「お前は間違ってはいない…。お前は正しいのだ…」
データ
概要
第3話『必中!正義の弓矢!』に登場した眼魔。眼魔アサルトが斧と融合した事で誕生した。
粗暴かつ残忍な性格の持ち主で、ジャーナリストの白瀬マリの義賊行為を煽り、彼女の命と引き換えにロビンのパーカーゴーストの召喚を目論んだほか、彼女の潜伏先を突き止め捕まった御成を殺害しようとしていた。
能力として斧を生成する能力を持ち、肉弾戦や遠距離から投与した戦法を得意としている。近距離でも腹部から突き出た馬型の斧で攻撃する事が可能。バリアも生成でき、攻防揃えて一切の隙がない。
ただし斧を投擲する際に斧の通り道としてバリアに穴が開き隙が生じてしまう弱点があり、月村アカリが開発した眼魔を可視化する薬品:「不知火」のおかげで斧眼魔を認識できた御成にその事を見破られ、最後は彼のアドバイスを元にその部分へと放たれたロビン魂の『オメガストライク』を受け爆散した。
眼魔スペリオル・斧
「ここをウロチョロされると、困るのですが」
第29話「再臨!脱出王の試練!」と第30話「永遠!心の叫び!」に登場。イゴールが斧眼魔の力を秘めた変身用の眼魔眼魂をプロトメガウルオウダーに装填する事によって変身した姿。眼魔眼魂の絵柄の色はナイフ眼魔の変身用眼魔眼魂の絵柄の色よりは薄い赤色。斧眼魔と同様にバリアを展開したり斧を投げて攻撃することもできる。
ちなみに、イゴールはこの状態でアカリから二度目の平手打ちをお見舞いされた。
偉人モチーフ
モチーフは非常に解釈が分かれており、他の眼魔のように有力となる説はない。
ファンの間で囁かれている説は以下の通り。
- スロバキアに実在した盗賊『ユライ・ヤーノシーク』説。
- しばしば彼はスロバキアのロビンフッドと称される。
- ステンドグラスでは馬に跨り、斧を持った姿で描かれており、斧眼魔の特徴にも合う。
- ロビンフッドの相棒である『リトル・ジョン』説。
- 島本和彦先生が実況ツイートで赤い髪に触れる際にリトル・ジョンの名前を出しており、これがヒントになっているというもの。
- ただし、斧に関する明確な逸話はない上に、西部劇風の身なりとは噛み合わない。
- ネイティブアメリカンの戦士『ジェロニモ』説。
- ロビンフッド同様のレジスタンスとしての属性を持ち、西部劇風の身なりから一番連想されやすい人物である。加えて斧眼魔の持つ斧はネイティブアメリカンが使っていたトマホークである為、最有力候補と見なされやすい。
- 西部開拓時代のアウトロー『ヘンリー・ベリー・ローリー』説。
- 西部劇風の身なりをしており、レジスタンスとしての属性を持っていることから挙がっている説。彼はインディアン・ロビン・フッドと呼ばれていた事も理由の一つに挙がっている。
余談
白瀬マリを演じた滝裕可里は以前にも何作か特撮作品に出演している(『仮面ライダーW_RETURNS』の葛木葵役、『ウルトラマンギンガS』の杉田アリサ役、『宇宙刑事ギャバンTHEMOVIE』の河井衣月役)。そして2年後の平成二期第九作で主要人物を演じ、ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズの両方でレギュラーを務めた俳優の1人となった。
演者の桐本氏は同時期にニチアサで放映されているワールドトリガーにて城戸正宗役で出演しているほか、仮面ライダーシリーズへの出演は『仮面ライダーディケイド ファイナルステージ』のアポロガイスト役以来となる。
関連リンク
サソリジェロニモ:上記にあるモチーフの有力説となっているジェロニモをモチーフにしたライダー怪人。