概要
ごろごろは、さまざまな意味をもつ日本語オノマトペの一つ。擬音語、擬態語。
- (1) 擬音語としての語義
(a) 雷のとどろき響く音(雷鳴)。また、それに似た音。(※1,2)
(b) 大きい物や重い物(大きな球や重い車輪など)がゆっくりと転がるさま。また、その音。石臼を回すさま。また、その音。(※1,2:参考)
なお、これらに対して、軽い物の場合は「ころころ」と表現するのが通常。
ただし、軽い物でも激しく回転するなどしている場合は、その激しさをもって「ころころ」とは表現しがたく、「ごろごろ」が選択される。「関連イラスト」節でも例示しているので参照のこと。
(c) 猫などが喉を鳴らす声。また、それに似た音。(※1,2)
(d) あちこちに、物が雑然と、または無造作に転がっているさま。(※1,2)
- (2) 擬態語としての語義
(a) ありふれた存在や物事であるさま。(※1,2:参考)
(b) 何もしないで、暇をもてあましているさま。(※1,2)
(c) 角ばっていたり違和感があったりして、滑らかでないさま。眼や腹の中に異物のあるさま。(※1,2)
表記揺れ・類義語
関連イラスト
- (1a) 雷鳴の「ごろごろ」など
- (1b) 大きい物や重い物などが転がる「ごろごろ」など
- (1c) 猫が喉を鳴らす「ごろごろ」など
- (1d) 散らかり放題な「ごろごろ」
- (2a) 少しも珍しくない存在や出来事の「ごろごろ」
- (2c) 違和感や異物感がある「ごろごろ」
脚注
※1 「ごろごろ」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※2 「ごろごろ」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』