ワリオランドシェイク
わりおらんどしぇいく
ワリオランドシリーズの6作目で、ワリオのアクションゲームとしては8作目に当たる。Wiiリモコンを横持ちで操作するが、本作はそれに加えて「シェイク」というゲームタイトルの通り、Wiiリモコンを振る動作を併用する。
本作ではライフ制で「ワリオは不死身」と言う要素はあまりないため、敵の攻撃を受けて変身が起こるというのも精々モクボーか雪の塊によるものくらいで、体力がなくなるとミスになる。
ただし、ゲームオーバーの要素はない。
『ワリオランドアドバンス』のように前半はお宝とコインを集めつつカゴに閉じ込められた妖精のメルフルを救出し、後半は制限時間内に入り口まで行くのがこのゲームの流れ。1つのコース毎にミッションがいくつかあり(例を挙げると「ダメージを受けずにクリア」、「コインを特定の数まで集める」、「脱出時に特定の時間までにクリア」など)、そのミッションを全てクリアするとそのコースのBGMがサウンドテストで聴けるようになる。
尚、ボス戦の曲はゲームクリア後にでてくるミッションを3つとも全てクリアすると聴けるようになる(一周目では出現しない)。因みにクリア後のエキストラステージは7つもあるので大変。
グラフィックは今までのワリオランドシリーズと同様に2Dで描かれているが、特徴的なのはゲームグラフィック自体にアニメーションを取り込んでいることである。そのため通常のゲーム画面そのものがムービーともいえるものとなっており、開発スタッフによると、ワリオのグラフィックだけで約2000枚のアニメを使用していて、一世代前のハードであるニンテンドーゲームキューブであったら背景グラフィックだけで容量が限界に達してしまうほどだという。
ゲームボーイから続いていたワリオランドシリーズだが、本作を最後にシリーズの新作が発売されていない。
本作の主人公。キャプテン・シロップからユーレトピアの入った古代儀が送られてきて、中から出て来たメルフルから「デルデルのサイフ」の話を聞き、ユーレトピアに向かう。因みにメルフルからは助けを求められたのだが、それには一切皆無で、お宝を条件に目指す。
CV.廣瀬仁美
シェイキングとはまた別にお宝を狙う女海賊で、自分ではシェイキングからお宝を奪うのは困難と判断して、ワリオにシェイキングを倒させようと考える今作の元凶。彼女自身も計画を成功させるべく「シロップショップ」という形でワリオにアイテムを売って協力する。
ユーレトピアの住人たち。シェイキングの魔の手から逃れた1人が外の世界に助けを求めようとし、ワリオと出会う。ユーレトピア各地に捕らわれたメルフル達を助けるのが当面の目的となる。住人達は皆同じ顔だが服の色はいろいろ。
CV.廣瀬仁美
ユーレトピアの女王(ただ、幼いので「姫」と言われている)。シェイキングに捕らわれてしまう。
CV.最上嗣生
ユートレピアを襲ったシェイキング海賊団のリーダーであり、本作の黒幕兼ラスボス。伝説のお宝「デルデルのサイフ」を奪うとともにメルフルたち及びクイーンメルフルを捕らえてしまい、ユーレトピアの王を名乗ろうと目論む。彼の居場所を求めるには他の5体のボスを倒す必要がある。
本作のBGM「アヤヤンいせき」が、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から収録されている。タイトルは「いせき(ワリオランドシェイク)」。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』よりファイターとして参戦しているワリオの勝利ファンファーレも「アヤヤンいせき」のアレンジとなっている。
背景を担当した株式会社草薙のホームページではかつて、本ゲームの紹介の部分で何故か『マリオシェイク』と誤植されていた。勿論、こんなゲームは発売された事は無い。