概要
2024年度NHK大河ドラマ『光る君へ』第42話の名セリフである。
朝廷の最高権力者たる藤原道長の重病に政敵である三条天皇でさえ困惑を隠さないでいるなか、道長の重病を喜ぶ怪文書の噂が広まり、名を連ねさせられた貴族たちにも動揺が走った。
噂は病床に臥す道長の耳にも入り、憔悴し動揺した道長もまひろに
「だれも信用することができぬ、俺さえも」
「俺が死ねば帝(三条天皇)も喜ぶ」と弱音を漏らす。
すっかり気弱になった道長を、『源氏物語』を書き終えたまひろも責めはせず
「私との約束は、お忘れくださいませ」と優しく声をかけるが、生気を取り戻しつつある道長は
「おまえとの約束を忘れれば、俺の命は終わる」と応じる。
道長と会うことで逆に生きる道を失ったことを悟ったまひろは
「この世に、私の役目はもうありませぬ」と答えるまひろに、
道長は涙をこらえながら
「おまえは・・・俺より先に死んではならぬ」と応じる。
道長が生きる気力を取り戻し、朝廷に復帰した同じころ、
まひろも光源氏亡くなりし後の最後の物語『宇治十帖』の筆を執りはじめる。
これらの道長とまひろのやり取りに、
- 「関白宣言」キターッ
- 「関白宣言」ならぬ「左大臣宣言」
- 道長くん、きみは左大臣でしょ
- 「(御堂)関白宣言」
などのツッコミが続出する事態となり、感動的な名シーン、名セリフがたちまち迷シーン、迷セリフに変換される事態となってしまった。