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歯車の編集履歴

2025-01-14 19:18:37 バージョン

歯車

はぐるま

歯車とは、機械の部品の一つ。

⚙️概要

英語で言うとGear。JIS(日本工業規格)では「ギア」ではなく「ギヤ」と表記される。

円盤の周囲に凹凸をつけて、噛み合わせることで動力を伝える機械部品

イラストに描くとメカニカルで無機質な雰囲気になる。


種類

平歯車(ひらはぐるま・スパーギヤ)

特段変わった特徴を持たない、隣に噛み合った回転を並行の回転軸で逆方向に変える歯車。


斜歯歯車(はすばはぐるま・ヘリカルギヤ)

螺旋状に歯が切られた歯車。噛み合う面積が広いためスムーズに回転し低騒音・低振動だが、軸方向に力が発生する「スラスト」という現象が生じる。


山歯歯車(やまばはぐるま・ダブルヘリカルギヤ)

斜歯歯車に逆方向に螺旋を切った斜歯歯車を貼り合わせたような形状の、くの字に歯が刻まれた歯車。スラストの力を逆方向にも発生させ打ち消している。


傘歯車(かさはぐるま・ベベルギヤ)

名前の通りのように末広がりに歯が刻まれた歯車。傘歯車同士を組み合わせると2軸が交差方向に曲がる。


曲がり歯傘歯車(まがりばかさはぐるま・スパイラルベベルギヤ)

傘歯車の歯を螺旋状に切り斜歯歯車と同じ特性を付与した物。


冠歯車(かんむりはぐるま・クラウンギヤ)

名前の通り王冠のように垂直に歯が立てられた歯車。平歯車と組み合わせることで傘歯車同士を組み合わせたときのように2軸が垂直に交わる。


螺子歯車(ねじはぐるま・スクリューギヤ)

単体であれば斜歯歯車と相違ない形状だが、螺旋が同じ向きのものと組み合わせることにより、2軸がねじれの位置(並行ではないが交差もしない関係)に曲がる。


ウォームギヤ

ボルトのように縦長で巻き数の多い螺旋が切られた歯車。緩い螺旋の斜歯歯車(ウォームホイール)と組み合わせることで螺子歯車と同様にねじれ方向に軸を曲げるが、摩擦の差によりセルフロック機構がはたらき、ウォームホイール側から入力することはできない。


爪歯車(つめはぐるま・ラチェットギヤ)

一方に寝かせた鋸刃状の歯を持つ歯車。ばねなどで押さえつける爪と組み合わせることにより逆転を防ぐ機構となる。


リングギヤ

その名の通りリング状の歯車。同軸上に回転速度や向きの違う回転機構を仕込む際などに用いられる。そのため軸は中空で別の動力を通せるようになっている。


内歯車(うちはぐるま・インターナルギヤ)

円盤の外周ではなく内側に歯が切られたリングギヤの一種で、その中を平歯車が同じ方向に回転する。内歯車を外周とし中心とその周囲に平歯車を配したものは「遊星歯車機構」と呼ばれ、回転を止める歯車を変えることで中心軸の逆回転や減速比の調整といった多様な出力が可能となる。


扇形歯車(おうぎがたはぐるま・セクターギヤ)

途中までしか歯が切られておらず、残りの外周の歯が落とされている歯車。往復運動などで限られた角度しか回転を必要としない機構や、敢えて空転が求められる機構などに用いられる。


スプロケット

歯車同士ではなくチェーンを用い離れた場所に動力を伝達するもの。歯が無くゴム製などのベルトに動力を伝えるものは「プーリ」と呼ばれる。


ラック

歯が並べ立てられた直線の棒。歯車(ピニオン)と組み合わせることで回転運動を直線運動に変換する。


クランク

歯車などの円盤に取り付ける水平に伸びる棒。これにハンドルを付けることで人力で回転を入力しやすくなるほか、固定されたシリンダーに収められたピストンなど直線運動が可能な「スライダ」に、両端に軸を持つ「コンロッド(コネクション・ロッド)」と呼ばれる棒を介して接続することで回転運動を往復直線運動に変換したり逆に往復直線運動を回転運動に変換したりできる。


歯車をモチーフとしたキャラ・アイテムなど

特撮


アニメ・ゲーム


関連イラスト

『黒い酸素』


関連タグ

機械 マシン ギア 設計図 部品 時計 ねじ からくり

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