曖昧さ回避
- 海外における伝承の一つ。本項にて解説
- 恋愛アドベンチャーゲーム『ウィル・オ・ウィスプ』
- 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」に登場する鍛冶師「ヴェルフ・クロッゾ」の使用する魔法。
- 「スーパーマリオRPG」に登場する敵専用の技。こちらは表記が「ウィルオーウィスプ」となっている。
- 「黒い瞳のノア」に登場する、仲間化可能な敵キャラ。こちらは表記が「ウィル・ウィスプ」となっている。
概要
ウィル・オ・ウィスプ(Will o' the wisp)の原典は、世界各地に存在する鬼火伝承の一つとされる。
その名は「一掴みの藁のウィリアム(松明持ちのウィリアム)」という意味で、正体は、死後の国へ向かわずに現世を彷徨い続ける、ウィル(ウィリアム)という名の男の魂だという。
墓場などに出没し、近くを通る旅人を危険な道へと誘うとされる。
さらに詳しくは、ハロウィンでおなじみのジャック・オ・ランタンの記事を参照してほしい。
創作での登場
Wizardryシリーズ
敵キャラとして登場。経験値が高い。
聖剣伝説シリーズ
光の精霊として登場。シリーズごとに性別が異なっていて、「ウィスプ」とも言う。3を除く全作品は女性。
聖剣伝説2では、マンモンによって黄金の塔(光の神殿)に幽閉され、金を生み出す力の源にされていた。
聖剣伝説3では、最初に仲間になる精霊として登場し、語尾に「ッス」と付けるのが口癖である。
2&3のリメイクによるボイスは2が優しい女性の口調で3が語尾のためか元気な男の子口調になっている。
ソードワールドシリーズ(『ロードス島戦記』など)
光の精霊として登場。
バビロニアン・キャッスル・サーガシリーズ
『ドルアーガの塔』以降のシリーズ作品に登場する。
基本的には永久パターン防止キャラであり、倒すことはできない。
詳細はウィル・オー・ウィスプ(ドルアーガの塔)を参照。
ぷよぷよ・魔導物語シリーズ
キャラクターとして登場。基本的に表記は「ウィル・オー・ウィスプ」。
年中ぼーっとしている陽気な軽い人魂であり、小さな人魂を引き連れている。
基本的に会話は言葉を発せず擬音語のみで、『ぷよぷよ!!クエスト』でも「ふんいきトーク」のコンビネーションがつくが、
『す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー』など一部の作品では言葉を発している。
イギリス生まれ…と昔の攻略本で紹介されていたこともあったが、ゲームでそれを示唆する描写があったわけではなく、真相は不明だがもしかしたらぷよキャラそのものの説明ではなく伝承の説明だったのかもしれない。
実は『ぷよぷよ』『魔導物語』の両シリーズの原点となる、1989年11月7日に発売された魔導物語シリーズの1作目『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』(IIが最初に発売された)から登場している由緒あるモンスター。その後も魔導物語シリーズではエピソード2の各アレンジ移植版の他、『魔導物語 はなまる大幼稚園児』や『SS版『魔導物語』にザコ敵として登場している。名前の表記は「ウィル・オ・ウィスプ」「ウィルウィスプ」などたまに違うこともある。
『ぷよぷよ』シリーズでは『ぷよぷよ通』で初登場。LEVEL 1、八部衆の一角を務める。ぷよを消した時、ぷよが小さいウィスプになる固有の演出が印象的。
『コメットサマナー』にはそのまま巨大化したようなボスの「ビッグ・ウィル・オー・ウィスプ」およびその色違いの「ウィル・オー・キング」、
『わくわくぷよぷよダンジョン』には「デビルファイアー」「バブルポイズン」、
SS魔導には「バーニングソウル」「ルミナスボールズ」「ダークスピリット」、
『ぷよぷよBOX』にはSS魔導から再登場の「バーニングソウル」と、様々な亜種が登場する。
セガぷよには長らく未登場であったが、『ぷよぷよ!!クエスト』で2013年12月に「ちょいキャラシリーズ」の紫属性として久々に再登場(他はおに子、パララ、のほほ、ももも)。登場時は「ウィル・ウォー・ウィスプ」という名前の表記だったが、途中でシリーズ中最も定着している「ウィル・オー・ウィスプ」表記に変更された。
CV
プレイステーション2『ぷよぷよ通 パーフェクトセット』はエンディングに声優はクレジットされているが、担当は不明。
それ以外はコンパイル社員と思われるが、やはり担当は不明。
問題児たちが異世界から来るそうですよ?・ラストエンブリオシリーズ
コミュニティの一つとして登場。
様々なガラス細工やキャンドルスタンドを製作したりと物造りが主体の組織。
伝承の登場する悪魔本人であるウィラ=ザ=イグニファトゥスがリーダーで、同じく伝承の本人であるジャック・オー・ランタンか参謀を務める。
別名・表記ゆれ
ウィル・オー・ウィスプ ウィルオウィスプ ウィルオーウィスプ
関連タグ
おにび…ポケモンの技。英語名もそのまんまWill-O-Wisp。
最果てのパラディン…主人公ウィリアム(ウィル)の設定にこの伝承をモチーフにしていると思われる要素がある。