【警告】本記事には『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレが記載されています。
ラクス・クライン「ラクス・クライン、行きます!」
「エンゲージ!」
機体データ
概要
ZGMF/A-262B ストライクフリーダム弐式のためにキラ・ヤマトが設計したとされる新たな機動兵装ウイング。開発にはコンパス技術全般責任者のアルバート・ハインラインが関与している(一方で映画劇中や小説版では設計者もハインラインとなっている)。
完成タイミングから本機単体での攻撃手段はなく、ストライクフリーダムとドッキングすることで真価を発揮する。
母艦であるミレニアムからの遠隔操作が可能であり、無人機運用が想定されていた。そこに急遽手動のコントロール系(コックピット)を付け足したことから、狭いスペース故にバイクに跨るような前傾姿勢を取る仕様となっている。
劇中の活躍
物語序盤から本装備の開発は進められていたものの、開発はハインラインが愚痴るほど停滞しており、物語終盤となったファウンデーションとの最終決戦レクイエム攻防戦中に本機が完成した。
その時、既にストライクフリーダム弐式はブラックナイトスコード シヴァ及び艦隊を操るブラックナイトスコード カルラと交戦中のため、キラ達によって救出されたラクス・クラインが急遽乗り込むことになった。
ハインラインの的確なサポートとアスラン・ザラの護衛もあり、無事キラとストライクフリーダム弐式の元へ送り届けている。
余談
- 公式パンフレットには「ストライクフリーダム弐式用に設計した」という記述があるが、開発段階でのキラはライジングフリーダムに搭乗しており、弐式はそもそも実戦運用を想定していないテスト機である。単なる誤記なのか、弐式を戦線に復帰させるプランがあったのかは不明。小説版ではライジングフリーダム用の追加装備として設計・開発され、実際に装着させて調整を行っている描写がある。
- 「元々ストライクフリーダム用に開発→フリーダム強奪事件発生・ストライクフリーダム使用不能→ライジングフリーダム用に急遽変更し調整するが難航→ストライクフリーダムが弐式として戦線復帰・調整を中止」という流れなのでは?という考察をする視聴者もいる(パンフレットの表記はこれを短くまとめたものという解釈)。
- 劇中で秘密ドックに保管されていた弐式を見た際にキラは「フリーダム…」と現存していることに驚いたような反応を見せ、小説版ではフリーダム強奪事件の際に「ストライクフリーダムが撃墜された」とされていることから、キラとしては「既にストライクフリーダムは解体されて現存していない」という認識を持っていた可能性がある。
- 本機の動力は不明であるが、ストライクフリーダムとのドッキング後は出力が大幅に向上していることから核エンジンないしハイパーデュートリオンエンジンが搭載され、フリーダム側のエンジンとの相乗効果で出力が向上しているのではないかと考察されている。
- 序盤で描かれたキラとラクスの邸宅には2人のバイクが置かれており、部屋に飾られている写真にはラクスがバイクに跨る場面を切り取ったものがあったが、これが本機搭乗の伏線として描かれていた。
- またそのようなコックピットであることから同監督が参加していた作品で登場する兵器を連想した観客も多かった
- 本作エンディングテーマ『去り際のロマンティクス』。こちらのジャケットを飾っているのはパイロットスーツを着たキラとラクス(共に上半身のみだが、特典ポスターだと全身絵)だが、これが本機のために用意された物だったと判明した。なお、『DESTINY』ではインフィニットジャスティスをアスランに渡すためにザフト仕様のものをピンクに染めた専用パイロットスーツを着て操縦していたが、本機操縦に際して着用したのは相当なピッチリスーツ(他の女性パイロットが着ていたスーツと比べても圧倒的に生地が薄く、スタイルがほぼ丸見え)である。おかげで出撃時に乳揺れや尻を強調する演出が入っており、さらに平時には胸が一部はだけるシーンがあるなど、シャワーシーンを披露したルナマリアと同類、下手をするとそれ以上のお色気要因と化している。まあ、『SEED』初期でもキラの目の前でも下着姿になるなどその大胆さは今に始まったことではないが…。
関連タグ
登場作品
関連組織
関連人物
関連機体
母艦
その他
Gディフェンサー、Gファルコン:ネーミングからオマージュ元と思われる支援機。
プラネイトディフェンサー:ガンダムWに登場した、名前の感じが似ている防御技術。
GNアーチャー:同様にプラウドディフェンダーの西暦バージョンですが、MS形態に変形可能。(プラウドディフェンダーはMS形態に変形不可能)