曖昧さ回避
間宮の姓をもつ人物・キャラクター
- 小説『時をかける少女』の登場人物。 → 間宮千昭
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の登場人物。 → 間宮菜月
- 日本の女性声優。 → 間宮くるみ
- 漫画『緋弾のアリアAA』の登場人物。 → 間宮あかり 等
- ゲーム『素晴らしき日々』の登場人物。 → 間宮卓司・間宮羽咲・間宮琴美
- ライトノベル『セイバーマリオネットJ』の登場人物。 → 間宮小樽
- 『ひぐらしのなく頃に』の登場人物。 → 間宮リナ
- 押切蓮介氏の漫画『悪霊ドリル』の登場人物。 → 間宮和夫
- 『仮面ライダーカブト』の登場人物。 → 間宮麗奈
- 漫画『君と僕。』の登場人物。 → 間宮杏子
- ライトノベル『えむえむっ!』の登場人物。 → 間宮由美
- 漫画『ホイッスル!』の登場人物。 → 間宮茂
- ゲーム『スウィートホーム』の登場人物。 → 間宮夫人
- ゲーム『逆転裁判』の登場人物。 → 間宮由美子
- ゲーム『流行り神』の登場人物。 → 間宮ゆうか
- 漫画『空手小公子小日向海流』の登場人物。 → 間宮聖二・間宮貴一
- ゲーム『野々村病院の人々』の登場人物。 → 間宮千里
- ゲーム『記憶少女THE_END』の登場人物。 → 間宮哀美
- 『ガリレオシリーズ』の登場人物。 → 間宮慎太郎(ドラマ版では間宮昌明)
- 漫画『魔法少女おりこ☆マギカ』の登場人物。 → 間宮えりか
本項では艦隊これくしょんの登場人物について解説する。
概要
日本海軍の給糧艦「間宮」をモチーフにしたサブキャラクター。編成画面で消費アイテムである『給糧艦「間宮」』を使用すると登場し、選択した艦隊に所属している艦娘全員の疲労度を回復してくれる。
疲労度は同じ艦娘を連続で出撃させていると蓄積していき、ある程度(期間→補給→即出撃のペースで大体2回ほど)溜まると疲労状態になりオレンジや赤の顔マークが現れる。
この状態で出撃すると命中や回避が下がったり、轟沈する可能性が高まったりといったリスクがあり、普通に回復する手段は基本的には時間経過による自然回復のみとなるので、それを瞬時に回復してくれるのはなかなか便利。場合によっては自然回復では発生しない絶好調状態(艦娘のアイコンがキラキラした状態)になることもある。また、本来疲労状態を表すゲージには表示されないレベルのわずかな疲労状態を察知するためにも利用されている(通称「間宮ゲージ」)。
1分1秒でも時間が惜しい提督には重宝される反面、のんびりプレイしている提督には無用の長物となり、提督のプレイスタイルによって必要度が変わってくるお方である。
疲労状態の艦娘がいる状態で編成画面の「給×○」と書いてあるところを押すと使用できるのだが、押すと使用するかの確認なく即座に使用してしまう。そのため使うつもりはなかったのに間違って使ってしまったという提督もちらほら。
そんな声に対してはだいぶ遅くなったが、2013/10/23のメンテナンスで使用時の確認画面が追加実装された。
容姿
割烹着に赤いリボンとヘアピンが特徴の朗らかな雰囲気の女性で、何気に結構な巨乳でもある。以前はアイテムを使用しても一瞬しか姿を拝めなかったが、現在では先述のアップデートによる確認画面でその姿を見る事が出来るようになっている。右手にはアイス、左手には様々なお菓子が入ったバスケットを持ち、特に「間宮羊羹」なる羊羹が目を引く。これらのお菓子をふるまうことで艦娘の疲れを癒しているらしい。
あと、背中のクレーンにはなぜかこんにゃくのようなものが引っ掛かっている。おそらく元ネタの給糧艦「間宮」が艦内でこんにゃくを作れたためか。ちなみにこんにゃくだけでなくアイス、最中、饅頭などの甘味は勿論、豆腐も製造できた(機材だけでなく、各専門の職人が軍属として働いていた)。
ちなみに艦内には当然冷蔵庫もあったが家畜の飼育スペースもあり、ある程度の畜産は生きたまま載積し現地で屠殺、解体されたらしい。
前述のように特定のアイテムを使用しないと登場しないキャラクターであるため、必ずお目にかかる羅針盤娘や任務娘等に比べると認知度は低い。
給糧艦「間宮」
元々八八艦隊計画内で能登呂型給油艦の1艦として予算が成立していたが、海軍の強い要望で連合艦隊随伴用の給糧艦として、その予算で建造された。
艦内には18000人分の3週間分と言う大量の食料を輸送可能な巨大冷蔵庫と上記のような加工食品の生産設備を持ち、艦隊は勿論、戦時には戦地への食料補給も期待され、実際に修理・整備といった入渠期間中以外は戦前唯一の日本海軍給糧艦だった(次に建造された糧食艦「伊良湖」の竣工は開戦3日前の1941年(昭和16年)12月5日。当時の軍上層部は情報戦と兵站の重要さををかなり嘗めていた)こともあり、連合艦隊の付属として出ずっぱりで大活躍した。
ちなみに入港すると新鮮な食料が各艦に補給されるため、姿が見えれば「間宮がきた」と歓声が上がるほど人気も高かった。また当然沈没すれば前線の将兵の士気に多大な影響を与えることから、自衛用の14センチ砲を二門備えていたほか、駆逐艦も厳重に護衛を行ったとされる。
1944年(昭和19年)12月20日、サイゴンからマニラ方面へ糧食輸送に従事中に海南島東方の南シナ海でアメリカ潜水艦「シーライオン」(過去に金剛も沈めている)の雷撃を受けて戦没。ただでさえ希少かつ重要な給糧艦が撃沈されたことに加え、年末年始の祝い時間近なこともあり、数多の将兵がその報告に絶望したと思われる。
また間宮に限らず、伊良湖など多くの給糧艦が1944年代に沈没・航行不能となっている。かの水木しげるが体験したような、飢餓と痛みと恐怖に耐え続ける終戦前の悲哀の先触れともいえるできごとといえよう。