小南
こなん
「彼は光 だからこそ皆 希望の花を持てる!」
「光の無い世界で花は枯れるしかない!!」
プロフィール
概要
青紫の髪に冷静沈着で抑揚のない喋り、幼少時に紙で作った花のコサージュをつけている。
戦争孤児だった幼少期に弥彦、長門と一緒に行動していたが、後に自来也に師事することになる。忍の才能と同時に優しき心も持ち合わせていた。
自来也に図星を突かれ言い返すことができなかったりと、幼い頃の優しさは今でも内に秘めていることを窺がう事が出来る。
雨隠れの里の人々はペインのことを「神」として崇め、その側にいる彼女を崇敬の念を込め「天使」と呼ぶ。
ペイン及び長門とは昔からの付き合いのため、ペインの仕組みを知る数少ない人物。
活躍
ペインと木ノ葉に侵攻する際、衰弱している長門を護衛していた。
最終的にナルトとの対話で長門と共に心を動かされ、暁を脱退する意向を伝え、ナルトに感謝を伝え、長門と弥彦の遺体と共にその場を去った。
ナルトとの和解後
その後、長門の輪廻眼を回収するため、雨隠れを襲撃してきたトビと交戦。
時空間忍術による攻撃回避の弱点を突くため約10分間爆発し続ける起爆札だらけの紙海を準備して抗戦したが、トビの幻術【イザナギ】によって破られ、刀で刺され致命傷を負う。その瞬間、止む事の無かった雨隠れの雨が止み、虹がかかった事によって、長門への感謝とともにナルトが希望の橋だとトビに告げる。
そして最後の術を発動するが、直前に妨害され(アニメでは最後まで抵抗するも)、トビの幻術によって弥彦と長門の遺体の所在を吐かされそのまま処刑されるという、悲惨な最期を遂げた。
暁創生編
半蔵を殺害後に暁を立ち上げる為に、赤砂のサソリに保護を名目にスカウトする。
サソリは対峙するも紙になられては決め手に欠け、遂にはカラクリを無効化されてしまう。
サソリは小南の紙の術を芸術と賞賛し、暁に芸術性を求めたので「困る」と軽く流されている。
イタチ真伝(アニナル)
枇杷十蔵と飛段の前任者が死亡、大蛇丸が離反した為、暁は人材を補充する傾向になった。
角都からは目上の存在と見られており、監視として角都に圧力をかけながら任務に参加。
イタチと角都とのスリーマンセルを組み、湯隠れの里の任務に出向いた。
抹殺対象の飛段が不死身であること、イタチの観察眼さえ術の原理を見破れないことに価値を見いだした。
小南からのスカウトに飛段は1度断るも「暁は暗殺、戦争、何でもやる殺戮集団だから」
とジャシン教の定義と共有出来ると説得し、飛段を加入させた。
小南のスカウト方法は、活動を肯定・保護する代わりとして暁に協力させること旨に動いているようである。
暁秘伝
まだ尾獣狩りが行われる前まではペインの護衛をしており、傭兵業からは離れていた。
トビから岩隠れの抜忍が人柱力の情報を持っているから接触しろと任務を与えられる。
任務を遂行したが、実態は小南が殉職することを期待されておりトビ達と確執があった。
小南は暁のメンバーに不満を持っており、暁は本来、「平和を信じて暴力を望まない」平和主義の集まりだった。
弥彦の望みを裏切り、テロリスト集団となった今の現状に罪悪感を抱いていた。
半蔵に騙されて人質となったあの時に死んでいればと悔やみ続けている。
「暁は暗殺、戦争、何でもやる殺戮集団だから」
仲間を平気で殺害する角都と、同胞殺しで名を挙げたイタチを率いて、この世を呪う飛段をスカウトする際の台詞は、自虐的な意味も込められているのだろう。
また本編にてサスケが率いる鷹が八尾を狩りに行ったが信用しておらず、トビが太鼓判を押した。
しかし結果は逃げられており、不仲だった小南の不安が的中してしまった。
トビから失望したと私情まじりの苦言をサスケ達にぶつける羽目になった。
戦闘能力
描写が少ないため、具体的な戦闘能力は未知数であるがトビを死の淵まで追い詰めている事から、かなりの実力者。
幼少の頃から折り紙が得意で、戦闘でも紙を用いた術を使う。
これらの紙は炎や水も押し返すことが可能。自らの体を無数の紙に分解することで、偵察、敵の拘束(無数の紙を敵にまとわせ身動きを取れなくする)、飛行、武器の生成、殺害が可能。
油などの粘性のある物質をかけられると紙を自由に操れなくなる。
ちなみに、本体そのものは長門の護衛についており表向きの行動は紙分身にやらせていた。
使用術一覧
- 神の紙者の術
- 紙手裏剣
- 式紙の舞
- 紙分身の術
余談
公式ガイドブック『者の書』によると装束の中は、へそピアスを付けているなど、かなりセクシーな美ボデイーが隠れているという設定でありその様子を示した原画も収録されているが、同著では作者の岸本が「エロいんだけど…服着るから(笑)」と本編でそれを披露する機会がないことを悔やんでいた。