かれほま
はつへんしんしっぱいぐみ
水無月かれん/キュアアクアと輝木ほまれ/キュアエトワールとは、それぞれ青キュアと黄キュアでイメージカラーは異なっているが、キャラクターデザインがともに川村敏江であり、それぞれの所属プリキュアチームの初期メンバーで最後に覚醒する。方向性はかなり違うが、2人とも中学生離れした大人びた雰囲気の持ち主であるというのも共通である。
……といった点よりも、この2人といえば、
「プリキュアへの覚醒を目前にしながら、初変身を失敗した」
ということが共通点であり、『HUGっと!プリキュア』第4話の展開を見て、年来のプリキュアシリーズのファンであればかれんを思い出した人は多かったことだろう。
プリキュアシリーズで実に11年ぶり、2人目の出来事であった。
(強いて言えば5年前の万能生徒会長が妖精からプリキュアに選ばれながらも、変身方法をきちんと説明されなかったために我流のポーズで変身を試み、失敗したことがある。ただし彼女はこの回にちゃんと変身を果たした)
ただし変身失敗の理由はそれぞれ異なっている。
かれんは「結局は私がやらなきゃダメみたいね……」という仕方なしの義務感で臨もうとして、プリキュアとしての資格を否認されてしまった。それに対してほまれは過去にフィギュアスケート選手としてジャンプに失敗したトラウマを克服できなかったばかりに、目の前のミライクリスタルを掴み損ねた結果である。
かれんがキュアアクアに覚醒する鍵は「みんなを守りたい、助けたい」という気持ちであった。そして覚醒を果たしてプリキュア5の頼れるメンバーとなった。
ほまれはそのトラウマをチャラリートに付け込まれ、なんと彼女のトゲパワワを敵怪物・オシマイダーの召喚に利用されるまでだった。これを通してさらにトラウマを抉られる辛酸を嘗めたが、諦めずに戦うキュアエールとキュアアンジュの姿に動かされ、自分か逃げないことを決意。ついにキュアエトワールへの覚醒を果たすことになった。