ファイアーエムブレム暁の女神第一部9章「闇よりの生還者」の舞台となる、デイン王国王都ネヴァザ近郊の森に付けられた通称。
ストーリー
デイン王国解放軍がベグニオン帝国駐留軍を降伏寸前にまで追い詰めた夜、前夜祭の喧騒を抜けた軍の副将兼総司令官たる暁の巫女ミカヤは疲れからか眠りに落ちかける。
そこへ駐留軍将軍ジェルド自ら率いる暗殺部隊が急襲。このままでは彼女は殺されてしまう!
ジェルドの刃がミカヤを襲おうとした時、一人の人物が彼女をかばうように突如現れた。
___その人物は自分は漆黒の騎士であると名乗り、戦いが始まる。
愚かな…では、くるがいい。
概要
要は、ラスボス級に強い漆黒の騎士がプレイヤーユニットとして使えるマップである。
漆黒の騎士は女神の加護が失われていたことがのちに判明するが、さりとてパラメータでは一切の衰えも見せておらず、このマップの敵も誰一人として彼のHPを削れるだけのパラメータなど持ちあわせてはいない。
むしろ奥義「月光」が専用化されたためにパワーアップを果たしている。エタルド装備で月光が発動したら最期、(仕様上は残りHP以上のダメージは表示されないのでわかりにくいが、)計算上はダメージ208ポイントが確定する。
パラメータの甚だしいインフレが取り沙汰されるさしもの暁の女神でもHPは60程度(竜鱗族のみ70程度)で頭打ちになるというのにである。オーバーキルどころの騒ぎではない。
ただし見切りスキル(ないし見切りの機能を含有するスキル)を持つユニットは例外であり、当該ユニット相手に奥義は発動しないが、仮に見切り(機能)がなかったとすると、条件を満たさない限り無限復活があるアスタルテ以外は耐えきれない。
まさに「しっこく無双」が「本編ゲーム上」で「プレイヤーの手」で再現できるのである。
しかしミカヤが担げない(本人が拒否する)という仕様上の制限があるため、気を付けないと簡単にミカヤがやられてゲームオーバーになる。もっとも担げてしまったら本当の無双プレイになってしまいゲームにならないので、しょうがないっちゃあしょうがない。
名前の由来は前作のしっこくハウス+同じ任天堂の「どうぶつの森」との引っ掛け、と思われる。実際に混ぜたやっつけイラストがこれである。
ちなみに漆黒の騎士は次章・終章にもプレイヤーユニットとして登場し、無双してくれる。
ただしこれをやると味方に経験値を与えられなくなるため、自重するのが大抵のお約束となっている。
もっとも、敵として出る際にパラメーターはリセットされるので、そういった点では安心か。
ただこのシナリオでは出撃は自由になっているが2周目では彼を出撃させないと特殊EDの条件は満たせない。
余談
「ファイアーエムブレム」と同じくインテリジェントシステムズ開発の「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」の「ゲームボーイウォーズアドバンス1」には、「決着!シッコクノモリ」なるキャンペーンモード専用のマップが存在する。
普通にキャンペーンモードを進めた時における最終マップで(特殊な条件を達成すると、次に本当の最終マップが現れる)、敵ショーグンのヘルボウズが「メテオストライク」なる凶悪ブレイク(マップやユニット全体に何らかの影響を及ぼす必殺技みたいなもの)を連発してくる、プレイヤーが無双されるに等しい鬼畜マップになっている。
ちなみに「メテオストライク」とは、空から大型の隕石を落とし、落下地点周囲の全ユニットにHP8のダメージを与えるというブレイク。
そして、「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」に限らず、「ファミコンウォーズ」シリーズのユニット最大HPは10である。おわかりいただけただろうか。