概要
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するパルデア地方の四天王。登場エピソードは「チャンピオンロード」。
ストーリーにおいては、チャンピオンロードの道中で必ず会話する機会が与えられており、ポケモンリーグに挑戦する段階では全員が顔見知りとなる。
全員が右手にポケモンリーグのマークがついた黒い手袋を着けているのが特徴だが、四天王とほかの職業を兼任している場合、四天王として戦う際に手袋を着けている。
ちなみにチリとポピーは四天王として戦う時、以外でも手袋を着けているが、もしかしたらはチリのエースポケモンであるコイツに素手で触れるのが危険だからかもしれない(二人はよく一緒に行動しているため)。
関係ないが彼等の上司たるオモダカも常に手袋をしており、チャンピオンとして戦う際には無闇に素手で触るのは危険であろうポケモンをエースとして使用する。
アニメでは『ポケットモンスター(第8シリーズ)』の第3部テラスタルデビューにて4人全員が登場。今までは四天王全員が揃って登場することはほとんど無かったため破格の扱いと言えよう。
メンバー構成
リメイクを除けば『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』以来の、戦う順番が決まっている四天王。アオキのみジムリーダーとの兼任。
各々の切り札は使用タイプに準じており、同テラスタイプにテラスタルしてタイプ一致技を強化するように運用している。
また、四天王ごとに専用のフロアが設けられていた過去作と異なり、戦闘は4人ともすべて同じ部屋で行われる。そのため、倒された四天王は次の四天王を部屋に呼び出し、以降の戦いを同室で見守るという過去作になかった流れとなっている(合理的ではある)。このシステムの関係上、四天王同士の絡みは歴代作のなかでもダントツに多い。
ちなみに作中では直接次のメンバーを呼び出しているが、ダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝 後編:藍の円盤』において本来はチャイム式であり、そのチャイムが主人公の挑戦する数か月前から壊れたままになっていることが判明した。
業者のスケジュールが詰まっており、優先度の低さも相まって修理が延び延びになっている模様。
余談
ポケモンリーグ専業のチリはともかく、ジムリーダーやポケモンリーグ営業も担うアオキ、アカデミー教師と兼任のハッサク、明らかに未成年のポピーといずれも珍しい特徴を持つため、歴代四天王と比較して一見パルデア地方のポケモンリーグは人材不足に悩まされているようにも見える。(ポケマスのアオキのストーリーではアオキの口より「人手不足ですので…」とはっきり明言されている)
しかし侮るなかれ、彼らはトップチャンピオンのオモダカにより、パルデア中から選りすぐられた紛れもない実力者たちである。
歴代最年少であるポピーについても、言い換えれば例え幼い子供であっても力があれば四天王として選ばれる程の実力主義と捉えられるだろう。
4人の使用タイプとチャンピオンのオモダカの切り札のテラスタイプは、レジェンドルートに出てくるヌシポケモンのタイプと一致する。
2022年11月の発売直後のバージョンでは戦闘の直前にレポートを書き再起動をしないとBGMがイントロのみループするバグが高い頻度で発生していた。
しかしながら、BGMとしては最低限聴けるクオリティになっていることや直前の面接もあってか、「それはそれで緊張感が感じられる」と勘違いを起こした結果、気づくことなくプレイした者も少なくない困ったバグであった。
ハッサクを除く今作の四天王は、DLCのストーリー以前では一度倒すと再戦できない(一応アオキは1回再戦の機会があるが、それも一度きりである)ため、きちんとBGMを聴きたければゲームの再起動が求められた。ただし、聞き逃してしまった場合でも、四天王戦のBGMを通信対戦時に指定する事も可能なので二度と聞けないわけではない。現在はアップデートにて修正済である。
また、四天王との再戦そのものについても、藍の円盤にて遂に実現することとなった。
(ただし、再戦が可能になるまでには条件があり、そのためには『藍の円盤』のストーリーをクリアしていることが大前提であるが…)
なお、立場の違いからか前述のハッサクやアオキも再戦時はBGMが切り替わってしまう(ハッサクは学校最強大会の共通BGM、アオキはパルデアジムリーダー戦の共通BGM)ので、もう一度聴きたければ前述の通信対戦を試してみてもいい。
参考:バグ状況下のBGM
ほかには次のオモダカ戦において、四天王のいずれか一人がフィールド脇に出現するバグも報告されている。当然ながらその場に立っているだけで何かするわけではないが、四天王のファンからは「推しに最終試験を見守ってもらえる」と好評のバグである。
他の地方の四天王タグ
関連イラスト
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