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翠星のガルガンティア用語集の編集履歴

2013-07-04 23:13:07 バージョン

翠星のガルガンティア用語集

すいせいのがるがんてぃあようごしゅう

アニメ『翠星のガルガンティア』に登場する用語解説。

概要

テレビアニメ翠星のガルガンティア』の作中に登場する用語を解説する。

ネタバレ記事も含まれるため、閲覧は要注意

  • アヴァロン : 人類銀河同盟の拠点。人類理想郷と謳われている。
  • 雷の巨人(いかずちのきょじん) : クーゲル船団で呼ばれているマシンキャリバーのこと。神の使者として崇められている。
  • イボルバー : 旧文明時代に形成された勢力・自発進化推進派のこと。宇宙開拓において人類を宇宙環境に適応できるように人工的に進化を施そうと研究実験を繰り返し、ライアン・マツモトによる人体実験で成功。これがクジライカとなった。これを認めないコンチネンタル・ユニオンとの対立の末に戦争となり、宇宙進出でクジライカをさらに進化させ、それがヒディアーズと呼ばれた。コンチネンタル・ユニオンのワームホールを接収して自分たちも宇宙への勢力拡大を図った。このイボルバーの本拠地の施設が後に海底遺跡となった。

  • 海賊(かいぞく) : 他の船舶や船団を攻撃や脅しで襲撃し、物資や人を略奪する人々。船団を組んだり、水上バイクやカイトも使って、大型船団も襲う。
  • カイト : 本編地球での航空技術は後退しており、カイトは数少ない航空機である。グライダーのように滑空で飛行するのが基本。一人乗り用の簡単な作りのタイプや、高速艇からワイヤーに引っ張られて飛行するタイプ、ウィンドサーフィンの帆を主翼に変化させて飛行するタイプと色々ある。
  • 海底遺跡(かいていいせき) : 霧の海の海底に存在する旧文明時代の建造物。もとはイボルバーの本拠地の研究施設。遺跡の真上の海上には、コンビナートのような施設があり、遺跡と直結している。ここには当時の遺物が存在するが、クジライカの巣窟と化しており、遺物を狙ったピニオンの兄はクジライカの犠牲となった。
  • ガルガンティア船団 : 船団の一つ。人口は数万で、大きさは先端から後端まで約4㎞。船団中央に数百mの高さのクレーンタワーがある農場船・ガルガンティア号があり、船団の指揮を取るオケアノス号が船団の陣頭にあり、その他に工場船や居住船・工業船・修理船、個別所有船などで構成されている。各船には船主がおり、その船主による連合も船団の運営に関わり、とくに大きな船の船主は船団の幹部となっている。住民には多種多様な職業があり、貨幣経済が成り立っている。船団の場所によっては普通の人は訪れない怪しい雰囲気の区画も存在する。
  • 旧文明時代(きゅうぶんめいじだい) : 本編よりも遙かに昔の時代の地球。太陽活動の萎縮によって第5期氷河期が訪れ、地球規模の寒冷化が進み、人類は生存のために宇宙開拓を進めていたが、コンチネンタル・ユニオンとイボルバーの宇宙進出を巡る方針から対立し、戦争状態に陥った。当時の科学技術は本編の時代よりも遥かに高度な水準で、当時のものが海底に沈んでおり、本編の時代の人々はサルベージして生活の糧にしている。本編の時代の人々にとっては当時の情報は神話伝説のような形で伝えられている。
  • 霧の海(きりのうみ) : 常にがたちこめた海底遺跡のある海域でクジライカ以外の生物は生息していない。
  • 銀河道(ぎんがみち) : ヒカリムシが集合した海流。夜になると青白く光る。電気を帯びるため、船団の電力供給源となっており。船団は銀河道に沿って移動する。
  • クーゲル船団クーゲルが地球で率いる船団。クーゲルによって秩序が与えられて形成し、大規模な船団に成長。乗組員は額に印が描かれ、人類銀河同盟と同じ思想の下で生活・行動し、クーゲルを教祖のように、ストライカーを神の使者として崇めており、宗教化の様相となっている。通貨は存在せず、労働に応じた配給制で、老人や身体的弱者などの社会不適合者は海に処分される。クーゲルにとっては第二のアヴァロンであり、人類銀河同盟を地球において再現している。
  • クジライカ : 作中地球でのにおけるイカに似た最強生物。数mから数十mの大きさになり、青い複数の目を持つ。人々からは神聖視され、人間から攻撃をしなければ危害を加えぜず、攻撃すれば凶暴化する。その正体は宇宙に進出する前のヒディアーズの生き残りで、進化せずに旧文明時代の海底遺跡で繁殖していた。
  • 護衛船(ごえいせん) : 船団を海賊や外敵から守るための軍艦。大型なら主砲を何基も備え、哨戒艇のような小型は小回りが利き機関砲を備えている。
  • 五賢人(ごけんじん) : ガルガンティア船団の幹部一員であり、船団で最も物知りと言われる5人。オルダムもその一人。
  • 金色の鍵(こんじきのかぎ) : 歴代のガルガンティア船団長に受け継がれてきた、「天の梯子」の制御キー。その使用は船団長と五賢人の判断に委ねられている。
  • コンチネンタル・ユニオン : 旧文明時代に組まれた国家勢力。軌道エレベーター恒星間宇宙船などで宇宙開拓を進めていたが、イボルバーの計画を非難・迫害してイボルバーと対立し、国連決議を待たずして戦争に踏み切った。ワームホールの開発を成功させ、宇宙へ進出。この勢力が後の人類銀河同盟となった。

  • 「魚を取ってきた者には真水を与える」 : 作中地球での言葉。船で暮らす地球人が互いにない物を補い合って助け合うことを表した、ことわざのようなもの。
  • サルベージ : 地球人の多くが営んでいる職業。海底に沈没した旧文明の遺産を引き上げる職業で、その遺産を修理し使えるようにすることで生活基盤の道具となり、売買されることで経済基盤にもなっている。
  • 昇雷(しょうらい) : ヒカリムシが過剰発電した電気を上空に放出する時に起こるのような現象。
  • 人類銀河同盟(じんるいぎんがどうめい) : 氷河期となった地球から宇宙に進出した人類の統一組織。地球からかなり離れたアヴァロンを拠点にし、同盟市民人口は約4億7千万人。創設以来ヒディアーズとの戦いを続けており、ヒディアーズ殲滅を同盟の行動目的としている。兵役制の軍隊があり、軍務活動が一定時間に達するとアヴァロンでの限定市民権と滞在活動権利が与えられる。通貨は存在しない配給制で、酸素も配給され、食料は必要栄養素のパッケージングされた流動食。娯楽はなく、職務以外の時間は戦闘シュミレーションと睡眠啓発学習に割かれる。子供は普通に男女の性交による妊娠と出産を経るが、出産後は隔離と集団生活をするため、家族や兄弟などの血縁集団はない。科学的合理性と効率性重視による社会体制において人間は社会構成の部品に等しく、身体的弱者は非効率的として淘汰される。同盟内ではヒディアーズの誕生と戦争の経緯に関する情報は極秘機密にされ、一部の人間しか知らない。
  • 人類支援啓蒙(じんるいしえんけいもう)レギュレーョンシステム : ストライカーが地球で独自の結論を導き出し、クーゲル船団を支配した自身のシステムの自称。別称として自らを「」と称した。
  • ストライカー個別記事参照
  • 船団(せんだん) : 海しかない世界であるため、人々は船に乗ってしか生きられず、集団化すると複数の船舶を連結器で連結し、隊列を組んで船団を形成。大きいものでは一つの都市となる。船団からの離脱には船団長の承認が必要で、連結や離船承認の履歴書がない場合は海賊扱いされる。

  • チェインバー個別記事参照
  • 地球(ちきゅう) : 宇宙に脱出せず地球に残った人類によって太陽活動を復活させ、氷河期を終わらせ、その代償として地球全体が水没して海に覆われている。陸地はかつて山頂だった部分がわずかに残る程度で、人類は海面で船に乗って生活し、クジライカは海中で住み分け、両者は共存共栄を歩んでいる。気候は全域が熱帯化しており、雨は貴重な水源として有難いものとされている。人類銀河同盟では地球の氷河期が終わったことを知らずにいる。
  • 電磁兵器(でんじへいき) : 海底遺跡から発掘し使えるよう修理した兵器ピニオンたちはこれで海賊を追い払ったり、レドの援護に使った。
  • 天の梯子(てんのはしご) : ガルガンティア船団の中央に位置する農業船・ガルガンティア号にそびえ立つクレーンタワー。その正体は旧文明時代のマスドライバーキャノンで、船団の秘密兵器となっている超大型大砲。船団長と五賢人の判断によって使用され、金色の鍵によって起動される。高速発射を応用して砲弾となった廃棄船を発射し、遠距離の目標に精密な標準で命中させることができる。リジットとオルダムの決断で、装置の封印が解かれ、クーゲル船団を攻撃した。操作機の画面には旧文明時代の文字で「Orbital Mass driver system GRGANTIA」と表示された。

  • (なぎ) : 風力も船の動力の一つであるため、風がなくなると船は動かなくなり、一旦銀河道から逸れて船団の電気を止め、整備工によって様々なメンテナンスが行われ、それ以外の要員は休日状態になる。
  • 波乗り(なみのり)ロブスター : 大海賊・ラケージが操る大型戦闘用ユンボロ。赤い塗装でロブスターのような外見で、潜水も可能で、大きなハサミで重いものも持ち上げ、機関砲で攻撃できる。ジェットエンジンも持ち合わせ、専用ボートに乗って高速移動ができ、「波乗り」の異名の由来になっている。

  • パイロット支援啓発(しえんけいはつ)インターフェイスシステム : マシンキャリバーに搭載されたパイロットをサポートするための人工知能。自立的な起動と思考、会話による支援・育成、戦闘シュミレート、パイロットの冷凍睡眠も可能な恒常性維持、推論エンジンによる翻訳機能など様々な機能を持っている。
  • 光の帳(ひかりのとばり) : ヒカリムシが大量の放電を起こし、オーロラのような光を生み出す現象。
  • ヒカリムシ : 電磁波を吸収して発電と発光をする微生物。実際は旧文明時代のナノマシンの一種。銀河道を形成して、船団の電気供給源となっている。
  • ヒディアーズ個別記事参照
  • 氷河期(ひょうがき) : 太陽活動の萎縮によって旧文明時代に訪れた第5期氷河期で、これにより人類文明の生存が危ぶまれ、宇宙進出、人工的進化、地球残留などと人類は各々で生存の道を選んだ。

  • マシンキャリバー : 人類銀河同盟における対ヒディアーズ人型機動殲滅兵器の総称で、いわゆる二足歩行ロボット。チェインバーとストライカーがこれにあたる。搭乗者をサポートするために、会話型支援A.I「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」を搭載している。頭部からフローターと呼ばれる球体の重力磁場を発生させ、飛行ができる。両腿には穴・量子インテークがあり、そこから空間中の全ての物質を吸収し、エネルギーに変換するため、半永久的に稼働できる。ディフレクタービームやバリア、主砲ビームなどを標準兵装し、限定解除で一時的にパワーアップできる。
  • めぐり銀河(ぎんが) :銀河道同士が交わるとヒカリムシの群れが輪状態になる現象。その中で魚が留まるため、魚場となる。

  • ユンボロ : 地球の人型機械の総称。「ユンボロイド」の略で、いわゆるロボット。旧文明時代と比べて科学技術は大きく後退したが、ロボット技術は高い水準を保っている。基本は有人の搭乗型で、用途別で形状や大きさに様々なタイプがあり、基本は作業用。戦闘目的や海賊用など特化したユンボロも存在する。地球人はチェインバーもユンボロの一種と思っている。

  • 連結器(れんけつき) : 船同士を連結する機械で、これによって船を連結して船団が組まれ、連結器によっては架橋がついている。

  • ワームホール : 旧文明時代にコンチネンタル・ユニオンが開発したワープ装置。これによって恒星間移動が可能となったが、対立していたイボルバーを地球に足止めするため自爆装置が備えられており、イボルバーは勢力拡大のためにワームホールの接収を図った。

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