アイク(ファイアーエムブレム)
あいく
プロフィール
概要
グレイル傭兵団団長グレイルとエルナの息子で、ミストの兄。無愛想だが義理人情に篤い好漢で筋が通った性格。食事の好みは「肉料理」。
『蒼炎の軌跡』で任務の帰還中、デイン軍との戦闘を余儀なくされ、やむを得ずこれを撃退。そこでデイン軍が追っていたクリミア王女エリンシアと運命的な出会いを果たした。蒼炎から3年後の『暁の女神』では父グレイルに似た巨漢へと成長しており、第三部の主人公を務めたほか、最後の敵を倒せる作中の最重要人物の一人でもある。
王族や貴族の血統が多い歴代主人公の中では珍しく特段の地位を持たない生まれ(両親は祖国デインでそれなりの地位にあったが訳あって出奔した)。蒼炎の軌跡ではエリンシアから将軍としての爵位を授かるが、暁の女神ではそれを返上している。
ファイアーエムブレムヒーローズの投票企画『英雄総選挙』では蒼炎Verのアイクが男性部門の1位を獲得。さらに暁Verのアイクも5位にランクインしており、合算すると2位のロイにほぼダブルスコアというぶっちぎりの人気ぶりを見せた。
ユニット性能
人間関係
- 父であるグレイルは剣の師匠でもあった。彼を殺害した宿敵漆黒の騎士もかつてはグレイルの弟子であり、アイクにとっては仇敵であると同時に兄弟弟子でもある。そのため漆黒の騎士との因縁は深く、蒼炎の軌跡・暁の女神を通して戦う事となる。
- 女性からの好意に鈍感で、まったく気付かない一面も。たとえ王女様に名前で呼んで欲しいと言われようとも、支援Aで故郷に来ないかと誘われようとも、異性とのペアエンドが用意されることは無い(しかし一部男性キャラとはペアエピローグがある)。歴代主人公でもここまで色気話がないのもアイクくらいである(尚、蒼炎の軌跡では旅の同行者で道具屋を営むララベルから何度かアタックを受けているが、上手く避けている)。
- 一応、蒼炎でのティアマトとの支援会話では「ティアマトが傭兵団に忠義立てする最大の理由は、グレイルを愛していたから」ということをずばり言い当てており、男女関係の機微というものに本気で一切の理解がないわけではない。(しかもよりにもよって、妻子持ちの男性に対する隠れた思慕の情を、その当人の息子が指摘するという、ちょっと堂々とは言い辛い案件)アイクはあくまで自分自身が恋愛することに興味が無いだけだと思われる。
- 蒼炎の物語中盤においてクリミア軍発足にあたり爵位を授かったが、後(暁の女神第二部の半年ほど前)に爵位を返上して宮廷を去り、元の傭兵生活に戻る。貴族の文化はやはり肌に合わなかったようだ。もっとも蒼炎EDのエリンシア即位式の時点で、列席するためクリミアを訪問していたセフェランにその意向を述べており、「予定通り」ではあった。
初期開発名は「パリス」であった。
この名前は、後述のアイクの末裔とされるキャラクターの名前として再利用されている。
傭兵団の青年 アイク
「グレイル傭兵団のアイクだ。
あんたが俺の雇い主か?
これからよろしく頼む。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | ラグネル(専用) |
奥義 | 天空 |
A | 剛剣3 |
B | 剣殺し3 |
2017年5月から登場。最初は「蒼炎の軌跡」の時代。
ステータスは攻撃守備は高めで魔防はかなり低い。
剣・歩行のアイクはやはり性能は高く、遠距離関係なく反撃できる武器スキルのラグネルや攻撃が敵より1以上高い場合、攻撃する時に奥義発動カウント変動量+1になるパッシブAスキルの『剛剣』敵の剣ユニットの追撃不可と自分は絶対追撃可能のパッシブBスキルの『剣殺し』と高性能のスキルを所持している。発動ターンは長いが敵の守備魔防-50%扱いで攻撃し、与えたダメージの50%自分を回復出来る奥義スキルの天空。剛剣と組み合わせればすぐに奥義が発動可能になる。
同じ遠距離関係なく反撃出来る剣・歩行ユニットで速さの高いリョウマとは違い、アイクは攻撃と守備が高いため、リョウマの物理特化版と言える。
後述の金剛の呼吸との相性はこちらに軍配が上がり、呼吸持ちならば重装にも迫る耐久を得る。後のマムクートの主戦法となった遠距離反撃+呼吸+切り返しの先駆けとなった存在。
魔防は低いため緑魔ユニットなら耐えれるが青魔ユニットはあっという間に撃沈されるので要注意。速さ自体も中途半端なので追撃を食らうと緑でも危険。
が、現状後述の伝承アイクがより強力な性能を持って実装されているため性能面で敢えて使う理由はほぼないに等しい。祝福で差別化出来なくはないがそれでも伝承アイクの性能を覆す域には到達しない。
一方で縛鎖の迷宮、縛鎖の闘技場においてはアイクを実質二体使えるメリットになるためこちらが主戦場になる。
しかし汎用性としてはこちらが上。構え3系の効果で耐久値の強化と剛剣4や凪系でダメージの増加を作れるので用途は様々。自分と環境に合ったスキルに作れるので試してみよう。
2020年3月に神装英雄に選ばれた。炎繋がりかムスペル王国をモチーフにした衣装に。セリフも全て一新されている。攻撃と受けが強化され、伝承アイクにはないステータスの強化が実装された。
2021年5月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果はキラー武器効果と戦闘開始時にHPが25%以上だと戦闘中、全ステータス+4。これで追撃や奥義が出しやすくなり、HPがあればステータスが強化される新たな個性を得た。なお、これは伝承アイクも同様に錬成可能。
大いなる傭兵 アイク
「グレイル傭兵団のアイクだ。
この斧は【ウルヴァン】…
今の相棒は、これだ。」
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/歩行 |
武器 | ウルヴァン(専用) |
補助 | 天空 |
A | 金剛の呼吸 |
B | ベオクの加護(専用) |
C | 守備の威嚇3 |
第一回英雄総選挙で男性部門第一位を獲得したことで2017年9月から登場。
こちらは父グレイルが愛用していた斧ウルヴァンを装備している。服装も父に近い仕様になっている。
通常版とステータスを比べると守備と魔防は上がるが速さは落ちた。
専用武器[ウルヴァンはキラー武器効果に攻め立てや勇者系武器など二回攻撃でダメージを受ける時に2回目以降のダメージを80%軽減。これは後に登場した連撃防御聖印の先駆けとなった。あちらとは異なり最初から全ての連撃防御に対応してるだけでなく、竜や杖からの攻撃も対応出来るのが大きな違い。
そしてなんと言っても敵から攻撃された時には戦闘中、守備が+4される上に反撃や攻撃を受ける時の奥義カウント変動量が+1されるAスキルの『金剛の呼吸』が極めて強力。スキル継承用にも重宝するが、所持している本人が扱っても切り返しと組み合わされば追撃込みで1戦闘で天空を出せるため非常に強力。
緑属性で連撃防御効果の武器持ちと言う事でラインハルトに滅法強い仕様だが、そのラインハルトを意識した部分があり過ぎて頻繁に効果が腐るのが弱点。早い話ウルヴァンがメタ意識過ぎて使いにくい。ベオクの加護の効果も騎馬、飛行遠隔のバフを無効化なのでこちらも査定以外では完全に腐っているスキルなのも痛い。
そのため錬成した武器への持ち替えも考えられる。キラーアクス鍛なら威力こそ減るがウルヴァンと似た感覚で扱えたり、ハンマーなら暁の女神を再現したような気分にもなれるが、多い重装への明確な対策になる。戦闘外のダメージまでは防げない為にマップ型奥義で貫通される可能性がある点と、聖印「不動の姿勢」を所持した相手もしくはそれを内蔵した武器持ちに弱い。または自分より遅い相手(及び迎撃隊形持ちの重装)に攻撃を仕掛けに行ってしまうとダメージを80%軽減が発動しない点もある。
斧は神器持ちの数も多く、決して悪い効果ではないがとにかく癖が強く難しいため総合的な強さは一歩引いた位置に甘んじている。その分使いこなせば何度でも耐え抜けるような独特の強みがあるので総選挙アイクならではの動きで差別化したい所。
…だったのだが、2019年9月のアップデートで武器錬成対象となったことで事態は急変する。
戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減が追加。特殊錬成効果は敵の追撃が可能なら強制的に攻め立て効果。
これで強制的に攻め立てを起こして無理矢理ダメージ軽減を活かす新たな個性を得た。
似たような効果は既にシグルド、セリスの聖剣ティルフィングやミカヤのセイニーでも実装されていたが、こちらは全武器種対応で誰が相手だろうがお構いなし。一転して相性が最良クラスになった遠距離反撃を装備すれば全武器に対して耐える→反撃、あわよくば天空で体力吸収の流れが可能。最大の欠点だった汎用性のなさは完全に過去の物になった。
それら以外の相手には正に要塞と言えるような耐久力で圧倒できる最強の守りを持つアイクになった。
しかし、近年には奥義で軽減効果を無効にするオルティナやシノンが登場した事により安心は出来なくなっている。
2021年2月にまさかの連続で神装英雄に選ばれた。レギンが住んでいる国ニザヴェリルの衣装を身に纏った。これが最初のニザヴェリル衣装実装となった。全体的な耐久値が上昇した他、極まった個体では速さを上げ、Bスキルに見切り追撃を装備することで切り返しに頼らず追撃できるようにされた型も出現するようになった。
伝承の神将 アイク(伝承英雄)
「グレイル傭兵団のアイクだ。
伝承の…英雄…? よくわからんが、
俺で良ければあんたたちの力になろう。」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | ラグネル(専用) |
奥義 | 蒼の天空(専用)→蒼の天空・承(専用) |
A | 明鏡の呼吸 |
B | 攻撃守備封じ2 |
C | 守備の指揮3→魔防の相互大紋章 |
2018年1月に放送されたフェーちゃんねるで初のオリジナルキャラ以外の伝承英雄(要するにフェス限)として登場が発表され、地の伝承効果で登場。
前2種が蒼炎からの登場だったのに対し、こちらは暁からの登場。デザインも暁の神将(ヴァンガード)基準で少しアレンジされている。フィヨルム同様にとどめを刺す時のモーションはお馴染みの天空のモーションだがラグネルを投げる時はオーバースローなため若干異なる。
通常版とステータスを比べるとHPと速さ以外は上回っている。攻撃と守備は総選挙アイクと同等レベル。
以前までのアイクと異なり奥義は『蒼の天空』と専用の物。性能こそ天空と同じだが奥義発動カウントが4なため回転率が段違いに優れている。これに明鏡の呼吸を加えれば攻撃を受ける時、戦闘中は魔防+4する上に奥義発動カウント変動量+1されるので追撃さえすればたった1戦闘で天空を出す事が出来る。4カウントの天空だけならば上述の総選挙アイクを始めとしたキラー武器持ちでも可能だが、遠距離反撃武器であるラグネルも両立出来るのがミソ。
他のアイク同様中速気味な速さと魔防、HPの控え目さが弱み。天空を連発していると耐久が高いように見えるが、HPが並程度しかなく追撃を食らうとかなり危ういので追撃を食らわないように速さをどう補うかが鍵になる。魔防は勿論追撃を食らうと危険なものの、明鏡の呼吸である程度は魔法攻撃を軽減可能。そこに聖印の遠距離防御や近距離防御、もしくは飛燕の構え、明鏡の構えなど組み合わせればより安定感が増す。
と、比較的初期の方に出た伝承英雄ながら現在でも通じる非常に強力な性能に仕上がっており、基準値ながら無料で配布されている事も考えれば破格の性能。総選挙verとは違う方向性ながらこちらも受け向きの性能。
2021年2月のアップデートから上方修正が実装。常に持っている召喚師は後日スキルに追加される。
専用奥義が「蒼の天空・承」へ。効果自体に変化はないが新たに1ターン開始時のみ奥義カウント-2が追加。これで攻撃を受けるだけで奥義が即発動する。奥義の螺旋とさらに噛み合うので奥義を維持出来てしまう。
Cスキルは「魔防の相互大紋章」へ。苦手な魔法にも多少強くなったが味方の守備バフが出来なくなるのでお好みに。
2021年5月のアップデートで通常版と同様にラグネルの武器錬成が追加された。
想いを力に アイク
「グレイル傭兵団の団長、アイクだ。
日頃世話になってる皆に
感謝の想いを伝えにきた」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/重装 |
武器 | 祝祭の剣+ |
奥義 | 蒼の天空(専用) |
A | 遠距離反撃 |
B | 奥義隊形3 |
C | 速さの波・偶数3 |
2019年2月からの超英雄でアイク初。鎧などは付けておらず明らかに歩兵のように見えるがこれでも重装扱い。流石にクリスマスサーリャ程ではないが中々解釈に困る格好。
ちなみに立ちSDは腰に手を置いているスタイルを取っており、ロード版がベースになっているようだ。
通常版とステータスを比べると全て上回っている。とくに重装とは思えないぐらいの速さを持ち、数値にしてなんと38。実装済みのアイクの中でも二番目に速く、アイラ、伝承マルスなどと比べても引けを取らないレベル。速い点は一応原作再現だが、殆ど重装のステータス総合値の高さのみを利用している形である。
武器はラグネルではなく「祝祭の剣」と言う隣接強化武器で早い話が絆効果。なお汎用武器であるため武器継承可能。ラグネルは当然持ってきてはいないがラグネルを意識したせいかAスキルに遠距離反撃を持ってきて強引に全距離対応を成立させている。
更にこれまで総選挙エフラムしか所持していなかった「奥義隊形」までも習得しており、おまけに伝承アイク専用だった「蒼の天空」まで持って来るとやりたい放題。ともあれ、4カウントの天空+奥義カウント加速の組み合わせはこのアイクでも可能。高い速さのお陰でアイクにありがちな被追撃に関して気を遣う必要は少ない。むしろ自分から積極的に追撃を仕掛けに行けるので攻めも守りも一級品。「速さの波・偶数」発動状態なら最早誰にも追撃は防げないレベルだろう。
純粋に素早い重装ユニットと言う事で奥義を「疾風迅雷」に変える構成も存在している。
速さ特化型の重装ではその強さが目立つが、相変わらず魔防の低さが目立ち魔法方面への弱さは拭えない(これまでのアイクと比べても低い部類)。また、追撃不可や絶対追撃といった追撃操作にも弱く、火力インフレが増している今の環境では力不足となる場面も増えている。祝祭の剣自体もそこそこ使える武器だが、元々武器自体が汎用なのでより魔防を補いやすい「バリアの剣」や「聖鈴の剣」に持ち替えるのも一考。
また奥義隊形にはいくつか問題点が存在し、まずHPが50%を切ると全く発動しなくなってしまうため天空発動に遅れが生じてしまう可能性がある。これは体力制限のない呼吸に比べて明確に劣る点。
更に奥義隊形を装備すると言う事は即ち強力な奥義の螺旋を装備出来ない裏返しにもなっており、総評して体力が少なくなった時のリカバリーがしにくいのが最大の弱点になる。ここで無理にでも呼吸と螺旋を装備する、となるとこれはこれで遠距離反撃を切るしかなくなり扱いにくさも増してしまう。
忘れてはならないのが格好はともかく重装特効もちゃんと存在しているため、特に他のアイクではギリギリ返り討ちに出来なくもなかったミカヤの相手は避けたい。
こう言った点もあるため、ステータス総合値の高さを利用したバランスを重視したいならバレンタインアイク、生存力を重視したいなら伝承アイクと言ったように住み分けられた関係性になっており、一概に甲乙は付け難い。
暴走の闘気 アイク
「俺は…アイクだ。
どんなに手強い相手だろうと構わん…
俺を…戦わせてくれ…」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 混沌ラグネル(専用) |
奥義 | 暴の天空(専用) |
A | 飛燕の呼吸 |
B | 回避・叩き込み3 |
C | 攻撃速さの信義3 |
2020年5月から登場。
まさかのTCG「ファイアーエムブレム0」に収録されたメダリオンに触れて暴走したifの姿。ヒーローズ実装版ではサイファ版と異なり原作及び伝承英雄のヴァンガードとなっているが、これによりファンの間で物議を醸した(後述)。
伝承版とステータスを比べると…速さは実装されているアイクの中で一番速い42。バレンタイン版をも超える高速型となった。というよりかはバレンタイン版の速さと伝承版のスキルをちょっと組み合わせたような構成になった。
専用武器である「混沌ラグネル」はお馴染みの遠距離反撃の効果と戦闘中、各ステータスで自分が受けているデバフの数値を二倍に上昇。つまり全ステータスが-6にされても武器効果で全ステータス+12の計算になり、12-6で全ステータス+6。弱化から強化に変化させる効果となった。これでパニックの強化反転や混乱を恐れず、逆に利用して強くなるスタイルに変わった。
実はこのゲームの仕様である「強化反転によるデバフと通常のデバフは重複する」という点が功を成し、ステータスの強化バフを受けた状態で弱化とパニックの両方を受けると、通常のバフの上限を突破出来てしまい、ステータス強化が重ねがけされたような状態になる。
更に、総選挙ディミトリ等が持っているAスキルである「○○の連帯」系スキルを継承した場合はこれと重複させることも可能であり、弱化された場合の戦闘中の強化の数値がステータス1種だけでも+50を容易に超えるレベルとなることもある。
ステータスの暴力を行える可能性に満ちており、弱化さえ入ればまさに肩書き通りの暴走っぷりを体感できるだろう。
専用奥義「暴の天空」は伝承版にある蒼の天空と全く同じ効果。
実質的に強化版伝承アイクのような性能となっており、伝承版が勝っている点は蒼の天空・承の方がやや強いくらいで、現状は混沌ラグネルのおかげでほぼ上位互換と言っても差し支えない。
両方とも持っているならば基本的にはこちらを使った方が良いだろう。
弱点としては、他のアイクや剣士達と同じく絶対追撃等の追撃操作には弱い、範囲奥義は戦闘中の数値参照ではないので受けた際に弱化の影響をキッチリ受ける点。
速さ以外のステータスは伝承版や通常版とほぼ同じ数値なため、魔法相手が苦手なことに変わりないので軽減効果があっても耐えられるかは怪しいので高火力持ちには注意したい。
2024年6月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが新たに戦闘中、全ステータス+4とキャンセル無効が追加。
特殊錬成効果は自分のHPが25%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+4かつ最初の攻撃か二回攻撃のダメージを7減少しつつ奥義以外のダメージ軽減を無効。
もう一つは同条件で攻撃で発動する奥義装備時、自分の最初の攻撃前に奥義カウント最大値を半分減少。これで更なるステータスと防御面強化に奥義加速、軽減対策も出来る紋章士版に似せた新たな個性を得た。
なお、暁の女神本編の展開上ヴァンガードの姿でメダリオンに触れて暴走する事は矛盾があり不可能だと指摘されており、それを受けてか公式の説明文も「メダリオンに触れて暴走した」から「負の気に呑まれて暴走した」に変更されている(奥義発動イラストにはメダリオンが映っている)。
また、他の闇堕ち英雄達が本編で登場した姿であるのと異なりほぼ完全なifの姿であるためか、アイクが何故このような事になってしまったのかについては各種テキストやボイスでは触れられていない。唯一「想いを集めて」でのセネリオのセリフから、「蒼炎の軌跡27章で漆黒の騎士を倒さずに章をクリアした」事が匂わされる位である。
暁の女神は蒼炎27章で漆黒の騎士を倒した事が前提となっているため、そこで漆黒の騎士に勝てなかった事でアイクの心境、ひいては暁の女神のシナリオにどれ程の変化がもたらされるのかはプレイヤーには知る由もなく、アイクの暴走に至る道筋は想像に委ねるしかない状態となっている。
ちなみに、被弾絵で矢が刺される状態で描かれていのはヒーローズでは初めての事である。なお、その姿からユーザーからは某格闘家が邪な力に取り憑かれた姿に似ていると言われている。
睦まし兄妹 アイク(比翼英雄)
「俺はアイク…こっちは妹の……あっ、おい!
ミスト、俺から離れるんじゃない!
何があるかわからないんだぞ、まったく。」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 戦神の剛なる鉄剣(専用) |
奥義 | 蒼の天空(専用) |
A | 遠反・飛燕の構え |
B | 見切り・反撃不可3 |
C | 攻撃の相互大紋章 |
2022年4月から登場。超英雄は三年ぶりで今回は妹のミストと共に子ども姿で蒼炎初の比翼英雄で登場。
今までのアイクとステータスを比べると得意の攻撃は補正込みで61。近日実装されたばかりのガルザスを超えて全歩行剣士でトップになった。苦手の魔防は今までのアイクの中で一番高い。
専用武器が今までの子ども英雄でかなり複雑でユニーク。
自分のHPが25%以上なら戦闘中、全ステータス+5かつ攻撃時の奥義を装備しているとき周囲四マス以内の味方の数によって様々な効果が発動。
・1以上は最初の攻撃時、自分の現在の奥義発動カウント最大値を半分へ減少。
・2以上は最初に受けるダメージを最大奥義のカウント×10%軽減する疑似回避効果
・3以上は見切り・追撃効果
ヒーローズ初の自分の攻撃開始前で即座に奥義カウントが加速。これは攻撃する時もされる時も必ず発動する。奥義を出しやすくしながら回避効果と見切り追撃効果を利用して圧倒する攻めも守り両立した今までに無いアイク。反撃不可も恐れずに戦えてしまう。味方が近くにいる条件付きだが四マス以内なので少し離れても大丈夫。
比翼効果は自分中心の縦横5列の敵に攻撃速さ-7かつキャンセル効果付与に奥義カウント+2。不利な状態異常も備えてる。
味方が近くにいる前提であり、減ってしまうと弱くなる。効果が発動したとしても相手が攻め立て効果で1のスキルが発動する前に倒されたり、狙撃などのダメージ軽減効果を無視する効果には弱い。
バレンタインクロムや近日実装された伝承ナンナが天敵になる。
蒼炎の紋章士 アイク(紋章士英雄)
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 蒼炎の勇者の剣(専用) |
奥義 | 覇克・天空(専用) |
A | 守備魔防の秘奥4 |
B | 不動4 |
C | 再移動制限3 |
2024年3月から紋章士英雄として実に約二年ぶりの登場。
今までのアイクとステータスを比べると攻撃守備魔防は上がるが高めだった速さは18と超劣化してしまった。
専用武器はキラー武器効果とラグネルお馴染み遠距離反撃に加えて自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃が敵の攻撃25%-2分、自分は増加して敵は減少する(最大16、最低6)かつデバフ無効と見切り・反撃不可とキャンセル無効。今までのアイクと比べてかなり盛られている。
専用奥義「覇克・天空」は自身の攻撃力と受けた攻撃の回数に応じてダメージを加算
そして自分から攻撃した時のみ強制的に敵は先制攻撃と言う珍しい効果を持っている。そして敵が追撃可能なら強制的に攻め立て発動。
もう一つは受けるダメージを現在の奥義カウントに応じて軽減
そして奥義を発動した戦闘後に自分を中心とした縦横3列の敵は固定ダメージ5かつ恐慌の幻煙効果と自分を中心とした縦横3列にいる敵の数×5+10分HPが回復する。
今までの天空と異なり、太陽と月光の効果が消えて戦闘中での回復が出来なくなったが、大幅に回復できるため非常に耐久が良い。
新Bスキル「不動」は戦闘中、敵の攻撃-5。
もう一つは「奥義カウントが3以上の攻撃時に発動する奥義装備時」か「敵から攻撃を受ける際に発動する奥義装備時」は奥義以外のダメージ軽減を半分無効かつ守備か魔防どちらかが高い方の20%分、受けるダメージが減少と敵の最初の攻撃時に自分の奥義カウント-2。
そして奥義カウントが3以上の攻撃時に発動する奥義発動時は守備か魔防どちらかが高い方の20%分、ダメージに加算して奥義以外のダメージ軽減無効。敵から攻撃を受ける際に発動する奥義発動時も次の攻撃時に守備か魔防どちらかが高い方の20%分、ダメージに加算して奥義以外のダメージ軽減無効。奥義依存になるがカウントが重いユニットや神速回避持ちなど発動しやすく、効果を高める汎用スキルになっている。
つまりアイクの場合、専用武器と専用奥義の組み合わせのせいでダメージが高い攻撃も擦り傷程度で済まされ、多めに対策しないと反撃で即退場は確実。なんならこの残ったアイクだけが倒せないということもありえてしまう
倒すためには竜眼系の奥義カウント阻害や不治の幻煙による回復不可などを駆使して、とにかく奥義の発動や回復効果を封じることが重要。それに加えて不動の姿勢などの効果で戦闘順の入れ替えを使うとなお良い。逆に言えばアイク側はそれらを弱点として警戒する必要がある。
また戦闘開始前固定ダメージや範囲奥義も弱点ではあるのだが、ガトーや総選挙カムイの天脈・護やCスキル「生の息吹4」とヘイズルーンなどの回復効果が増えたため、克服している。
紋章士効果は自分か敵が「奥義発動可能状態」か「この戦闘で発動済み」のどちらかが満たせてかつ敵が遠距離武器の時は一回限り戦闘中、受けるダメージを40%軽減。本人の強さの割に控えめな効果である。
余談だがこのアイク、蒼炎の紋章士にもかかわらず、出典が「暁の女神・エンゲージ」に設定されている(エンゲージにおける「暁の紋章士」はミカヤである)。
まあ確かに後述する通り、エンゲージの頃から何故か暁の女神の姿なので、そちらに合わせれば間違っていないのだが……。
2024年8月のリミテッド英雄戦ではこのアイクより後に実装された紋章の謎出典キャラが不在で正面からアイクを突破するのがほぼ不可能となり、多くのエクラが阿鼻叫喚に包まれた。
特に、比較的容易な対策である「竜眼持ちをぶつける」のがこのリミテッドではやや難しい。
他のシリーズ作品
覚醒
ファイアーエムブレム覚醒では異界マップにおける魔符(歴戦の英雄を模した人物を呼び出せる札)で召喚された「異界のアイク」で出演しており、そちらでは魔符の中でも最強の英雄と讃えられている。
「ラグネル」も登場しているが、何故か間接攻撃がラグネルをぶん投げるものになっている。
また、アイクの末裔とされるキャラクター:パリスが登場。このことから無事に子孫を残せたであろう事が示唆された。アイクの相手が誰なのかは一切不明のままだが…
if
アイクのamiiboを読み込ませることでマイキャッスルに登場。
マイキャッスル内で会話をしたりして交流を深められる。当然ボイスも入っている。
マイキャッスルで会話すると、アクセサリーの「アイクの肩当て」と「蒼炎の肩当て」を入手できる。
クラスはヴァンガード。覚醒と違い間接攻撃は衝撃波を放つ仕様に戻っている。アイクの代名詞天空のスキルも勿論覚えることができ、剣を投げて太陽→着地して月光という蒼炎・暁のスタイルで行う。剣・刀で敵を撃破した場合は剣を地面に刺して腕を組む、必殺や勝利時にお馴染みのセリフを喋ったり(ただ流石に天空の掛け声は無いようだ)と中々演出的に凝っている。
男性ユニット限定ではあるが、DLC「神将の試練場」のクリア報酬「神将の紋章」でヴァンガードにクラスチェンジできる。なおマップは「暁の女神」第2部終章「女王エリンシア」を舞台にしたものになっている。
仲間にするためには彼と彼が率いる幻影兵と戦う『英雄戦 勇者アイク』をクリアする必要がある。
幻影兵のクラスはアーマーナイト、ソシアルナイト、アクスファイター、弓使い、巫女、ダークマージ、弓聖である。
これらはガトリー、オスカー、ボーレ、ヨファ、ミスト、セネリオ、シノンを模したものだろう。
グラフィックの関係かティアマト、ワユ、キルロイは出ていない。
ユニットの性能としてはHP、力、守備に秀でており、技の伸びも悪くない。暁の頃と異なり幸運の伸びも悪くなく、それに加えヴァンガードのスキルである歴戦の勘も相まって必殺は結構避けてくれる。一方で見た目に合わせてか速さの伸びは過去作に比べ悪く限界値も控えめで、暁と同じく魔防や魔力(成長率0%)等と言った魔法関連の伸びや限界値が低い。その為、物理壁としての運用が最適だろう。使用感覚としては機動力を失った代わりに火力がやや高く、特攻を消したマークスと言ったところ。蒼炎などとは感覚が異なるものの、amiiboユニットの中でも特に優秀な部類に入る。
また、ヴァンガードなので斧を持つ事が出来、様々な敵に対処出来る。暁の頃はラグネルほぼ一強であまり出番は無かったが、今作ではラグネルで対処しにくい暗器が登場し、それらにすくみ勝ちするため意外に有用だったりする。暁で一部において使用する事もあったハンマーも勿論有用で、高い攻撃力に物を言わせてアーマー系統を叩き割ることが出来る。今作はジェネラルが強化されたので持っておいて損は無い。壁としての素質からハロルドの雄斧を最大限に有効活用出来るユニットでもあり、こちらも一考。
ただやはり上記の通り速さが低く、結構追撃をもらいやすい上、自身も追撃しにくく、おまけにラグネルに追撃しにくいという欠点が追加された為追撃関係には非常に苦労する。しかし補う方法はかなり揃っており、同じDLC職であるスターロードのスキル柔剣、速さの吸収、ダークファルコンの速さ+2と中々悪くない物が揃ってる。
特に速さの吸収は上手くいけば最大+10と大きく上がり、速さの低いアイクでもここまで上がれば追撃しやすくなり、自身も追撃を貰いにくくなる。柔剣はデメリットとして防御-1されているが、ラグネルの補正で帳消し出来るのでほぼデメリット無し。ただし速さ+3はラグネルの追撃-3と同じなので相性はまあまあ程度。
ちなみにamiiboは捕獲ユニットと同じ扱いになっている。一見何も意味が無いと思わせるが、ユニット名鑑の仕様を利用して大幅にパワーアップ出来る。と言うのも、今作にはユニットの像という物があり、立てると本人の限界値が上がると言う物なのだが、レベルを3まで上げるとユニット全員に効果がある。普通のユニットは像を撤去すると能力が減るが、ユニット名鑑に登録したユニットは登録してから仲間にすると能力が落ちないので、アイクの場合、これを利用して欠点の速さや魔防に対応する像を中心に、攻撃など他の像も建てまくってから登録すれば高火力、高耐久、高速の最強クラスのユニットが出来上がる。時間はかかるのでおすすめはしないが、支援集めや魔符集め等の周回プレイを快適に進めたかったり、育成を楽しむプレイヤー、そしてアイクが好きなプレイヤーには一考。ただし強化する程呼び出し代がかなり高くなるので注意。
味方にした後でamiiboを再び読み込み、会話すると店番をしてくれ、武器屋の店番になった時にはラグネルと全く同じ外見の「アイクの模擬剣」を買うことができる。防御が上がる効果は同じだが、模擬なだけあって性能は本物と比べると弱く、範囲も1、回避も-10になっているが、練成することができるため、最終的な攻撃力、必殺、命中は本物を上回ることも夢ではない(限界まで強化するには膨大な量のクリスタルと模擬剣が128本必要だが…)。
Echoes
戦技「amiibo召喚」にてアイクのamiiboを用いることで彼を模した幻影兵が登場する。
エンゲージ
ストーリーに登場する12の紋章士の一人として、『蒼炎の軌跡』を代表して登場している。
一方で姿は『暁の女神』版であり、紋章士の中でも「剛」のイメージが押し出されている。
『蒼炎の勇者の指輪』としてソルム王国に託されており、ミスティラとエンゲージして登場する。
紋章士としては力を高めつつスキル『勇将』(HP75%以下で守備魔防+5)で守りもバッチリな重戦士タイプ。エンゲージすると『不動』(回避を0にし、受けるダメージ半減)が発動してさらに堅くなる。守りが堅く攻撃を受けてからの反撃を狙う重装ユニットとの相性が良い。
エンゲージ技『覇克・天空』は敵ターンでの反撃を捨てて守備魔防を+5し、次ターン開始時に周囲2マスを範囲攻撃しつつ与ダメージの3割を回復するカウンター特化の技。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズ
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から参戦。
巨大な両手剣ラグネルを片手で豪快に振るい、それゆえに動作が重たいのが欠点だが、それを補って余りある攻撃力とリーチを誇る。
パワーだけならクッパやドンキーコングに並ぶレベルという中々の脳き…もとい人間離れの性能。相手のダメージにもよるが、強攻撃でも並のスマッシュほどにふっとばせるパワーファイターである。
体重も重量級に分類されており、ふっとびにくい。
詳しい解説はアイク(ファイター)を参照。
Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン
蒼炎や暁と同じインテリジェントシステムズ開発のシミュレーションシューティングで、amiiboを使うことでユニットに加えられるFEキャラクターの一人として登場している。
声も新録され、今までよりもゴツい感じの演技になっている。
メインウェポン「神剣ラグネル」は地を走る衝撃波を放つ。威力は低いが多段ヒットするのが特徴。サブウェポン「ウルヴァン」は大斧を振り回して周囲の敵と障害物を吹き飛ばす。スペシャルスチームパワー「天空」は当たった相手を爆発に巻き込む回転攻撃。またコンテナや敵を蹴り飛ばすことが可能なユニットでもある。
人物名鑑では髪と服のコントラストがオシャレだという一方で、なぜか名前がキュートだと記されている。