概要
ヨスガシティの端にある教会のような建物。入口の屋根には神話上のポケモンをかたどったと思われるレリーフがある。
建物の最奥にはテンガン山の頂上で何かが光り、空が大きく振動している様子を描いたと思われる謎の絵が飾られている。
ポケモンのハードがニンテンドーDSになったことで、表現力が格段に向上したため、街の豪華さを表す一環として設置されたものと考えられられる。
しかし、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』およびリメイク版の『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では一切イベントが存在せず、入るとBGMがなくなり、中にいる人物もどこか宗教的、哲学的な話をするため、もりのようかんとはまた違った意味でホラースポット扱いされていた。
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シリーズのネタバレ注意!!
しかし、『Pokémon LEGENDS アルセウス』にて実はこの教会にあった絵が非常に大きな意味を持っている可能性が浮上する。
というのも、この時代のテンガン山の頂上には時空の裂け目と呼ばれる空に不安定な空間が広がっており、物語の終盤には“シンオウさま”としてあがめられていた2体のポケモンが現れたことで、空全体が昼も夜も無くなってしまう異常事態が発生してしまう。
それを空から来た異邦人がテンガン山の頂上にあるシンオウ神殿で、あかいくさりと特別なモンスターボールを使って彼らを(神殿がやりのはしらと呼ばれる残骸になる程の)激しい戦いの末鎮めたのだが、その様子をコトブキムラから見ていた当時のギンガ団の建築隊隊長:サザンカが「時空の裂け目が忘れ去られても、未来に生きる人間がこの絵を観て何か思えばいいな」と、この出来事を絵で表現したのだった。
完成したこの絵がどのようなものかは作中で見ることはできないが、少なくともテンガン山に現れた2体のポケモンが起こした現象と教会の絵は状況が非常に合致しているのは確かであり、ファンからは十数年越しの伏線が回収されたと話題になった(なお、この絵画に纏わるエピソードが『ダイヤモンド・パール』制作当時から構想されていたものだったのか、本作を制作するにあたって新たに追加された設定なのかは不明である)。