DATA
概要
第16話「ガラQの大逆襲」に登場。
『ウルトラQ』に登場したセミ人間の同種族である女性型セミ人間。光るセミの幼虫のような姿から成虫のセミが脱皮するかのように人間態が出現する。なお、人間態は長い黒髪の女性の姿をしており、「ルリ子」と名乗って人間社会に潜伏していた。
サディスティックな性格で、黒い革製のボディスーツを着用し、ムチを振り回して戦う。体は非常に頑丈で、背後から鉄パイプで殴られてもびくともしない。
地球にガラゴンを送り込んだ張本人であり、その目的は前回の侵略を妨害した渡会教授を抹殺してガラゴンによる「殲滅作戦」を発動させることであり、出現するところをたまたま目撃した警官を殺害した後、渡会教授を捕らえ時限爆弾内蔵の首輪をはめ込み爆殺しようとするも、楠木涼のガラQに爆弾を解除されたため失敗。
切り札であるガラゴン2号を出動させるも、楠木涼のガラQによってガラゴン2号が発射した光弾がパラボラに撥ね替えされてしまい、自分に直撃し爆死した。
ウルトラマンX
演:宇那
「あんたらなんや!」
「離せッ!離せこの×××!!」
第16話「激撮!Xio密着24時」に登場。
ダダがリーダーを務める宇宙人犯罪組織のメンバーで、関西弁を喋る女性に変身し高額アルバイトと称してターゲットである女子大生をアジトへ集める広報の仕事を行っていたが、囮捜査のために変装していた山瀬アスナをアジトに招き入れてしまったためXioの強行突入を許してしまい、公務執行妨害としてアスナに逮捕された。
『ウルトラQ dark fantasy』の怪獣の中で初の客演となり、映像作品に登場するのは実に11年振りとなる。
また、深夜枠のキャラクターが夕方放送の作品に登場するのは、『ULTRASEVEN X』のマーキンド星人に続き2人目である。
今回はQDF本編の時とは異なり、赤いコートを羽織り、白と黒のツートンカラーのワンピースに赤いハイヒールと、かなり女性的なファッションに身を包んでいる。また地球のセミと同様樹液が好物らしく、人間の状態で木にへばりつき、口吻に当たる部分だけを元に戻して木に突き刺し樹液を啜っていた(単にこの個体が樹液を好物としていただけなのか、他のチルソニア遊星人も樹液を好物としているのかは不明)。
劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!
ムルナウ配下の宇宙人軍団の一員で、他の宇宙人たちと共にエクスデバイザーを狙ったが、クレナイ・ガイに阻止される。
そしてムルナウの館から脱出したガイたちを追いかけたが、ヒュプナスと共にガイに倒された。
ウルトラマンジード
演:安達仁美/CV:大谷美紀
第16話「世界の終わりが始まる日」でAIBの職員の1人として登場した。
出番こそ短かったものの、何気にシリーズでは初となる悪役ではないセミ女ということになる。
また、第11話で監督を務めた田口清隆によると、当初は第11話で鳥羽ライハを狙うスナイパー役はセミ女の予定だったが、目の位置的に狙撃銃を使うのが不可能と判断されたため没となり、ペダニウムゼットンの着ぐるみ確認のために出向いた怪獣倉庫にて、製作されたものの諸般の都合で使用されなかったバド星人のマスクを見つけ、それをスタッフに被せて銃を持たせたところ好評であったため変更になったと、「特撮は爆発だ! #221 SP」にて答えている。
声を演じた大谷は『ウルトラゼロファイト』に登場したにせウルトラの母、『ウルトラマンギンガ』では本物のウルトラの母を担当している。
ウルトラマンタイガ
第6話「円盤が来ない」の佐々木カナがまだ警視庁外事X課だった頃の回想シーンで、セミ少女という名の子供の個体が登場する。身長は100cmで、体重は50kg。別名は星人遺族。
10年前に地球で静かに暮らしていたが、殺人事件に巻き込まれて両親を殺害された所を保護される、しかし(宇宙人への偏見故なのか)当時の上層部の判断で研究機関へと送られてしまい、行方不明となる。
この時に彼女を救えなかった事が後にカナがE.G.I.S.を立ち上げる大きな切っ掛けとなった。
小説「輝く風の朝に」にて生存が確認されヒロユキらE.G.I.S.の手引きによりカナと再会を果たした。
ウルトラマンクロニクルZERO&GEED
CV:國立幸
ビヨンド学園を見学する宇宙人の一人としてセミカという個体が登場。
スケバンのような性格。一度ゼロに助けられたらしい。
余談
デザイン画での名称は「女セミ人間」。
『X』第16話での俳優の宇那は、プロレス選手のウナギ・サヤカの別名義である。
『タイガ』第6話監督の田口清隆は、子役にマスクを被せたことでアンバランスさが不気味さにもなっており、説得力のあるキャラクターになったと述べている。