概要
FF11において役割を果たさないナイトの蔑称「内藤」から生まれたキャラクター。
そのまま「内藤」という名前のナイトである。
詳細は後述するが「役割を果たさないナイト」の要素をすべて集約したような存在。
非常に迷惑なナイトを具現化し、ウザくて弱くて使えないが、どこか憎めない。
彼をはじめとする個性豊かな冒険者たちのショートストーリーが投稿された内藤スレの主人公でもある。
さらなる詳細
架空のサーバー(内藤鯖)のキャラクターで、口癖は「うはwwwwwおkkkkwwwwwwwww」。
会話のほとんど全てに大量の「w」が入り、イラストでもそれが表現され常に笑顔である。
「ヴァナ・ディールの救世主」を自称する自称勇者。
普段から両手剣を振り回すため盾役として期待できず、サポートジョブがシーフなので挑発もできない(無理wwwwサポシwwwww)。
セリフには誤字が多い上、迷惑を考えずシャウト(広範囲チャット)を多く使う。
ここぞという時に限って技が決まらない。
ついでにサポシなので金貨ウマーな一面も。
周りからするとかなり迷惑である事はたしかなのだが、内藤スレ系の作品では単におバカで向こう見ずなだけで性格が悪いわけではなかったりもする。
極限のピンチで神内藤に覚醒したりと、主人公らしい属性が付与されたりもする。
ちなみに、ミスラントマトが大の苦手。
また、本来ナイトに適した効果を持つ海串(ミスラ風海の幸串焼)がシーフードアレルギーで食べられなかったりする。
パーティメンバーがいません。
あまりの自分勝手さに、PTリーダーが彼をPTから追放するのは基本。
彼がリーダーの場合は、皆、彼を残してPTを抜けてしまう。
パワースラッシュ
FF11における両手剣のウェポンスキル。わりと序盤で習得する。
内藤の必殺技のようなもので、両手剣から繰り出される伝説の突き技。
「みなぎっっっっってwきwたwぜーーーー!wwwwwwww」のセリフと共に発動する。
威力はすごいらしいが、ここぞという時ほど決まらない。
フェイスタイプや装備について
内藤スレのキャラクターは最初から外見設定が決まっていたわけではなく、スレの参加者(主に長編ストーリー投稿者)の合意によって徐々に形成された。
(特に絵師がイラスト化するとイメージが統一されやすい傾向にある。)
各々がジョブを代表するようなキャラクターであるため、装備は当該ジョブのAF1もしくはAF2で描かれることが多い。
フェイスタイプについてはヒュームのフェイスタイプ4金髪(ジロー。同じく金髪だとよしくん、茶髪だと汚い忍者が有名)。
これは後述する「プレイヤーとしての内藤」にありがちな共通認識から設定されたものと考えられる。
装備については、かのネ実の英雄ブロントさんと同じ「ガラントアーマー」一式を装備している(後述のLS:Booooomerang内では、樽ナも同じものを装備)。
頭装備である「ガラントコロネット」を着けているイラストも多い(ブロントさんは前髪が長く、実際にガラントコロネットを装備しても見えにくいため省略されていることがほとんど)。
持っている武器は「近衛騎士制式大剣」とされている模様(同じ見た目の武器として「ナーガン」系統もある)。
作品によっては「ラグナロク」を装備していることも。
人間関係
「内藤スレ」の主人公であるため、ほとんどの登場人物の中心的な存在。
LS:Booooomerang
内藤が所属しているリンクシェル。
内藤と同じく、「白魔道士らしからぬ白魔道士」である臼姫や、「嫌われがちな行動をするシーフ」の通風(痛風)、「やわらかいのにヘイトを稼ぐせいですぐ死ぬ(土をつけてしまう)黒魔道士のタルタル」こと糞樽(墨樽)など、各ジョブに対応する「迷惑なプレイヤー」を具現化したようなメンバーで構成されている。
LS名の由来は「必ず戻ってくるから」らしい。
その他のメンバーについてはLS:Booooomerangを参照。
臼姫(うすひめ)
内藤スレのメインヒロイン的な存在。
内藤との関係はショートストーリーの筆者によって解釈が異なる様子。
相思相愛のようでもあるが、ほとんど進展しない。
通風(つうふう)
「内藤」と同様、実際にFF11のプレイヤーが使っていた蔑称から生まれたキャラクターであるため、最初期から登場している。
「東方陰陽鉄」をはじめとする東方有頂天動画では、墨樽と共に内藤とつるんでいることが多い。
巴姫(ともえひめ)
内藤に好意をよせる侍の少女。
内藤をめぐり上記の臼姫と対立することもある。
巴姫自身は高い実力を持っているのだが、臼姫が都市を一撃で壊滅できるような反則キャラなので相手になっていない。
人侍(ひとざむらい)
内藤を尊敬している侍。
上記の巴姫に好意をよせる。
闇内藤(やみないとう)
内藤の本来の人格だった存在。
現在はクローンの肉体に人格を移している。
役割を果たさないナイト
FF11におけるナイトは所謂タンクジョブ(敵の攻撃を受け、仲間への被害を減らす)であり、当然パーティに入れる場合、そうした役回りが期待される。
しかし、FF11プレイヤーの中にはこうしたナイトの特性を理解しておらず、味方を守る事や防御よりも攻撃力を重視するという、地雷プレイヤーも少なからず居た。
こうしたナイトの役割をきちんと果たせないナイトに対する蔑称として「内藤」という言葉が使われるようになり、これが転じて「ステレオタイプな内藤」像がキャラクターとして独立していったものが当記事の「内藤」である。
ありがちな内藤の特徴
- 自分がダメージを受けたくない為に「挑発」「フラッシュ」を使わない。結果、後衛が攻撃を受けて壊滅する。
- ダメージを出したいがために片手剣+盾ではなく、常に両手剣を装備している。
- ナイトは自己ケアルによって回復+ヘイト稼ぎができるが、MPは「ホーリー」で攻撃する事に全消費する。
- サポートジョブに防御力・タゲ保持力に優れるものでなく、ダメージを出すためにシーフを選ぶ。(サポシ)
- ヒュームの♂、F4金髪(人気が高いフェイスタイプであったために迷惑プレイヤーも多かった組み合わせ)
また、逆に「ナイトとして正しい行動」をしようと執着するあまりに
PTメンバーや状況に合わせた行動ができず、時としてパーティメンバーと口論を起こしたり
不貞腐れて離脱するナイトも「(逆)内藤」と言われる事がある。
内藤列伝
LS:Booooomerangではなく、個性豊かな6人のナイトPTによるギャグ物語である。
上記の「役割を果たさないナイト」の特徴を1人に集約したのが当記事の内藤であるのに対し、こちらは5人いる別々のナイト(内藤A~E)に要素が振り分けられている。
詳細は内藤列伝を参照。
内藤スレ以外での派生作品について
イメージが具現化された存在として有名なブロントさんはネ実から広まった存在であり、同じくネ実でキャラ構成されるなどして有名なった汚い忍者やリューサン、ファイナルタツヤ、よしくんなどもその類であるが、内藤は「内藤スレ」で形成されたキャラであるため彼らとは少し生まれが異なる。
だがFF11のプレイヤーのイメージから生まれたネタキャラとして近いものがあるためか、ニコニコ動画などではしばしば彼らと共演させた動画もある。
場合によっては内藤スレの内藤が先述の内藤列伝の内藤たちと共演することもある。
ブロントさんたちネ実キャラと『東方project』のキャラとのクロスオーバーである「東方有頂天」ジャンルの動画でもよく登場し、時にはメインメンバーや主人公として活躍することも。
LS:Booooomerangのメンバーも一部登場することがある(ただし人数が多いため、LSメンバーが総出演することは少ない)。とりわけ痛風、墨樽、臼姫はよく見かける。
ジャンル問わず、内藤にはボイスがついている動画も存在する。
特に有名なのがMUGENでも内藤の声を担当した汁内藤氏で、LS:Booooomerangの他の男性陣の声を担当することも多い。
派生キャラクター
内藤子(ないとうこ)
内藤を女体化したキャラクター。
上記「内藤スレ」に登場するキャラクターではなく、東方有頂天の文化の中で創作された。
ブロントさんに対するブロン子のように、女体化した内藤本人だったり、内藤の妹などで別人とされていたりと様々な扱いがある。
UTA内藤
ブロントさんに対するブロんぽい人ナイトさんと同じく、歌声合成ツール「UTAU」向けに創作されたキャラクター。(上記画像中央)
こちらも中の人は汁内藤氏で、同じく作成された「UTA痛風」(上記画像左側)、「UTA戦死」(上記画像右側)も担当している。
関連イラスト
関連動画
内藤が主人公の東方有頂天動画。
動画説明文から汁内藤氏と臼姫氏による内藤やその他LS:BooooomerangのメンバーのボイスもDL可能。
関連タグ
ファイナルファンタジー11 LS:Booooomerang 内藤スレ 内藤列伝
外部リンク
他のネ実関連キャラと共に、汁内藤氏による内藤のボイスが過去のものから2021年以降の新規のものまで数回にわたって配布されている。
内藤は厳密にはネ実出身ではないので注意。