクロウは居ないためスケールの仕業でもない。
  • クラウド城にて、スケールは完全に初対面であるはずのフォックスのフルネームを間違えずに言い当てた→フォックスの事をよく知る者、即ちアンドルフが教えた。
  • 輸送機、攻撃衛星、サイボーグ恐竜など、明らかにダイナソープラネットの技術レベルを遥かに超える兵器の数々を運用するシャープクロウ軍→これらの技術はアンドルフが与えた。
  • メイズの井戸で魔神メダルを投げ込む事で聞こえる台詞に「ヤツの生命力をあなどってはいかん。宇宙のあちらこちらで復活の兆しがあるぞ。ヤツの存在は病原菌の様なものだ。ある時は人の悪意によって、そしてある時は伝説の神の力をも利用して発病してしまうのだ」と言うものがある→「ヤツ」とはアンドルフの事であり、この時点から復活が示唆されていた。

など、伏線はきちんと張られている。


スターフォックス ゼロ

基本的な設定は64版に近いが、本作では追放された理由が「宇宙平和の為に作られた転送装置の独占を企んだ」ということになっており、また追放された場所も異空間に変更された。アンドルフの追放が成功したことにはジェームズの活躍があり、両者の因縁が強くなっている。

(その為本作のベノムは惑星ではなく、「アンドルフが造り上げた巨大装置」という設定になっている)


今までのシリーズと比べてセリフが多く、その節々からペパー将軍やジェームズ(前述の追放に関わっているため)への恨みと憎しみを感じさせる。

本作での姿は『64』や『アドベンチャー』時の顔と両手の姿が機械化した姿(攻撃できる距離に入ると姿が変わる)になっているが、SFC版のような影武者という訳ではない模様。

尚シリーズでは初めて、コーネリアでギガリラを機能停止させた後、一瞬ではあるが首から下があるアンドルフを見ることが出来る。

アンドルフはベノム内部に広がる夢幻回廊を進んだ先に待ち受けており、ついにフォックスと対峙する。


「待っていたぞ、スターフォックス!」

「偉大な頭脳を持つこの私だけが、宇宙を支配できるのだ」

「私に逆らうことがどれだけ無謀なことか、たっぷりと味わうがよい!」

「愚かな父親と同じようにな!!」


最初は円筒形の装置の中に潜んでおり、内部に突入すると機械化した姿を現して襲い掛かって来る。

そして戦闘の最中、自身を追放した憎きペパー将軍はフォックスを騙したこと、ペパー将軍の言う平和は犬のための平和に過ぎないと言って、本音を吐いてくる。


「ペパーに上手く丸め込まれたな。お前も親父と同じ道を歩むのか?」

「犬の犬に成り下がったキツネよ、お前は永遠に犬のために生きるのか?ヌハハハハハ!」

「あいつの言う平和など、所詮犬のための平和に過ぎん!」

「キツネよ、お前は永遠に犬のために生きるつもりか?」


『スターフォックス64』と同じく両手と顔のみという形状だが、攻撃方法は異なる。両手を破壊すると回転しながら両目からビーム、口から無数のブロックを吐き出すの繰り返しになる。この時、口腔を攻撃してダウンさせると後頭部の赤いコアが露出するのでそこを攻撃しよう。見事撃破すればアンドルフは爆発の中へと消えていく。


「逃がしはしないぞ!お前も道連れにしてやる!」

「お前の選択が間違いであることを悔いるがよい!グワッハッハッハッハッハッハッ!!」


しかしそこはラスボス。ボロボロになりながらも最期の執念でフォックスを追い掛けて来る。フォックスは、崩壊する夢幻回廊を舞台に背後から迫るアンドルフの攻撃を避けながら脱出を目指すこととなる。アンドルフは右か左に突進して噛みついてくるので、プレイヤーはどちらに躱すか選択しなければならない。

最後まで切り抜ければジェームズが救援に現れる。


ジェームズ「お前はみんなのところへ戻れ、フォックス」

フォックス「父さん!!」

「死に損ないのキツネめ!邪魔をするなー!」


気を取られたアンドルフはフォックスによって今度こそ引導を渡される(宙返りして攻撃しなかった場合は、限界を迎えたアンドルフが爆発四散する。結末は変わらない)。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

大乱闘スマッシュブラザーズX』よりロボットのほうがアシストフィギュアとして参戦。背景からポリゴンを打ち出し攻撃してくる。

また、上述のロボット「アンドルフ」と『スターフォックス64』以降の巨大な顔のほうの「Dr.アンドルフ」の2つはフィギュアやスピリットとして登場する。後者はレベル99で超化することができ、超化すると脳みそだけの姿になった「アンドルフ・ブレイン」に変化する。


担当声優


余談

若い頃から偉才を放つ人物であったが、発明が過激すぎて他者から認められなかった。

そのため、理解を求めるのではなく理解しない者たちを逆に恨むようになっていった


しかし『スターフォックスコマンド』では、変心する前のアンドルフは、あくまで純粋な探求心や成果の普及を望んで研究を行う人物で、べノムを生物の住める環境にするための浄化装置を発明する(この装置はあくまで子孫のため)など、根っからのマッドサイエンティストではなかったことが語られている。

また、ペパー将軍とアンドルフははお互い旧知の間柄で昔から仲が悪かったことも明らかになっており、ペパー将軍への私怨がアンドルフの性格を歪める原因を作っている。


初代スターフォックスのキャラクターの顔は当時のスタッフがモチーフになっている。フォックスは宮本茂、ファルコは今村孝矢だが、アンドルフに関しては「当時の上司だから言えない」と明かされなかった。

当時の宮本氏らの上司で威厳ある顔つきとなるとこの人あたりだろうか?


関連イラスト

【Dear A】


関連タグ

スターフォックス 科学者 マッドサイエンティスト コーネリア ベノム 

アンドリュー・オイッコニー アッシュ・ボウマン


シェイキング:最上氏が過去に演じた同じ任天堂作品に登場するラスボス。


マザーブレイン:同じ任天堂作品に登場する、「巨大な脳」を模したラスボス。


マモー:64版アンドルフと同様に「巨大な脳」が本体であるラスボス。


アルバート・W・ワイリーゲイト:他のゲーム作品の敵キャラで自分の才能が世間に認められなかった事を恨んで世界征服に乗り出すと言う点はアンドルフに似ている科学者。


キース・シャーディス:目元が似ており、性格や傲慢さも変心前のアンドルフとほぼ同じで、中の人も643D以降と同じ。


以下、ネタバレ注意!!


































































『ゼロ』で供述したようにジェームズに気を取られたアンドルフはフォックスによって引導を渡されるが、実はここに隠し要素がある

それはチャージ弾でアンドルフを倒すこと。アンドルフが爆発四散するのは共通だが、これでアンドルフを倒すと…


ジェームズ「強くなったな…フォックス」

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