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死役所の編集履歴

2024-10-05 01:25:56 バージョン

死役所

しやくしょ

コミックバンチで連載中の作品。作者はあずみきし。

コミックバンチ2013年11月号から連載。2019年にTVドラマ化(後述)

概要

『お客様は仏様です』

此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは──。

魂抉る死者との対話。人は此岸と彼岸の境界で生を知る──これは、魂の物語。(漫画説明文参照)


死役所

此岸と彼岸の境界に存在する、死亡した人間のその後の手続きを行う場所。作中ではなぜか「シ役所」表記。死因ごとに複数の課が存在し、成仏に必要な書類である「●●("自殺""他殺"といった死因が入る)申請書」と「成仏許可申請書」(場合によっては「挺身申請書」のように3枚提出させることもある)に記入・提出し手続きをするといったように、現世の役所のシステムを導入している。

死役所ならではの条例を制定しており、それをまとめた条例集が存在する。「死亡日~49日間に手続きをしない場合、死者は"冥途の道"を彷徨うものとする」という条例は、作中で最も多く取り上げられている。


冥途の道

此岸(現世)と死役所の間にある道のことであり、天国でも地獄でもない、何もない真っ暗な道で兎に角広い。手続きを怠った場合、成仏することは出来ずここを永久に彷徨うこととなる。

作中では(四十九日経過が理由ではないが)1名明確に冥途の道行きになっている。


エピローグ

各エピソード終了後は毎回生前の写真(たまに関係する新聞記事)が1ページの中に無造作に貼られる。

この演出は実写ドラマでも採用された。


登場人物

作中では「死役所」は「シ役所」と表記されている。

CVは関連動画のスペシャルアニメでの配役


シ役所職員

全員死刑判決を受け、執行された元死刑囚。職員の名字には必ず『シ』が入っており、名札にはその部分は片仮名の『シ』にされている。

元死刑囚は職員のいない『死刑課』で受付され、条例に基づき職員採用試験を受けることになる(辞退することも可能だが、辞退すると冥途の道へ行くことになる)。採用されると任期満了まで職員として働き、任期満了の辞令が来たらその時点から49日以内に成仏することになる。

死刑執行の罪状が冤罪であれば成仏申請書さえ提出すれば成仏することができるが、敢えて職員として働くことも可能。

その性質上女性職員は非常に少なく、第34条でハシ本が採用された時点で6名しかいないとのこと。


死役所のシ村さん落書きまとめ

シ村(市村正道)

CV:子安武人

総合案内。本作品の主人公。


お馴染みのひとたち

ニシ川(西川実和子)

自殺課職員。死役所では珍しい、若い女性。


イシ間(石間徳治)

CV:高岡瓶々

他殺課職員。強面だが涙脆い壮年男性。


ハヤシ(林晴也)

生活事故死課職員。


岩シ水(岩清水直樹)

人為災害死課職員。やや地味な青年。


松シゲ(松重謙三)

交通事故死課職員。方言(のようなもの)に加えて歯が所々抜けているせいか滑舌が悪く、言葉が聞き取りにくい。


シラ神(白神靜佳)

病死課職員。色白で儚げな印象の女性。腰が低く「ごめんなさい…」が口癖。


ハシ本(端本)

他殺課に配属された新入職員。半目で無口無表情の青年。


フシ見

他殺課職員の中年男性。猫口とやや中性的な言葉遣いが特徴的で一人称は「ボク」。

ハシ本に嫌味を言っては怒らせていることが多い。衝撃が苦手(と言いつつ、根性焼きみたいな衝撃は「割と楽しい」らしい)。

お客様に対しても平気で階段から突き飛ばす等ぞんざいな態度をとる。


シン宮

死産課職員の女性。赤ん坊たちの代筆をしている。


加賀シロ

巻添嘱託死課職員の男性。厳格な口調と態度だが、他の職員にストレートな嫌味を言う一面も。


竹シタ

癌死課職員の男性。髭面でガラが悪そうな中年男性。

イシ間より在職期間が長い。根っからのスケベでもあり、「インタアネットは簡単に女の裸が見られる」と思っている。


沼シリ(沼尻努)

癌死課職員の男性。

杉が勤めていた拘置所に収監されていた元死刑囚(因みに、その拘置所には生前のシ村も収監されていた)。

強盗殺人で死刑判決が下され、収監先の拘置所では絶望して自暴自棄になっていたが、当時刑務官だった杉と触れ合い、最期は人間らしく扱ってくれた杉に感謝しながら刑が執行される。

シ役所では真面目に働いており、お客様に対しても親切丁寧に対応している。


イガラシ

自然災害死課職員の男性。明るい性格で仕事熱心であり、困っているお客様がいると一直線に駆け寄る。

しかし、本人は複数の傷跡を持つ強面で大柄の男性である為、お客様をビビらせてしまう。

生前はヤクザ(しかもエンコ済み)だった。


ホシ野

老衰課職員の男性。長い前髪で目が隠れている青年。

初潮前の少女に興味を持っているが所属する課には老人しか訪れない為、常に不満を漏らしている。ついでに赤ん坊も嫌いとのこと。

異動願を出すも、未だに受理されていない。

これまでも背景として何度か作中に登場している。


真シバ

心臓病死課職員の男性。細身で神経質。髪型が独特で目は良く言えばパッチリ開いており、悪く言えばイっちゃってる感じである。

潔癖症のきらいがあり、お客様の血で汚れた床や手すりをピカピカに磨いている。


シノ塚

自殺課職員の男性。太い眉毛の老人。

古臭い男尊女卑の考え方の持ち主であり、同じ課に所属するニシ川とよく衝突している。


シキ戸

成仏課職員の男性。四十九日目前のお客様を優先して成仏させるなど意外と柔軟。


オシ切

交通事故死課職員の男性。


その他

市村幸子

シ村の生前の妻。趣味は絵を描くこと。


市村美幸

シ村の生前の娘。絵の具や土を食べるなどの偏食で幸子を悩ませていた。


お客様(※ネタバレ注意)

死役所にやってくる死者。ここで手続きを踏んだ後、天国、地獄、あるいは冥途の道へと進むこととなる。死んだ直後の姿で現れるため、かなりショッキングなビジュアルの人も多い。


「今日はどのようにして亡くなられましたか?」


鹿野太一

いじめと家庭環境を苦にして自殺した少年。後に思いがけない形で加害者と再会することとなる。


牛尾崇

鹿野いじめの主犯格だった少年。鹿野の四十九日に鹿野の義父の手により殺害され、シ役所にやってきた。

「自分は殺人被害者だから天国行き」と思い込んでいたが、生前の所業の数々から地獄行きになった。

何気に作中で唯一、明確に地獄に行っている。


上杉涼子

1巻表紙の女性。職場の事故が起きた際、巻き込まれた社長をかばって自身が死亡する。


「あしたのわたし」

小野田凛

CV:小市眞琴

幼稚園児。母親から虐待を受けており、その事実を幼稚園の職員も薄々勘づいていた様子。


江越伸行

常識もやる気もなく極めて自分本位な元死刑囚。

6年前にたまたま読んだ雑誌の特集で「死刑囚になれば働かなくて済む」と知り、小学生の列に車で突っ込み5人を殺害。お望み通り死刑となった。

だが死後、条例により職員の採用面接を告知され…。


塙保

漫画『アヒルロード』の作画担当でいつかは自分の世界を描くことを夢見る漫画家。

志半ばで自損事故に遭い左目がかすかに見える程度に失明し、作画ができなくなってしまう。だが別の形で夢を叶えようとパソコンの練習に励んでいたが、転倒により死去。

死後、世間からは失明が原因の自殺だと言われてしまうが…。


襟川

心筋梗塞で亡くなった年配男性。1年前に妻の典子を亡くしており、何かと一言多く嫌われやすいタイプだった。

しかし「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」という諺を気にして、妻亡き後は積極的に人付き合いをするようになり…。


ミチ

イシ間の姪。両親を戦争で亡くし、孤児だったところを彼に引き取られる。彼女が作る大根の味噌汁はイシ間の好物だった様子。


伊達夏加

女子中学生。思いを寄せていた同級生とのデート中、交通事故に遭ってしまう。

シ村には「一生忘れられないデートになった」と言われ、激昴する。


佐尾高慈

お笑いコンビ『カニすべからく』の高関一文の相方。長身痩躯の男性。高校時代は放送部に所属し、文化祭で「カニすべからく」というネタを披露するが、独特さのあまりアンケートにはマイナスな感想ばかり書かれる。

しかし、高関だけが「シュールで面白かった」と書き、その後で高関が佐尾に声を掛け『カニすべからく』というコンビ名で芸人になる。『家族性アミロイドポリニューロパチー』という遺伝性の病にかかる。


須藤麻帆

女子高生。スマートフォンに機種変更し、同級生にSNSの『WINE(ワイン)』のグループに誘われる。そこで、返信が少しでも遅れると「無視してんじゃねーよ」と書きこまれたことを切っ掛けにネット依存症になり、スマートフォンから離れられない生活を送っていた。


三樹ミチル

女子大生。額を出したショートヘア。


元・刑務官。ある日死刑執行の担当者に推薦され執行に立ち会うが、その時の精神的苦痛により刑務官を辞める。

沼シリからは『先生』と呼ばれている。


本堂千裕

ごくごく一般的な専業主婦。面白味のない、単調な主婦の生活につまらなさを感じているところに友人の日暮蘭子からパーティに誘われる。このことがきっかけである事件に巻き込まれていき…。


坂浦真澄

定食屋の店主。もうすぐ父親になる予定だったが、幼少期に父親を刺殺した男・原島憲治に刺殺される。


生野芳聡

『ヘプヘプ』というハンドルネームで活動していたネット配信者。

肝硬変を発症し、1週間の昏睡の果てに死去。「」や「キタコレ」などネット用語をリアルでも多用しており、そんな言葉がなかった頃に死んだシ村やシラ神には「園芸の趣味でもあったのか」と勘違いされる。


彫刻さん

橋の下に住むホームレス。本名は不明。

地蔵を彫るのが趣味(本人曰く「罪滅ぼし」)。だが新作を掘っている最中に台風の影響で増水した川の鉄砲水にアトリエごと流されてしまった。


山中紗世

OL。美人で人当たりも良いが、それ故に上司からのセクハラやそれを見て見ぬ振りする周囲に悩んでいた。

手羽先が好きな友人・誓衣の興味本位でバラバラにされ、殺害されてしまった。


花平妙子

ニシ川に殺害された被害者の妻。マスコミの執拗な取材で心を壊し、一時はリストカットをするほどにまで追いつめられていた。

その後心療内科でもらった薬と同じ境遇の人の集まりによって徐々に回復し、最期は心臓疾患で亡くなった。

死後、シ役所で働くニシ川を発見し…。


寺井修斗

加護の会』の信者で大学生。

医大生の弟・恭平にコンプレックスを持ち、祖母から蓮田栄山の講演会に誘われたのをきっかけに入信した。

入信後しばらくして『加護の会』を怪しんだ恭平の手により実家に連れ戻されるが、『加護の会』へ戻ろうとした際に交通事故に遭った。

死後、『加護の会』と因縁を持つシ村から幸子のことを聞かれ…。


日原紺志

単身赴任の会社員。喫煙が大好きだが、妻からはやめるよう言われている。

煙草の不始末が原因の火事で亡くなり、自分の不始末のせいだと悔やんでいた。だが…。



津川勇樹

デジバンチvol.01に収録されている話に登場。7歳の小学生。正義感が強く「ヒーローは困っている人を見過ごさないのだ!」が口癖。特撮テレビドラマ『仮面ヤンダーヤギト』に登場するヒョウカワに憧れている。川で溺れかけている猫を助けようとして流されてしまう。


立花熊蔵

ゴーゴーバンチvol.03に収録されている話に登場。年配男性。本人は死因について恥じているようで「事故」としか言わず「あ────…」と口籠るだけで、そのため各部署にたらい回しにされる。


おチビちゃん

荻野泉水とタカの二人の間に出来た子供だが、38週目で常位胎盤早期剥離で死産になってしまった。ちなみに性別は女の子。


築本直太郎

風俗店で「ゆな」こと吉原佐音に本番を迫ったことで撲殺された整体師。風俗嬢のことを「社会の底辺」として見下していた。

裸で亡くなったため、老婆のお客様から『変質者』呼ばわりされる。


尾ヶ崎秀哉

インフルエンザを拗らせて亡くなった少年。両親は多忙から不仲になっており…。

任期満了の辞令が来ていたイシ間に誘われ、一緒に成仏していった。


甲斐亜生子

介護士。仕事をしながら母の介護を1人でしていたが、限界を迎えて心中してしまった。


甲斐ふく子

亜生子の母。言語障害と認知症の症状がある。猫好き。

娘と共にシ役所を訪れたが、なぜか他殺課にデータがなく…。


明智磨美

元舞台女優で俳優の蔵沢達也の娘を育てた母親。

乳癌で死去。死後、蔵沢宛てに遺書を残しており…。


上田都築

誰からも必要とされていないと思い込み、列車に轢かれて自殺した会社員。


小見温恵

引き蘢りの息子を持つ保険外交員。世間体を気にして息子の真実を隠し続けていた。


会田杏

SNSを利用してダイエットをしていた女子大学生。

カロリーの高い食事に誘ってくる友人にダイエットを邪魔されたと思い込んで拒食症になり、心臓発作を発症して死去。

亡くなった時点で身長157cmに対し体重が29.9kgと明らかにやせ過ぎだったが、死後も体形を気にしており…。


興梠勳子

顔に大きな痣がある老婆。若い頃は弁当屋を営んでいた。

痣にコンプレックスを持っていたが、2度目のお見合いで出会った彼女の夫・義一はそのことを気にすることなくありのままの彼女を受け入れてくれた。

だが義一は若くして白血病に倒れ死去。未亡人となった彼女はその後もいくつか縁談を持ち掛けられたが、「義一さん以外の人と結婚する気にはなれなかった」と断っている。

ちなみにシ村は生前のとある日に彼女の弁当屋を訪れたことがあり、「コヲロギ弁当さんの卵焼きは絶品」と褒めていた。


平野思呉

壁にスプレーで落書きをしていた少年。正義マンな連続殺人鬼・吉沢佐駆真に刺殺された。

なお吉沢は平野、清水、矢野以外にも殺人の余罪があるようで、シ村とニシ川は「ここの職員になりそう」「プライド高そうだから新人教育面倒くさそう」と本人の知らないところで言われている。


清水紅葉

電車に乗る妊婦へ嫌味を言っていた女子高生。吉沢に首を絞められ殺された。


矢野研太

スマホゲー中にタバコのポイ捨てをした男。吉沢に鈍器で殴られ殺された。


坂東一早

元ひったくり常習犯の男性。既婚者で2人の娘を持つ父親。

祖父に連れられて裁判の傍聴に行ったことをきっかけにひったくりから足を洗った。ある日の強姦事件の裁判で裁判員に選ばれた男性の無遠慮な発言に腹を立て、彼を相手に「被害者の気持ちを味わわせたい」と20年ぶりにひったくりを行う。だがその逃走の最中に交通事故に遭い、亡くなった。


猪俣

足の不自由な中年男性。自殺を遂げてしまった小学生時代の恩師・印南清子についてシ村に尋ねるも、プライバシーを理由に断られた。

なお、印南の自殺は猪俣とは無関係であることが語られている。


中島詩

別次元に行って宇宙人に会おうと、友人の海野智柚美と練炭と睡眠薬を使って心中を図った少女。


比護亜季保

生活保護受給者。

病気で就活がうまくいかず、生活保護で遊び惚ける父親に悩まされていた。なお死因は心労の末に風呂で眠ってしまったことによる溺死。


福原潤矢

まだ言葉もしゃべれない1歳児。継父から日常的に虐待されており、彼にクッションを顔に押しあてられたことにより窒息死した。

お下がりの服を着ていたこともあって、職員たちは彼の本名探しに四苦八苦することに。


金子行亮

爆破事件の冤罪で刑務所に入れられた過去を持つ66歳の老人。仮釈放後に肺炎で死去。

行亮が成仏してしばらくののち、遺族の尽力により再審請求が通った。また爆破事件の真犯人は当時中学生の少年で、事件後に再び罪を犯したのち死亡していることがシ村の口から語られている。


犬飼爽朝

幼い頃から寝たきりだった17歳の少女。死後、歩けるようになったことからシ役所内で「死んでからやりたかったこと」をやれる範囲で実行していく。


海宝菜苗

お笑いコンビ『ヘンジンカタギ』のホウタの妻。産後うつに悩まされた末に自殺。


展慕、相田和夢、華音

身勝手で自己中心的な若者4人組のうちの3人。交通事故により死亡し、華音は頭部全てを失う。

死後も自己中極まりない言動で罪を擦り付け合い、生き残りの華音の弟・兎之共々シ村から「屑」と切り捨てられる。


牧田園絵

ベテラン助産師。上記の4人組が起こした事故に巻き込まれる形で死亡。


駒形真名人

27歳の時にくも膜下出血で倒れて以来、45歳で肺炎になって亡くなるまで18年もの間植物状態だった男性。

同性愛者で彼氏がいた。


城戸徳夫

剃り込みに憧れていた老人ホーム暮らしの男性。

生きていたら職員に剃り込みを入れてもらう予定だったが、その前に亡くなった。

死後もそれに未練を持っていたが、シ役所にはバリカンがなく…。


大須賀時和、七島俊美

約20歳差カップルだった。

七島の方から別れを告げられた大須賀だったが、諦めきれず七島のアパートの屋根裏に住み始める。

その後大須賀は(77条時点から)2年前にその屋根裏で凍死、七島は(77条時点から)3ヵ月前に風呂場でヒートショックを起こして亡くなった。


豊田啓五

厳格で正義感が強い性格の警察官。

浪人生の息子が当て逃げ事件を起こしてしまい、責任感の強さからひき逃げ事件が解決し次第退職することを決意する。が、その矢先の交通整理で事故死。


高尾彼方

豊田が最後の事件として解決しようとしていたひき逃げ事件の被害者で3歳の少年。

車が大好き。まだ字が書けないため、豊田が代筆した。


藤原ぬい

チェロ奏者の老婆で若い頃は楽団に所属していた。

大学生の孫・明日香とのセッション動画が人気だった。


堂場文夫

DVで離婚して15年後、息子の手により滅多刺しにされて殺された。

死後も妻を悪者扱いする態度を取っていたため、ハシ本やシ村から陰で軽蔑されていた。


船田朱果

自分を殺してくれる人を探していた家出少女で牛尾崇の実妹。

姓が変わっているのは兄の死後、両親が離婚したため。兄の所業のせいで家族にまで誹謗中傷が及び、酒に溺れて何度も自殺未遂をする母が嫌になって家出をしたのだという。嘱託死を選んだのも、母が影響している。


勝又周子

20年に及ぶ闘病生活の末、自殺(本人曰く「選択死」)した女性。

自殺そのものに後悔はなく、「「選択死」をエンディングノートに書きそびれた」ことを後悔していた。

少し前に亡くなった夫とは交換日記をしあう程の仲だった。


青柳航大

詐欺で生計を立てる詐欺師。幼少期の経験からヤクザが嫌い。

詐欺グループ内で昇格話が持ち上がるも、ヤクザが絡んでいたことから拒否。その結果、家族をダシに先輩・多胡から脅され自殺を遂げた。

死後、詐欺は高尚な犯罪であると自論を述べていたが…。


菅沢峰子

猫探しをしていた女性。探している最中に交通事故に遭い、亡くなった。


森田椋

死後の世界に興味を持ち、自殺をした男性。


小平秋平

自称「イケメンで通っている」アートディレクター。

束縛の激しい元彼女が雇った復讐代行の手により撲殺された。


長谷光明

親友の息子が演奏する曲を聴きたいがために交通事故に遭った身体を押して帰宅し、翌日に亡くなってしまった男性。


安村育雄

医療ミスが原因で亡くなった警察官。


皆川有理紗

主婦で末期癌患者。治癒を諦め、緩和ケアをしていた。


半仁田町子

水路に落ちて亡くなった、老人ホームに住む認知症の老婆。


柳隆之

バイクが大好きで「フ〇ック」が口癖のゴミ収集作業員。ゴミ袋に入れられた猫を助けようとしてゴミ収集車に巻き込まれて死亡。事故の際に腕が折れてしまい、字が書けなくなったので必要な書類はシ村が代筆した。


梅澤巴菜

整形美女。シリコン検査で乳癌が見つかり、それが原因で亡くなった。


芙美

性同一性障害の女性。子宮癌で死去。


ジーク(藤倉光路)

修行中のイタリアン料理人で動画配信者(日本人)。ファンの女の子・イバちゃんとリアルで会ったのがきっかけで輩のようなイバちゃんの彼氏に追われた末に撲殺されてしまう。死後も逃げるようにシ役所内を走り回っており、117条で説得されて成仏するまで走るのを止めなかった。


越野利子

隠れ糖尿病が原因で亡くなった女性。

独身時代に目撃した「齋藤竜嗣」という名の少年が受けた性犯罪の現場を見逃したことを深く後悔していた。


遊佐林太郎

高校時代のバンド仲間の結婚式の帰り、マンションから飛び降りてきた湯田が直撃して死んでしまった会社員の青年。

彼女がおり、これからプロポーズするぞと意気込んでいた矢先の悲劇だった。


湯田颯磨

ゴリラ好きの大学生。ゴリラを通じて友達ができたが、高2の頃に喧嘩。それ以来友達もできず、「人として駄目」の言葉に苦しめられた末に自宅マンションから飛び降り死亡。その際、たまたま通りかかった遊佐とぶつかったことで死後、遊佐から「オレの人生返せ」と責められる。イガラシの提案で行ったとりあえずの和解も目の前で不意にされ、そのショックでシ役所内でも飛び降りる。その後117条までシ役所に留まり続けていた。


安場新穂

若い頃に交通事故に遭って以来、車椅子で過ごしていた女性。介助犬のポルカと共にアクティブな人生を送っていたが、大好きな飲酒が祟って肝硬変で死去。死後、シ役所を訪れていた少年からそこにいないはずの「マントをつけた犬を見た」と告げられ…。


鈴村知朱(とあ)

昆虫食とジビエのお店で店員兼3人組アイドル『ゲテモん+』のメンバーとして働く19歳の少女。「知朱を危険な目に遭わせたくない」と一方的に考えた松丸オーナーの手により首を絞められて殺害されてしまう。ちなみにアイドルになりたかっただけなので、昆虫そのものは好きではない。

死後は蓑輪からストーキングされており、なかなか成仏できないでいたが嵐太と意気投合。一緒に成仏した。


蓑輪富郎

知朱が働く店の常連客。知朱が大好き過ぎて一方的に恋人宣言するなど、完全にストーカー。知朱の訃報を受け、後追い自殺を遂げた。

知朱から突き放されても懸命に追い続けるが、知朱が嵐太と共に成仏していったことを知るとショックで泣き崩れた。


金子正平

金子行亮の従兄弟。行亮の死後、冤罪事件について調べているうちにシ村の名前を知り…。

なお彼自身の死因は癌。


持田牡丹

つぶあんのおはぎ専門店『ぼたん屋』の店主の老婆。60年間おはぎを作り続けていたが、脳梗塞になり死去。晩年、彼女のおはぎがきっかけでつぶあん派になった小学生の福井悠斗から「ししょう」として慕われていた。


清山紳治

41歳で心臓病になり亡くなった男性。28歳で結婚したが、娘が1歳の頃に離婚。元妻から送られてくる娘の写真が楽しみで、10年以上友人達に嘘八百な本文を添えて転送し続けていた。


呉美馬子

『スナック月あかり』のママ。常連客だった山辺潔彦に刺殺された。夫共々クレーマー気質。


亀島乙葵

歯科技工士。交通事故で亡くなった。直前まで夫・向史と彼の手作りの指輪のことで喧嘩中だった。


水越嵐太

姉・知世が作った豚キムチに入っていた水仙(ニラと勘違いして使ってしまった)を食べたことにより中毒死してしまった男子中学生。


水越知世

嵐太の姉で女子中学生。水仙中毒からはかろうじて生還したものの、弟を自らの過失により死なせてしまった罪悪感から制服のタイを使って首吊り自殺を遂げた。


綿引石丸

末期癌で余命半年を宣告されていた53歳独身のおじさん。残り少ない人生を旅して過ごし、その記録をアナログの日記や旅行記ブログにまとめて命が尽きるギリギリまで更新を続けていた。

石丸の死後、日記やブログは母、兄、姪に発見され…。


柏野六巳

元ヤンキーで現在は出産を控えた妻を持つ会社員の男性。

ヤンキー時代の贖罪を考えていた矢先、野々原永季の手により惨殺される。

その内容は催涙スプレーによる目潰しに始まり、猿轡、四肢の拘束、薬品、根性焼き(背中の「レイプ犯」の文字含む)と凄惨な内容であり、野々原から相当な恨みを買っていたことが伺える。



関連動画

累計450万部突破&コミックス第20巻&連載100回記念スペシャルアニメ


TVドラマ

テレビ東京系列にて水曜深夜0時12分からの時間帯で2019年10月16日から放送。


キャスト



関連リンク

コミックバンチweb

http://comic.pixiv.net/works/746

テレビドラマ版公式サイト

あずみきし


関連タグ

漫画 新潮社 コミックバンチ あずみきし

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