「われらに貫き通せぬは 『血に染まるヘビ』のみよ」
概要
『ONEPIECE』の世界を分かつ壁となっている惑星を一周する大陸。その名の通り赤い岩石で構築されており、上部は雲がかかる程高い。
両端はほぼ垂直な崖であり、ジェルマ王国の移動城塞(巨大巻貝)などでない限り登攀するのは不可能に近く、素手で登ったのは歴史上タイヨウの海賊団の初代船長フィッシャー・タイガーただ一人である。
この大陸により、世界は北極側(北の海と西の海及び偉大なる航路後半「新世界」)と南極側(東の海と南の海及び偉大なる航路前半「楽園」)に分かたれており、交易は困難を極めている。偉大なる航路は凪の帯(カームベルト)に囲まれており、同じ半球同士の海洋であっても横断することは非常に困難故、赤い土の大陸と偉大なる航路が交差するリヴァース・マウンテンが偉大なる航路の入り口とされている。
リヴァース・マウンテンの反対、すなわち偉大なる航路の折り返し地点においては海底1万mに小さな穴(とはいえ直径は数kmある)が開いており、その内部に陽樹イブにより光差す魚人島がある。
空でも飛ばない限り、新世界に入るには赤い土の大陸を上り聖地マリージョアを通過するか、コーティングした船で深海を行きこの魚人島を経由するしか方法は無い。
なお「大陸」と銘打っているが、マリージョア以外で国や町や村があるという情報は現状一切なく、岩壁にも草一本鳥の巣ひとつ確認できない。
それ故、この岩壁は一切の生命が根付かぬ不毛の地なのかという考察もあるが、真相は未だ不明である。
ナミ曰く、レッドラインは言うなれば地続きの島の集合体であり、夏島の土地もあれば冬島の土地もあるという。つまり、地域によって気候の違いはあるようだ。
巨人族からは「血に染まるヘビ」と例えられ、世界政府が設立される前は「神の国」があり、発火するとある種族が住んでいた。
主要なスポット
リヴァース・マウンテン
四つの海全ての海流が流れ込む、赤い土の大陸が最も狭まっている偉大なる航路のサテライト。海流に乗り川を逆流することで双子岬まで行くことができる。
双子岬
リヴァース・マウンテンから降りる運河の出口。元ロジャー海賊団船医の灯台守クロッカスが暮らしている所。
52年前からラブーンが生息しており、麦わらの一味と出会うまでルンバー海賊団(ラブーン同様西の海出身であり、赤い土の大陸を超えない限り戻れない)の帰還を待ち望み赤い土の大陸に頭をぶつけ続けていた。
聖地マリージョア
かつて世界政府を作った20人の王族の内、現アラバスタ王国王家のネフェルタリ家以外が住まう世界政府の首都。王たちの子孫である世界貴族(天竜人)や、世界政府の行く末を担う五老星が暮らしている。世界政府全軍総帥コングも普段はここで執務を行っている。
当たり前だが(王下七武海以外の)海賊は入った途端に摘発対象となる。
リュウグウ王国
魚人島およびその近隣を領地・領海とする海底国家。魚人族・人魚族の生まれ故郷であり、世界政府加盟国。