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概要編集

2024年5月26日放送のNHK大河ドラマ光る君へ』のパワーワードである。


花山法皇に矢を射かけ、藤原詮子を呪詛したことにより、謀反の罪に問われた中宮・藤原定子はみずから髪を落とし、藤原伊周隆家兄弟はそれぞれ大宰府、出雲に流され中関白家が没落していく有様が描かれた直後、OPに出演者の名前が流れていく。


そのなかで異彩を放ったのが

  

 オウムの声

  種﨑敦美    というパワーワードである。


いったい、どのような形であの人気女性声優が出演するのか、視聴者がかたずをのんで見守るなか

番組終了間際、松下洸平演じる周明に抱かれたオウムが

  「ニーハオ」と一言発し、次回予告にも姿を見せたのだった。


続く2024年6月2日放送にも登場、

セリフが前回よりも多いうえ、朝廷に献上品の一つとして贈られ、

よくしゃべるオウムに高官たちが興味を示して驚くシーンが挿入された。


そもそもNHK大河ドラマで動物を小道具で出演させることは珍しくはなく

オウムやインコの声に人間の声をアテさせることは珍しい話ではない。

もっとも有名なのは、2004年『新選組!』で山口智充が演じるオウムが

粛清直前の芹沢鴨(演:佐藤浩市)に

  「おまえ、死ぬで」と言い放って芹沢を怒らせるシーンである。

しかし、この有名なシーンを演じた山口智充がOPで

 オウムの声

  山口智充

とコールされることはなかった。山口は主要人物のひとり・永倉新八を演じていたからである。


だからこそ、オウムの声 種﨑敦美 は

より異色で、より大きな反響を視聴者に感じさせることとなった。


また、6月23日放送にもオウムが登場するが、


この回でのオウムの声は種﨑女史ではなく、同じく声優の山村響女史が演じている。

(種﨑女史の体調不良で代役)


ロバート秋山が演じる藤原実資の屋敷で、帝を「批難すべし」と連呼する実資に


「スベシ」と一言発する。


更に、6月30日放送にも登場。

声優も種﨑女史が復帰した。


道長の長女・藤原彰子が入内(じゅだい)することを「ないな」と言い、続けて「ないない」言う実資に対して


「ナイナイ」と一言発する。


7月14日の放送にも登場。

声優は山村女史が演じた。


入内した彰子に詩を読む事を頼まれるも、それを拒む実資の「先例もない」の言葉に対し


「センレイ」と発した。


ちなみに、種﨑女史と代役の山村女史は同じ事務所・東京俳優生活協同組合(俳協)所属の声優である。(また俳協移籍前に所属してた前事務所からの付き合いでもある。ちなみに、前事務所の名前は「トリトリオフィス」である。鳥だけに。)




関連タグ編集

NHK 大河ドラマ 光る君へ 種﨑敦美 山村響

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