CV:山村響
概要
元々Xio隊員共通の装備である通信機・ジオデバイザーだったものが、エックスのデータが宿った(というか「このデバイスが気に入った」という理由で勝手に居座った)事で姿を変えたもの。そのため、変身はもちろんエックスとの会話も可能で(なお、本編での描写を見る限り、エックスの声は会話する対象以外の人間には聞こえていないようである)、スパークドールズとなった怪獣の感情を分析するガオディクション、「サイバーカード」の読み取り機能もジオデバイザーから引き継いでいる。
なお、ガオディクションは対象がスパークドールズでなくとも分析する事が出来、テレスドンと地底人の放つ波長が同じ「悲しみ」である事を突き止めたり、バグバズンブルードが「攻撃」と「捕食」の感情しか持っていない存在である事を大地に伝えている。
姿を変えたとは言ってもジオデバイザーとの外見上の違いは色のみなので、大地は「自分で色を塗り替えた」と周囲に説明している。しかしファントン星人グルマンは材質が地球外の物質に変化していると見抜いていた。
何らかの理由でエックスが離れると元のジオデバイザーに戻ってしまうが、第12話でエックスが強制的に分離させた際にはなぜか元に戻っていなかった(それが逆にエックスをまだ助けられるという伏線だったと見る事もできる)。
エックスは通信機である事を利用して、終盤でXioの隊員達にグリーザの襲来を通信で警告したり、車の運転をナビゲートするカーナビ役を務めた(この時なぜかエックスは敬語口調になる)事もあった。
また、画面越しに相手を見ているのか、画面が伏せられると視界を遮られてしまうようだ(第3話にてエックスは吹っ飛ばされて裏返しになった事に気付かず「こっちもやばい!何も見えない!!」と妙に動転した様子で大地を呼んだ事がある)。実際橘副隊長がジオデバイザーでテレビ電話をするシーンがあるため、この機能を利用しているのかもしれない。
エックスにユナイトするときは、上部のスイッチを押して側面パーツがX字に展開したXモードに変形させる。この時出現したエックスのスパークドールズをリードすると「ウルトラマンエックスと、ユナイトします」の音声ナビが流れ、「エックスー!」と叫びながら高く掲げるとメロディと同時にX字型の光に包まれ「エックス、ユナイテッド」の音声ナビと共に巨大化を完了する。
戦闘時にサイバーカードをセットし読み込むと「(サイバーカード名)、ロードします」の音声ナビと共にカードに対応するモンスアーマーを展開、完了時に「(サイバーカード名)、アーマー、アクティブ」の音声ナビが流れる。
なお、ユナイト時に流れるメロディは大地が第1話で聞いていた「宇宙の声」(宇宙から降り注ぐ電子を音に変換したもの)に似ているが関連性は未だ不明。
余談
ウルトラマンの変身アイテムで、防衛チームのアイテムが直接変身アイテムに変化する、また音声が女声なのはシリーズ初である。
玩具では、その構造上ライブサインを読み込みにくい、あるいは読み込めない怪獣のソフビが存在する(ツインテール、恐竜戦車など、またエッグサインを読み込むことは不可能)ので遊ぶ時は注意。
音声を担当した山村女史は次々回作『ウルトラマンジード』にて避難広報音を担当することになった。
2023年6月7日にはウルトラレプリカ版の予約が開始。音声認識ギミックによりエックスとの会話遊びができる他、DX版では再現できなかったハイブリッドアーマーの変身遊びも可能になるとの事。