「ガンガンハンド!」
概要
深海マコト/仮面ライダースペクターが使用する可変型の武器。初登場は第5話。
マコトの意志に応じ、ゴーストドライバーから出現する。英語表記は「GAN GUN HAND」。
機械的な青い右手のような形状をしており、持ち手部分に取り付けられた「フォアエンドコンプレッサー」をポンプアクションめいてスライド操作することで先端の指部分を開閉しロッドモードと銃モード、更にゴーストガジェット「コブラケータイ」と合体することで鎌モードの合計3つの形態に切り替わる。
アイコンスキャンチャンスでスペクターがTVシリーズでゴーストやネクロムが変身していた形態にゴーストチェンジする際にはガンガンセイバーではなく、素手か本武器を使うという仕様になっている(後述)。
モード
- ロッドモード
主に基本形態で使用するガンガンハンドの基本状態でもある棍棒形態。
コンプレッサーを後方にスライドさせ、先端が開いた状態。
超振動する5本指型の破砕装置「クラッシュフィンガーズ」を手刀や貫手の要領で叩き付けて接触した物体の表層を叩き割り、そこからエネルギー波を送り込んで内部機能を破壊する。
この他にエジソン魂、ネクロムスペクター、シンスペクター、ゴーストテンカトウイツ魂も使用。
第5話ではノブナガ魂が変身直後に構えていたが、すぐさま銃モードへ変形させている。
『ガンバライジング』では近接武器を使用する形態であるムサシ魂、ベンケイ魂、ゴエモン魂の必殺技発動時に使用。
技名はそれぞれ「剣豪の一太刀」、「仁王ノ強打」、「義賊の太刀打ち」となっているが、やっている事は全てガンガンハンドの振り下ろしである。
- 銃モード
主にノブナガ魂が使用する火縄銃形態で、コンプレッサーを前方にスライドさせ、先端が閉じた状態。
柄の「ディサイダーグリップ」に組み込まれた銃弾生成装置が高威力のエネルギー弾を生成し、銃口の「フォアフィンガーマズル」から放つ。内蔵した出力調整デバイスの働きによりエネルギー弾に電磁力を加えて威力や弾速を調整したり、性質を変化させガス弾や照明弾などを撃ち出すことも可能らしい(エジソン魂にゴーストチェンジすれば、電撃を放つ事が出来る)。
この他にディープスペクターエジソン魂、シンスペクター、ネクロムスペクター、ネクロム(第16話にてノブナガ魂から強奪して使用、第39話ではディープスペクターエジソン魂から借り受け、ガンガンキャッチャーとの二丁拳銃でオメガフィニッシュを発動)、ファイナルステージで登場したノブナガ魂(ジャイロVer.)、ダークネクロムYノブナガ魂、ゴーストテンカトウイツ魂(ガンガンキャッチャーとの二丁拳銃でオメガドライブ テンカトウイツを発動)、ノブナガゴーストが使用。
『ガンバライジング』では銃を使用する形態であるエジソン魂、ロビン魂、ビリー・ザ・キッド魂、リョウマ魂の必殺技発動時に使用。
技名はそれぞれ「ボルテックシュート」、「グランドハンター」、「ショットチェスト」、「カイエンブラスター」となっているが、モーションは全て連射からのチャージショットとなっている。
ビリー・ザ・キッドはウィンチェスターライフルを持っていたとされるため、この中では一番違和感がないが、弓矢を使った英雄の似姿でも銃を使うマコト兄ちゃんの拘りようは一体…(坂本龍馬も銃を扱っていたとはいえ、使っていたのは大型銃ではなくピストルである…)。
手を模した先端を閉じる=掴むという動作になるため物を持つ事も可能。伸び縮み可能の中間部(前腕部相当)と合わせて使うことで遠くの物体を拾ったり、エジソン魂で使用すれば電撃で相手を感電させる事ができる。
第8話ではこの状態でムサシ魂を殴打、ロッドモードに一旦戻してから拘束、そのまま零距離のオメガスパークを行うというアグレッシブな使い方をされている。
- 鎌モード
主にツタンカーメン魂で使用する大鎌形態。
手のひらにあたる部分に配置されたコネクターにコブラケータイを連結させた状態。
ロッドモードで合体し、銃モードに変形させるとケータイを掴む形になり完成する。
コブラケータイの尻尾が「サイスエッジテイル」というその名通り刃の役割を果たし対象を切断する。刃の表面は接触した物質を分解する特殊な粒子で覆われており、地球上にあるほぼ全ての物体を切断出来る上にエネルギーを集中させれば周囲の空間を切り裂く事すらも可能だとされる。
この他にもシンスペクター、ゴーストグレイトフル魂、ツタンカーメンゴーストも使用。
必殺技
スペクターのクレストが描かれたエネルギー受信装置「エナジーアイクレスト」をゴーストドライバーにかざす『アイコンタクト』を行って発動。待機音は 「ガンガンミロー!」 。
シンスペクターの必殺技などゴーストドライバーを操作するものについては各形態のページを参照。
- オメガスマッシュ
ロッドモード必殺技。劇中未使用。
『バトライド・ウォー 創生』では基本形態で使用、巨大な腕型のエネルギーを纏わせ、なぎ払いと振り下ろしを行う。
2016年2月頃のひらかたパークのヒーローショーでは暴走した仮面ライダーブレイドの顔面に突きを放ち、撤退に追い込んだ。
- オメガスパーク
銃モード必殺技。
ノブナガ魂の場合はパーカーの効力でガンガンハンドを複製し自身の背後に大量展開。時間差射撃による波状攻撃をしかける。
ネクロムスペクターの場合は銃口に緑色のエネルギーを収束させていたが不発に終わった。
2016年2月頃のひらかたパークのヒーローショーでは基本形態で発動、ロビン魂のオメガストライクと同時発射し、斧眼魔を倒した。
- オメガファング
鎌モード必殺技。
ツタンカーメン魂の場合は三角錐状の物体を投射して相手を内部に封じ込め爆散させる。
第10話で基本形態が使用した際は刃にエネルギーを集積して直接斬撃を行った。
商品化
「グーパー拳銃 DXガンガンハンド」という商標で2015年11月7日一般発売。
スペクターゴーストアイコン付属。
銃モードからロッドモードに戻す(手を開く)際に「ナンデヤネン」と謎の音声が鳴る。
上記の通り銃/鎌モードがグー、ロッドモードがパーに相当するため拳(グー)で殴る事は無い。
余談
- そのデザインが自撮り棒に見えるとの声も。
- 無改造で合体できるゴーストガジェットはコブラケータイのみ。
関連タグ
ドッガハンマー:眼の意匠がある右手を模した打撃武器の先輩。
ガンガンキャッチャー:ガンガンハンドのリデコ。こちらはゴーストガジェット接続端子の代わりに眼魂スロットを装備
2号ライダー武器