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ゲーミングPCの特徴

3Dグラフィックスを高解像度・高フレームレートで表示するため、高性能なGPUと大容量のVRAMを搭載しているほか、GPUのボトルネックにならないようCPU性能も比較的高いものが多い。ゲームの中には大容量のメモリを要求するものがあるため、同年代の通常のPCよりメインメモリも多めに搭載する傾向がある。

PCゲームは伝統的にWindows向けが多く、主なプラットフォームも同様のため、OSは必ずWindowsである。当然ながらパソコンなので、普通PCにできることはたいてい何でもできる。

かつてゲーミングPCと言えば、ビデオカードを搭載したデスクトップパソコンだったが、2010年代からはノートパソコンのゲーミングPCや超小型サイズのものもある。

大画面のディスプレイ高性能ハードウェア要求する最新のゲームタイトルを快適プレイすることができる。高画質の動画編集も普通のパソコンより快適にこなす。また、スペック次第ではあるが、ゲームをやりながら配信を行い、多くの人にプレイ映像を見てもらうことも可能(PS4PS5は「ブロードキャスト機能」としてオンライン配信機能を備えているが本格的な編集・配信はPCに分がある)。

MODなどPCでしか出来ないこともある。

ゲーム専用機に比べ価格消費電力が高い、パソコン知識の勉強が必要、チートがやりやすいのが難点。

歴史

もともとパソコンはゲーム機としての性格も重視されていた。X68000グラディウスが動いたことで注目された。

しかしバブル崩壊後1990年代中盤から2000年代前半にかけては日本のPCゲーム市場衰退と共に冬の時代となり、しかも日本では携帯電話ガラケー)が世界一早くインターネット対応したため、携帯電話と家庭用ゲーム機をメインとしてパソコンは事務用品扱いというスタイルが増え、グラフィック性能重視は海外ゲームマニアとクリエイターぐらいに限られた。

2000年代後半に動画サイトの登場で海外ゲームプレイ動画、日本ではマニアックなジャンルだったFPSなどが知られるようになると、ゲーミングPCの需要も増加した。またSteamの登場で輸入もしやすくなっていた。

2010年代以降は、PCにLEDを取り付けて光らせたり、筐体内にフィギュア配置してショーケースのような演出をしたりといった「映える」趣向も流行している。

2010年代後半からは人工知能の発展を追い風にゲーマー以外にも需要が高まる。将棋囲碁などのボードゲームは、高性能なGPUを使うことで非常に強力になるので、藤井聡太のようなプロ棋士はハイスペックなPCを使っている。

関連パーツ

GeForce:NVIDIAのGPU製品。ライバルのRADEONと一進一退の性能競争を繰り広げている。

RADEON:アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)のGPU製品。かつては高画質で定評があった。

Core:インテルのマルチコアCPUシリーズ。i5、i7、i9がゲーミングPCに使われる。

Ryzen:AMDのマルチコアCPUシリーズ。5、7、9がゲーミングPCに使われる。